車椅子の王子様「山吹中」 1章

車椅子の王子様 あの日で会わなければ。


  山吹中テニス部には車椅子の少年がいる・・。
  その人の名前は高山春樹。山吹中学2年。
  彼は、壇太一にあうまでレギュラーをあきらめていた。
  1年生のとき彼はまだ歩けた。得意技は、空中ドロップ。
  そう。聖ルドルフの木更津くんと同じ得意技だ。
  入学から半年後・・。
  彼は事故にあって歩けなくなった。そして。1年で獲得した
  レギュラーからは落ちた・・・。
  それ以来、彼はテニスができなくなり存在感も薄いため。  
  マネージャーみたいな存在だろう。
  そして、今年4月・・。
  今年の1年が入学してきた。
  そう。その中には、彼を変えた人壇太一がいたのだ。
  太一はテニス部のマネージャーになった。
  「あっ。壇・・・太一くんだよね?」
  『はいっ!そうです。あなたは高山先輩ですよね?』
  「うん。よろしくね」
  『はっ!はいです。』
  太一はしばらく彼を見つめた。
  彼は、心配そうに尋ねた。
  「なんで、じっと僕を見てるの?」
  『あっ!すいませんです///あの、なんで車椅子に乗ってるです?』
  「1年前の事故で歩けなくなっちゃったんだ・・。」
  『そ!そうなんですか?すいませんです・・・』
  「気にしないで」
  彼は作り笑顔のようににっこり笑った。
  そして夕方・・・。
  『千石先輩っ!』
  「なんだい?壇くん?」
  『あの・・。高山先輩のことなんですが』
  すると、千石は黙り込んだ。
  そして、口にした言葉はこうだ。
  「彼は、1年生のときレギュラーだった」
  と・・・。その、一言だけで千石は立ち去った。
  『高山先輩!』
  「なに?」
  彼は、にっこりと笑いながら太一にかけよる。
  『レギュラーまた目指そうです!』
  彼は、少し黙った・・・。
  「気持ちは、うれしいんだけど・・。」
  『な・・。何でやらないんです?あきらめるんです?もう歩けないからって
   あきらめるんです?そんなの絶対変ですよ・・。絶対・・。』
  太一の目からは大量の涙が零れ落ちた・・。
  「そうだね。歩けないから、テニスやれないって考えたらだめだよね
   でも。あの日から。恐怖心がとれないんだ。歩けたあの日々を
   思い出すとね・・・。」
  『高山先輩!がんばりましょうです!僕も!お手伝いしますから!』
  「ありがとう・・・」

       ここからが彼の苦難の道の始まりだった。

          第1章終わり


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