気まぐれ屋。

気まぐれ屋。

2011.02.03
XML
カテゴリ: ヒトコトモノ
春の声を聞く直前に
伯母がまたひとり
空の上へと旅立った。

ある日突然倒れた時すでに
肺がんが末期の症状で
脳にも転移が見つかって
華奢な体が災いして
手術に耐えられないという
厳しい宣告を受けていた。


寝たきりの状態で使い切り
昨日午後、七十数年の人生を
力の限り生きて
そして逝ってしまった。

高校の国語の教師だったA子おばちゃんは、
いつも姿勢を正して“先生らしい”女性だった。

小学校の校長をしていた伯父と共に
遥か遠い某国の日本人学校に赴任した数年間、
なぜだか私と文通をしていた。
血の繋がらない伯母だから
そんなに日頃から付き合いがあったわけでもないのに、

私を見る度いつも「女の子はいいなぁ~」と
羨ましそうに目を細めて言っていたのを思い出す。
帰国した時、私だけにそっと
ゴールドのネックレスをお土産よ、とくれた。

そのネックレスを急に思い出して

母から伯母が、余命3ヶ月だと聞いたのも
虫の知らせだったのかも、と思う。

父が亡くなって母の心が折れた時、
時々励ましてくれてたらしい。
「人間、最後はみんな、1人で死んでいくものよ」

その時、伯母は何かしら自分の寿命を
感じていたのかいないのか。
それはわからないけれど、
凛とした彼女のことだから、
言葉を発する力もなくなり
意識を失ってから最期まできっと
諦めないでしっかりと
自分の人生と向き合っていたに違いない。

のこされた家族のことを思うと、
悔しかったと思うけど…・・・

向こうで私の父も犬のビグ爺さんも待ってます。
どうか心安らかに
明日、無事に向こうへ
旅立ってください。

貴女の優しい笑顔と
教師らしい賢さと
ほんわかとした中にシンのあるあの声は、
いつまでもこの胸にあり
忘れないから。

★  ★  ★  ★  ★
今日のひとこと。「更なる山に道塞がれた。いつになったら心から笑える日が来るの?」





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011.02.04 01:06:04
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ

利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

カレンダー

プロフィール

びー。

びー。

コメント新着

びー。 @ メジャーコード🎸さん、お久しぶりです😊 >町の電器屋さんにエアコンを頼んだ い…
たまたま今日の昼過ぎに町の電器屋さんにエアコンを頼んだメジャーコード@ Re:町の○○さーん!(03/27) お久しぶりですm(__)m びー。さんもご主…
びー。 @ Re[1]: メジャーコードさん📺へ >今回の朝ドラは初めから今日までずっと…
びー。 @ Re[1]:メジャーコードさん🎸へ その壱 お元気そうで何よりです🍀 >びー。さん…
追伸 メジャーコード@ Re:生きる よろこび。(08/22) 今回の朝ドラは初めから今日までずっと面…

© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: