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蝉が転がる季節となり。忙しない日々に追われてる間に、日が暮れるのが随分早い。この前までもくもくと入道雲が育ち、青空スコーンと突き抜けた暑い夏は、確かにあった気がするのに。祭囃子も花火の音もスイカもお盆も何ひとつ、この季節らしさを味わうことなく私の夏が終わってく。せめて、と思って蚊取り線香なんか超久しぶりに焚いてみた。それも姑のデイケアの送り迎え時に、彼女の歩みに合わせて歩いてる最中に蚊に刺されまくったのがきっかけで。ベ〇プとかいろいろインテリアの邪魔しないオシャレなのがよかったけど、なんだか急に昔から馴染みのあるあの渦巻きが、愛おしく感じて。小箱入りのミニ渦巻きに衝動的に惚れてしまい、即購入。ころっと渦が小さくて、持続時間も控えめで、猫びたいな我が家にぴったりだ。けれども子供の頃の田舎の夏へといざなう除虫菊の香りは、最強で。我が家の隅々余すところなく香ばしく漂い包み込む。独特のあの香りに、妙に癒されるダンナと私。これもひとつのアロマな時間。そうやって、彼女をロングステイに送り出した日の午後、待ちに待った私達夫婦の『遅れてきた夏休み』が始まった。蚊もあの日以来、刺されていない。窓の外ではもう秋の声が響いてる。やっと願いが叶って、秋の終わりまで施設に預かってもらえるのはいいが、だからと言ってやれやれ、と言うわけにもいかず。彼女を送り出す日の前後から既に、山積みのやるべき事に萎えそうになる。主に彼女の持ち物関係。入所の荷造りしたり、次の着替えを用意したり。全部に細かく名前だナンだと書き込まねばならず。自分の子供も育てた事ないのに、小学校入学時、親が必死にお道具箱の小物に書いてたように、油性マジック握り締め持ち物の余白を見つけては、ひたすらひたすら彼女の名前を書き続ける。加えて、不足分の衣類を買い足したり、着なれたボロボロの衣類のほつれを直したり裾上げをしたりゴムを入れ直したり・・・休みなしの毎日。彼女の部屋で驚いたのが、衣類がいつの間にかごっそり捨てられ、まるで使えるものが残ってなかったこと。お気に入りらしきものを僅かに残し、それも肥えてる時の古いものすぎて、棒切れとなった今じゃサイズが全く合わず。もし転倒して体や脳が今の状態にならなかったら、彼女は一体どうやって暮らしてくつもりだった? それとも日頃何も考えてないようで、実はそろそろ向こうの世界にいくつもりで、身辺整理を始めていたとでも???まさかこの人に限って、そんな計画性はない。その場しのぎの行き当たりばったりな人だから、そんな事はありえない・・・結局、何ひとつまともに着られるものがないから、激安衣類や靴を大量購入。私の好みで彼女の老後は染まってく・・・そのくらいの勢いで。中身も見た目も下町のズボラなお爺さんな姑。この際、私の趣味やちょっとしたイタズラ心で、彼女が絶対選ばなさそうなフェミニンなマダム風色味やデザインを加えたりなんかして。それはそれで選んでる時、楽しめた。本人が実際施設で着るのかまではわからないけど・・・ライナスみたいなとこがあり、新しいもの、人から貰ったものに興味なく何十年も前から使ってる時代遅れのや古着屋で買ったよれよれを、毎日でも着たりする謎な人なので〇△□あ。施設には、ショートや今回の入所の度に、私が毎回付き添って行ったからそれ以外の面会なんかもう、絶対行かない。着替えは詰めるが、全部ダンナに持たせて。けどさすがにダンナも、後ろ向き。そりゃ今まであんだけ振り回されれば、誰だって関わるのが嫌になる。今じゃ、ロングステイの後の施設を、すすんで探し始めてるし。もはや私より彼が、疲れきってる。ついでに言うと、施設でも要注意人物っぽくなってる風。やっぱこの姑、専門家の誰から見ても普通じゃない、っぽい。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「台風お見舞い申し上げます。」
2016.08.31
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やはりもう、考えていた以上に事が進んでいる。姑が転倒骨折して手術を受けた主治医から、専門医に診てもらうよう指示されたくらいだから誰の目から見ても、当時から既に変化は見て取れたわけで・・・最新式の検査により、明らかになった彼女の脳の萎縮。それも自律神経を司る大事な部分が特に、悪くなっているのが画像で判る。以前健康番組で、高齢者と20代の人の脳の違いを見たことがある。それ以来の衝撃を、身近な人で感じることになろうとは・・・・・・いやしかし。彼女がこうなってしまったのもすべて、日々の行いのいい加減さのせいである。好きな事しか手を付けず、それ以外はいつだって【人が見てる時だけ】ほんのいっとき【やってるふり】して、とにかく人を舐めてるから。そのツケというか罰というかが、高齢の今になり一気に押し寄せてきたに違いない。「ふたつのうちのどちらか」との専門医から出された答えは、認知症の一種。処方された薬は、初日から効果を見せてはいるが、それでもやっぱり症状のよしあしの波が一日のうち、繰り返しやってくる。特にマイナスの波の時間は、厄介。この時間が長引き、あらゆる世話を何から何までしていると、こちらの時間も体力も運も、すべてを奪われてしまう。他にやるべき事が沢山あるのに、この繰り返しでは、私やダンナが倒れてしまう。そんな想いを汲み取って手を差し伸べてくれた介護にかかわる人達のお蔭で、今また姑は、私の付き添いのもと、例の施設にお泊り中。だから、一週間だけ、自由の身。今日本当に久しぶりに仕事にも専念できた。望んでいたのは、普通の暮らし。それが期間限定でも手に入れられたのは、ものすごく嬉しい。それぐらい平凡な一日が、今はありがたく、愛おしい。施設に再び連れて行った時。建物を見てもスタッフさんの顔を見ても、何ひとつ覚えていなかった。ついこの前の事なのに!!デイを併用しているから混乱するのも仕方ないが、それにしても泊りがけで世話になった事も、すっかり忘れてしまうだなんて、どれだけボケが進んでるんだろう?(怖)もともと喜怒哀楽が薄く、表情が乏しい人ではあったが、ここ最近はほとんど無表情で声にもまるで覇気がない。それでも薬でわずかに好い変化が見られるが、長続きしないのでなんだかなー。この病気の代表的な症状の中には、「家族の顔が判らない」というショッキングなものもある。それが今の時点で、どれだけ理解できてるのか本人にも聞こうにも会話すらまともじゃない(もともと会話下手でもあるし)ところがあるから、調べようがない。次に戻ってきた時、果たして何をどう覚えてるのだろう?リハビリにと送り出した効果は、少しの希望へと変わるのだろうか?★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「某コンビニの幟に、春の訪れ。恵方巻き!ってのがあったんだけど、何事??」
2016.08.06
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