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chapter8
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chapter8「Chance」
戦闘区域を確保する魔法陣が展開されて数分。
レドナとロクサスは橋の中心部へと向かっていた。
中心部の端っこには、川の流れ等を調査する畳4枚ほどの小さい部屋があった。
無論、関係者以外立ち入り禁止。
しかし、魔法陣内ではそれもむなしく、その看板の効果は無となった。
2人はそこに入り、部屋の窓から周囲を見渡す。
と言っても、見渡して見つかるものではないことは理解している。
だが、なにかヒントが得られるかもしれない。
数分、流れ行く川を見渡すが、何も見当たらない。
仕方なく、下に降りて水浸し覚悟で探すしかなかった。
その前にレドナは外に出て、リグティオンを具現化させ、上空に一発砲撃を放った。
橋で待機している真への合図だ。
一発は、深く調査していくから、カエデたちへ確認を、である。
それをみた真は、携帯で、素早く香澄にメールを送る。
魔法陣内同士であれば、携帯も正常に動く。
===============================
title:どう?
from:Sin Takada
こっちは見当たらないって。
今から深く調査するから確認を
===============================
1分経って、香澄から返事が返ってきた。
===============================
title:OK
from:Kasumi Aoyama
OK出たよ。
こっちも見つからないって。
ホテルの地下だし、
範囲が狭いからそっちだろうって
カエデさんが言ってるよ
===============================
それを真が確認すると、次にレドナの携帯にワン切りをした。
確認が取れたという合図だ。
ワン切りであれば、OKが出て見つからない、それ以上だと見つかった、である。
レドナ「やっぱ、橋の下・・・・か」
ワン切りが終った携帯を通し、そこそこに深い川を見ながら、レドナは呟いた。
ロクサス「と、飛び込むしかないっか・・・。
俺、素潜りあんまり得意じゃないなぁ」
不安にかられた呟きをロクサスもする。
予想はしていたが、実際突きつけられると嫌なものだ。
レドナ「俺が潜るから、お前は上からもうちょっと見てろ」
ロクサス「うん、ありがと」
レドナは手すりを使って、橋の下まで行き、途中で深呼吸して飛び込んだ。
バシャンと水しぶきがあがる。
レドナ(案外、川ん中って綺麗なんだな・・・)
目を開ければ、そこまで汚れていても無かった。
夏の中、冷たい水を肌で感じながら、レドナは漆黒の闇へと潜っていった。
水圧で、耳がキンキンなり始める。
一回川底を覗き、すぐさま浮上し、深呼吸をしてを繰り返す。
5、6回したであろうか、ついに問題のものと想われる、ものを見つけた。
それは、漆黒の川底にひとつ、オレンジ色の光を放っていた。
耳の痛さを我慢しながら、潜って、その光を掴んだ。
レドナ(こ、こいつは!?)
その手の中に掴んだ物体、宝石のようなそれを見たレドナは、驚きに目を見開いた。
宝石の正体――敵がほしがる理由を掴んだレドナは、急いで浮上した。
レドナ「はぁ・・・っ!ロクサスッ!!見つけた!!」
勢いよく、レドナは右手に掴んだオレンジ色の宝石を掲げた。
調査部屋から覗いていたロクサスはそれを見て、大声でレドナに返した。
ロクサス「ま、マジか!?すぐにあっちの3人に―――」
途端、空気を振動させる爆発音が鳴り響いた。
場所は橋の中心部、橋のど真ん中を直撃していた。
レドナ「ちっ!?敵か!?」
瞬時にレドナはクロールで、橋の手すりまで辿り着き、駆け上がった。
調査部屋からロクサスも出て、すぐに迎撃に移る。
しかし、巻き起こる爆煙で、全然周囲が見えない。
ロクサス「兄貴!!どうする!?」
声を発し、レドナの居場所を掴むとともに、確認を取る。
レドナ「煙幕が晴れるまで真の反対側に走るぞ!!
火花を頼って付いて来い!」
レドナはグリュンヒルを具現化させ、地面に刃を引きずって、火花を散らした。
赤い火花を頼りに、ロクサスもそれを追った。
2人が爆煙から抜けたと同時に空を見上げた。
そこには、3人の黒いコートを来た奴が立っていた。
ロクサス「黒いコート・・・・イクトゥー!?」
レドナ「ロクサス、煙が晴れたら援護要請の信号を!
時間は俺が稼ぐ!」
おう、と了解したロクサスの声が言い終わる前には、レドナは敵に向かって突っ込んでいた。
レドナ「来いっ!!シルフィーゼッ!!」
宙で、レドナの神下中の制服が弾け、漆黒の黒衣が身を包む。
所々に金と赤のラインをたなびかせる防護服、シルフィーゼを身に付けたレドナはリグティオンを構えた。
先端が割れ、砲撃モードと化する。
しかし、その銃口はイクトゥーではなく、まだ薄っすらただよう煙に向けられた。
レドナ「拡散しろ、バスタァーッ!!!」
トリガーを操作し、リグティオンの先端から魔力ビームが放たれる。
無数に放たれたそれは、煙を瞬時に打ち消し、神下大橋の道路を皹だらけにした。
それを確認したロクサスは、真上に向かって信号弾代わりの炎の魔法攻撃を放った。
赤い炎が上空に上る。
限界まで上がったそれはすぐに燃え尽きたが、反対方向にいる真にもはっきり見えた。
真「・・・・ちょ・・・マジで戦闘かよ・・・・っ!」
驚きと不安で、付近の草むらに隠れながら、真はメールで連絡をした。
===============================
title:援護要請
from:Sin Takada
敵が来た!
すぐにこっちに来てくれ!
===============================
メールを送った真は、振り返り、橋の様子を見た。
向こう側では、まだ人影がうっすら見える程度で、状況は分からなかった。
真「頼む・・・・上手くいってくれ!!」
願うしかできない真は、両手を組んで、必死に目を瞑り、祈る。
一方、橋では。
???「よぉ・・・レドナ、俺たちの探し物、見つけたようだな・・・」
リリアム「見られたからには、消さないと・・・・ひっひっひ」
アギト「それだけじゃなくても、レドナには死んでもらわないといけません・・・」
3人が、レドナを見下げて冷えた声で言う。
2人は、既に戦闘を交えたアギトとリリアム。
もう1人の皮肉った声の男、その手に握られている大槍、レドナには見覚えがあった。
何よりも、フードを取った時の顔に映る一条の傷跡がそれを語った。
レドナ「て・・・てめぇは、あんときの!?」
オローズ「そうさ、俺はオローズ・ガーネット。
昔、お前をラストガーディアンに覚醒させてやった張本人だ!はっはっは!!」
いきなりの強敵に、レドナは動揺を隠せなかった。
決着こそつけられなかった、生きていることも知っていた、しかしこの状況で現れるのは予想外だった。
数年前、あの時は、なんとかラストガーディアンの力の解放でどうにかなった。
しかし今もそれで切り抜けられるだろうか。
リリアム「とりあえず、今は2対3っていう好都合だから、死んでもらうぜぇ!!」
リリアムの後方から4本のロープが高速でこっちに向かってくる。
レドナ「ロクサス!1人ずつ潰していくぞ!」
ロクサス「オッケー!」
左右に別れ、ロープを回避した。
ロープが地面を抉る様が、当たった時の痛さを2人の脳に刻み込んだ。
数十メートル走ったところで、レドナはグリュンヒルを軸に、90度回転した。
先に広範囲攻撃をするリリアムを殺すのが優先であることは、レドナもロクサスも暗黙の承知をしていた。
リリアムを挟んで対に居るロクサスは、魔法物理両共に使える剣、トゥワイスブレードの先端をリリアムに向けた。
ロクサス「行けっ!!コーフィア!!」
先端から、氷の塊が音もなく発射する。
リリアム「ちっ、ガード!!」
ロープをさっと戻し、4本で十字型のシールドを作り、受け止める。
しかし、氷結魔法コーフィアは、そのシールドもろとも凍らせた。
要するに、ロープを重ねたシールドを凍らせ、ロープ攻撃での使用を不可能とさせた。
その隙を突いて、レドナはグリュンヒルで刺突を入れようと、近づいた。
アギト「させない!!」
瞬時、距離の間にアギトが乱入し、大鎌でグリュンヒルを受け止めた。
剣の刃と鎌の刃が擦れあう嫌な音が鳴り響いた。
同時に、一瞬にしてその光景に火花が舞い散る。
大剣と大鎌での鍔迫り合いの中、レドナは仕切りにオローズを確認した。
さっきから上に居て、笑みを浮かべている。
作戦か、それとも、未だにレドナのポケットの中にある宝石を奪うチャンスを狙っているのか―――。
いずれにせよ、まずは目の前のアギトを再起不能まで叩き崩すことが先決である。
アギト「覚えてますか・・・リリアムを切り刻んだ時のこと・・・」
ふいに、アギトが怒り狂った顔でレドナを睨みつけてきた。
アギト「あの後、リリアムは痛い痛いって泣き叫んで、苦しんでました・・・。
だから、僕もお前を同じ目にあわせてやる!!レドナァッ!!」
大鎌を右手だけで構え、左手を引き、魔法攻撃を発動させようとした。
回避しようとし、鍔迫り合いを逃れて、レドナは後ろへ飛翔し、着地した。
瞬間、無数のどす黒い球体の魔力の塊がレドナを襲った。
レドナ「ぐあああぁぁぁぁっ!!!」
咄嗟にグリュンヒルとリグティオンで防ごうとするが、威力はより上回っていた。
爆発が起こり、レドナは思いっきり川に投げ飛ばされた。
川に落ちる、そう思ったときに開いた目は、川から遠ざかっていった。
すぐさま視線を前に向けると、いつのまにか、アギトがシルフィーゼの黒衣の胸ぐらを掴んでいた。
レドナ「っ!?」
アギト「まだ、苦しめ!!」
また、左手からどす黒い球体の魔力の塊が何発も発射された。
至近距離での攻撃に、ただレドナはその攻撃を喰らうしかなかった。
悲痛の声をあげ、レドナは高速で水面に叩きつけられる。
水しぶきが数メートル上がった。
ロクサス「ちょ、あ、兄貴!?」
リリアム「よそみすんなよ!!」
一瞬の隙を突き、エビルロープが氷の塊の状態で一気にロクサスを殴り飛ばす。
咄嗟にトゥワイスブレードを盾にする。
しかし、大剣より防御には不向きなので、それでも数メートル後退させられる。
オローズ「おいおいアギト、ぶっ殺すのは構わない・・・・。
けど、アイツを丸ごと焼くのは勘弁してくれよ、"アレ"を所持ってるんだから
不思議に心配そうに、レドナが叩きつけられ沈んでいった、まだ波紋の残る水面をオローズが見つめる。
叩きつけられ三十秒経った今も、レドナが浮上してくることは無かった。
アギト「オローズ、そろそろ回収に行きますか?」
オローズ「いや、まずはそこの奴から片付けてからでいい。
あんだけ喰らったんだ、レドナも完全に逝ってるさ」
頷いて確認したアギトは、橋の上に乗ってリリアムの加勢をした。
未だにオローズは宙に浮いているままであった。
リリアム「なんだいアギト、子供相手に2対1は不条理なんじゃない?」
アギト「そうですけど・・・これが使命です!」
力強くそういうと、鎌を大きく振り構え、ロクサス目掛けて突進した。
鎌のフルスイングが、盾代わりのトゥワイスブレードを弾き飛ばした。
トゥワイスブレードは宙に弧を描き、橋の中心に突き刺さった。
ロクサス「やっば・・・!?」
武器を失ったロクサスは、両手を広げ、防御魔法を展開する。
緑色の魔法陣がロクサスの両掌を中心に展開される。
リリアム「さぁ~て、どんだけそのシールドも持つかな!」
氷の魔法効力が切れ、自由となったエビルロープ4本が、ロクサスの張った防御魔法と接触する。
途端、ロープが音もなく焼ききれた。
リリアム「な、なにぃっ!?」
アギト「!?」
一瞬、何がおきたのかも分からずであった。
残っているのは目の前に白い白銀の閃光が一直線ある。
その閃光を作ったものがロープを切ったことは推測がついた。
そして、その閃光に見覚えのあるロクサスは、一気に形勢逆転を察知した。
ロクサス「姉貴!!」
見ると、閃光の先、白銀のグリュンヒルを構えたカエデが、橋の手すりの上に立っていた。
しかし、作戦前の神下高校の制服とは打って変わって、赤い色をした緋衣に変わっている。
そう、カエデもラストガーディアンであり、リーンジャケットを身に纏える条件は揃っている。
緋衣の名前はトライヴァル、追加効果で30メートル内を一瞬で高速移動できる。
カエデ「だいじょーぶ?ロクサス」
ロクサス「俺は大丈夫だけど、兄貴が・・・」
言い終える寸前に、巨大な地響きが鳴り渡った。
カエデは、傷ついたロクサスの手を引き、橋の陸地側付近まで一気に下がった。
訳のわからないリリアムとアギトは、まだ橋の中心に居た。
オローズ「しまった!!アギト、リリアム逃げろ!!」
目を見開いて言うオローズ。
しかし、次の瞬間、橋の中心部が轟音をたてて崩壊していった。
その崩壊に、アギトとリリアムが巻き込まれる。
アギト「うっ、な、なにが・・・!?」
リリアム「くそっ!!」
2人とも、橋の残骸と共に、水面に叩きつけられた。
橋の崩壊の煙の中から、緑色の光が見えた。
レドナ「落ちろぉぉっ!!!」
水に濡れたシルフィーゼの黒衣を纏ったレドナである。
水の残滓が美しく舞い上がっている。
そして、その緑色の光は、レムリア・スラッシャーを放った証となった。
オローズ「ちっ、レドナ、まさかお前、このことを予知してわざと橋に皹を・・・・!!」
驚きを隠せぬまま、オローズが呟いた。
そう、レドナは最初爆煙を晴らすために、橋に向かってリグティオンを発砲した。
しかし、それには別の意味も含めていた。
それは、橋を破壊しやすくすること。
レドナはあらかじめ、この一直線の戦闘するには狭すぎる空間で考えられるありとあらゆることを想定していた。
その中できわめて確率の高いこと、それは川に落とされることであった。
鍵を握った物を、まず第一に倒す。
だが、完全に丸ごと焼き尽くしてしまえば、鍵もろとも消えてしまう。
そこでまず意識不明にするだろう。
となると、川に叩き落すのが効率がいい。
そして、後から回収する、その際橋の上では残りのガーディアンとで戦闘が行われる。
その隙を突き、橋をレムリア・スラッシャーで崩壊させる。
アギトの連続瞬間攻撃までは予測できなかったが、それ以降はレドナの作戦通りとなった。
ロクサス「兄貴!!」
カエデ「まったく、派手にやっちゃって」
驚きつつも、感心と安堵の混じった声で、2人の傍に降り立ったレドナに声をかけた。
レドナ「うっし、こっから反撃だ!
少なくともあの2人は少しの間は黙ってるはずだ」
再び、グリュンヒルとリグティオンを具現化させ、レドナが構えた。
カエデ「あっ、そうそう。
フィーノはさっき2人を外に出すから遅れるってさ」
同じく、蒼白のグリュンヒルを構えながら、思い出したように言う。
頷いて、レドナは確認する。
ロクサス「にしても、久々だな、3人で一緒に戦うの・・・」
カエデ「そーだねぇー、"あの時の掛け声"覚えてる?」
レドナ「ったく、やんのかよ・・・」
少しばつの悪そうな顔をして、レドナが言う。
本人にとってはあまり良いことではなさそうだ。
しかし、久々の3人での戦闘、ということもありしかたなくレドナはその掛け声を言うことにした。
すぅっと息を吸い、目を閉じる。
決心したように目を開き、こう叫んだ。
レドナ、カエデ、ロクサス「デルタブロウカーズ、ゲージアウトッ!!」
3人ぴったり声を合わせ、各自武装を構える。
デルタブロウカーズ、以前のレドナ達の愛称である。
三人で、敵を破壊していくことから突いた渾名だ。
レドナ達もこれを愛用していて、作戦開始は3人でこの台詞をよく言っていた。
今となっては少々恥ずかしいが、昔の彼らは、結構真面目にやっていた。
オローズ「へっ、3人相手で、ビビルとでも思ってんのかよ!」
3対1の状況におかれても、オローズは余裕の笑みを見せている。
しかし、グリュンヒルの先端をオローズに向けたレドナも同様の笑みを浮かべてこう言った。
レドナ「別にビビらなくてもいい、どっちにしろここでぶっ倒す!!」
戦闘再開、互いは倒すべき敵に向かって武器を構え、突撃していった。
しかし先ほどのオローズの笑みの意味。
それは、シルフィーゼの黒衣の上からでも分かるほど輝き始めた、オレンジ色の宝石であったことをレドナ達は察せなかった。
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