こころの金メダル

１１月

１１月の「こころの金メダル」


今年度から、また中学校【１年生】が舞台です


　（「ふ」＝私自身のことです）　 青字は子どもが書いたものです


【３０日（木）】　ＮＯ．８２


弁当の時

２８日の弁当の時、「背中で手を組めるか」をやっていた。

Ａさんは、よゆうでついた。

Ｂさんは、なかなかつかなかった。

「ふ」先生もすすめられて挑戦した。

だが、先生は届かなかった。

「ジャンバー着てるから届けへんねん」と「ふ」先生が言った。

「先生、言い訳してる～」って思った。

先生が、ジャンバーを脱いでまたやった。

すると先生は、「あと、もうちょっとや」って言って、あせっているようだった。

「おっ、とどいたぞ。と先生が言って、見せてくれた。

Ｃ君は届かなかったから、先生が「Ｃに勝ったぞ」と言うと、Ｃ君は、少し
悲しそうだった。

次に「Ｄ、届くか？」と先生がきいた。

Ｄ君は「おれ、余裕で届くで」と言ってやった。

先生は、自分が届いたことに対して、喜んでいるように見えた。




ええなぁ～　その３

　この「弁当の時」は、ＮＯ．８１の「ええなぁ　その２」の時の様子を、Ｅが書いてくれたものです。

ＮＯ．８１の「ふ」が書いたのを見てから書いたんじゃなくて、その前に書いてくれていたんです。

様子が、ものすごくよくわかると思いませんか？（「ふ」よりもウマイ　笑）

それに、読んでて、なんかあたたか～い気持ちになってくる。

人に対して、こういう見方ができること、そして、それを、こうやって上手に書いてくれることに、「ふ」は感心しています。

みんなも、ほんのちょっとしたことでいいから、また書いてみて下さい。



ええなぁ～　その４


１時間目の英語のテストが始まる前のこと、

机を出席番号順に並び替えていた時、

「ふ」が何も言ってないのに、Ｆが、欠席しているＧの机を移動させてくれていた。

別に、自分の机を移動させる時にジャマになるわけでもないのに・・・。

こういう気持ちが、クラスをよくします。

みんなは「人のことなんか・・・」って思っていませんか？


【２９日（水）】　ＮＯ．８１


ええなぁ～　その２

＜きのうの弁当の時＞

　そろそろ食べ始めようか・・・という時に、「先生、これできるか？」って言われた。

「これ」とは、右手を上から、左手を下から回して、背中の後ろで手を組む事。

「ふ」の周りで、みんなが一斉にやり始めた。

Ａは、なかなか届かなかった。

それを見ていたＢは「あとこれぐらい(２０ｃｍぐらい)もあるで」と笑いながら言った。

Ａは、少し悔しそうだった。

それよりも悲惨だったんがＣ。

確実に３０ｃｍはあいていた。(でも、そのあとでＢはできた)

Ｄも指の先がチョコッとだけついた。

Ｅは、完全に手が組めている。スゴイ、やわらかい～。

「ふ」は最初はできなかった(ジャンバーが邪魔だった・・・)が、脱いだらできた！

心の中で、「ヤッター！！」

Ｆは、メッチャ笑っていた。Ｇは、とても残念そうだった。

Ｈは、なんかすごく文句を言ってきた。

それをきいていたＥは

「Ｈは自分がでけへんから、ちょっとくやしいねんで」と、目をキョロキョロさせながら言った。

「ふ」「ほんまやな、素直になったらええのにな」と、Ｅにコッソリと言った。

ＩとＪもやっていた。

Ｋは身体をくねらせて「アッハ～ン」という感じで、なんかアヤシかった(笑)

食べる前に、多くの者が背中で手を組んでいた。

きのうに続いて、久しぶりに明るくて楽しい気持ちになれた。

こんな教室はええなぁ・・・。　



【２８日（火）】　ＮＯ．８０


ええなぁ～

　＜きのうのそうじ時間の終わりごろ、教室で＞

　「先生、『レレレのおじさん』がいてる～」って、Ａが言い出した。

言われた相手はＢだ。

どうやら、Ｂのホウキの使い方と歩き方が「レレレのおじさん状態」だったらしい。

そこにＡの厳しいチェックが入った(笑)

Ｂは、「なんでや～」って言いながら、「ちょっと似てたかなぁ」という思いが顔に出ていた(笑)

その近くにいたＣが

「やって、やって、レレレのおじさんやって」と笑いながらＢに、つっこみを入れた。

Ｂは「そんなんＡさんだって「ウナギイヌ」やんか～」と、わけのわからないことを言った。

Ａは笑っていた。

「そしたら、バカボンは？」と誰かが言ったので、「ふ」は、思わず、そこにいたＤちゃんを見て

「Ｄちゃん、雰囲気あるなぁ」と言ってしまった(Ｄちゃん、ゴメン)

何のことかわからないＤちゃんは、目が点だった。

これをきいていたＥは爆笑だった。

Ｄちゃんのことを哀れに思ったのか、Ａが「ふ」に

「ほんなら先生は、バカボンのパパやん」って笑いながら言った。

「ふ」「・・・・・・・・(笑)」

「先生、明日学校にハラマキしてや」とＡが言った。

「ふ」「笑」

ここで、ようやく流れがつかめてきたＤちゃんも笑った。


みんなが笑顔で話せるっていうのは、ええなぁ～。

こんな教室はええなぁ～。


　　＊Ｄちゃん以外はすべて女子です

も～すぐテスト


今月には「期末」があって、勉強キライやから「だるい」

勉強をキライじゃないっていう人を、すごくあこがれる。

でも、期末は、ちょっとがんばってみたいと思う。




【２７日（月）】　ＮＯ．７９


球技大会


「バシッ！！」「ウォ～」

ゴールの左上の隅に、ＡのけったＰＫのボールがつきささった瞬間

みんなが一斉に両手を挙げて、大きな声をあげ、ヒーローのＡを迎えに行った。

「Ａ、すごいやんけ」「ＭＶＰやな」という声もきかれた。

このＰＫで、３組は２組に勝った。

「ふ」もゴールの後ろで見ていたが、本当によくやったと思う。、

　実はＡは、朝、家を出る時に、

「今日は球技大会やから、張り切ってやるで」とお母さんに言っていたそうです。

そういう前向きな気持ちが活躍につながったんやろうね。


その他でも、Ｂのキーパーとか、Ｃのヘディングとか、Ｄのシュートとか、
みんな活躍していた。

運動はあまり得意じゃないけども、

ＥはＥなりに、ＦはＦなりに、一生懸命にやっていた。

それが「ふ」には一番うれしかった。


　試合を見ている者が自分勝手なことなんかしないで、試合に出ている者に声をかけてあげていたのも「よかったなぁ～」と思いました。

「いろんな子が、その子なりにしっかりとやっている」ことが、うれしかったです。

　女子(体育館)は見れませんでしたが、きっとそうだったと思います。

それが一番大切なことではないでしょうか。





【１８日（土）】　ＮＯ．７８


持って欲しい気持ち


　昨日の「福祉学習１分間プレゼン」は、みんな、とてもよくやっていました。

なかなか１分間はいかなかったけど、「がんばろう！」という気持ちが、よく伝わってきました。

「印象に残った内容」では、（みんなの投票の結果）Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ、Ｆの名前が多かったです。

が、みんなそれぞれに一生懸命でした。

特に良かったのは 前で話している人を大切にしていた ということだと思います。

笑い（本当に楽しい）もあったけど、話をしている時は、まさしく 聴く 状態でした。

自分の一番近くにいる人を大切にできないで、しょうがい者のことなど考えられるわけないでしょう・・・・。

とてもいい１時間だったと思っています。


それと、「ふ」が、もう１つ「あっ」と驚き感心して、とてもうれしかったのが、Ｇちゃんの 感性 です。

ウラのメモはＧちゃんが書いたものです。　

ＨのところにＧちゃんは

「発表する前に、先生に電話のことを言われて残念そうだった」と書いています。

思い出しましたか？

Ｈの発表の前に「ふ」が

「５の所に・があるで」と言ってしまった（Ｈの発表を知らなかったから）

Ｈの発表を聴いて「ふ」は「しまった！悪かった！」って思いました。

Ｈが同じ事を言うとは思わなかったからです。

その時のＨの残念な気持ちを、Ｇちゃんは感じとっていたのだ。


これが、「ふ」が最も大切にしている 感性 です。

Ｇちゃんは、それを持っていました。

「ふ」がみんなに持って欲しいのは、この気持ちなんです。

どうですか？みんなは持っていましたか？









【１６日（木）】　ＮＯ．７７


いじめ


このごろ「イジメ」のこととかが、よく話になる。

もしもいじめられたら、先生に言おう。

これが当たり前だけど、言えない人がたくさんいる。

イジメは絶対にしてはいけない。

これも当たり前だ。

もしもイジメにあったら、迷わずに先生に言おう。

言った方がすっきりすると思います。



１つだけ


　「イジメ」については、今、

いろんな所で、いろんなことが、いろんな人によって、言われています。

「人をいじめたらあかん」とは、ほとんどの人が思うことです。

それなのに、なんで無くなっていかないんだろう？

このことについては、またみんなの意見や考えを聴きたいと思っています。

ただ、１つだけ確実に言えることは、

１つしかない「いのち」 を捨てるということは、絶対にダメだということです。

２つない、３つもない、ましてや５つもない

たった１つだけなんです。

それは、あなたもそうです。あなたの隣にいる人もそうなんです。




ガラス

　「ふ」「昼休みは、できるだけ外へ出ろ！中にいたら、また暴れたりして、ガラスを割ったりするやろ！」

これをきいていたＡが、

「３組は、まだガラス割れてないやんな」

「ふ」「前に１回割れたやろ」

Ａ「え～、割れてないで」

「ふ」「（ちょっと自信がなくなった）」

さて、どっちが正しいのか？





【１５日（水）】　ＮＯ．７６


（　　　　　）だから、どうしよう

　今日、福祉の話として「障碍」のことを、みんなで考えました。

みんなは、いつもと同じように、とてもよく考えてくれたと思います。

「ふ」が４年前に、中２の時に担任した全盲の子の話をしました。

　その中で「ふ」が一番言いたかったのは

「見えないからできない」じゃなくて 見えないから、じゃあ、どうしょう ということです。

「（　　　　　　）だからできない」という考えを持っている人は多いと思う。

　でも、そのままでいいんかなぁ？

「（　　　　　　）だから、どうやってやろう？」という考え方も大切なんじゃないかな。



久しぶりの（笑）愛の説教部屋

　昨日の夕方から、すごい雨が降ってきて、「ふ」が教室にいたら、「先生、置き傘貸して」と言ってきたり、カサを渡そうと思ったら、「もうええわ」って言ったりして、ずっとウロチョロしていたＡ。

　無事に家に帰れたのかなぁ？



理　科


Ｂ先生は、おもしろい。理科の説明もわかりやすいし、日常生活の話とかもして盛り上げてくれる。

　でも時々、みんなの話に乗せられて授業がつぶれてしまうこともある。



冬休み


あと１ヶ月で冬休みがくる。

長いようやけど、中１になってから８ヶ月もたったと思うと、めっちゃ早く思う。



五十歩百歩


　「五十歩百歩」の故事を知っていたＣ。

授業中に、いきなり手をあげて発言した時は、「ふ」は驚いた。

周りからも「お～」という歓声が沸き起こった。




【１４日（火）】　ＮＯ．７５


当たり前のこと

　先週も、昨日も同じ話をしました。

「聴く人の権利を守る」ということです。

「当たり前のことやん」って誰もが思うんですが、この当たり前のことが当たり前にできていないことがあるようです。

「授業を楽しく盛り上げる」ということは、時には必要なことだと「ふ」は思います。息がつまってしまうような授業はしたくありません。

でも、「聴くべき時には聴く」という「当たり前のこと」ができていないような集団はダメです。

みんなは、とてもよく考えてくれています。期待しています。



いろいろな授業


社会や理科とかいろいろな授業で、よく、Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄとかが発言している。

　ぼくは、あんまりわかっていないんだけど、よう、こんなに発言できるなぁと思う。



英語のパターン


英語の時間は、いつも同じパターンだ。

教科書の本文を写して、「やくプリ」をやって、単語を写して暗唱をやる。

ほとんどがこのパターンだ。ゲームとかをもっとやりたい。



スリッパ


　＜Ｅ先生からきいた話＞

ウチ（３組）の女子の中で、バラバラになったスリッパをキチンとそろえてくれる人がいるそうです。

　これを聴いた時、落ち込んでいた「ふ」の気持ちが、少しだけ明るくなりました。






【１３日（月）】　ＮＯ．７４


差別について


１年生は「差別」について勉強しました。

感想の紙を見ると、３組にも「差別」があると書いてました。

私は４月の頃にもどりたいです。



「ふ」は思う

　差別とかイジメとかが起こるのは、「人」それぞれにある
ちがい を認められないからだと「ふ」は思っています。

　「それもええやん」「そういう考え方もあるな」「あれがあの人の個性やんな」とならずに、

自分の心の中のモノサシだけではかって「あいつはムカツク」となるところから起こってくるのではないでしょうか？

　（明らかに「罪」なことは別として）もうちょっと 人を認めてあげる ことも必要なんじゃないでしょうか？

　そういう「ふ」も、なかなか人を認められないこともあります。反省することも多いです。　



コップの水は、あふれてる？


こないだの学年集会の時、「ふ」先生が「コップの水の話」をした。

そしてみんなは、自分の態度がどうなのかを考えてみた。

４月よりかは、確実に悪くなっている。

「ふ」先生の話を聴いた後、少しだけみんなの態度が良くなった。



考えよう

　話を聴いた後で 考えよう とするのが、みんなの１番のいいところです。

考えて「ちょっとあかんなぁ」と思ったら、自分の行動を変えていく。

これがとてもいいですね。


愛の説教部屋


最近、「愛の説教部屋」がない。

それほど先生は相手にされてないのか（笑）




【７日（火）】　ＮＯ．７３


言葉　その２

　＜きのうの終礼の時＞

　「ふ」「悪かった。勘違いしていて、１時１０分に廊下に整列やと思ったんやけど、体育館に集合やったな。悪かったな」と言ったら、

言い終わるとすぐにＡが「ドンマイ～」と言った。

「ふ」にしたら、自分のミスでみんなに迷惑をかけたので「悪い！」って思ったんだけど、

言った後でみんなが「・・・・」と黙ってたら、なんかブキミやからＡがすぐに言ってくれたのはうれしかったですね。

　この前のＢの「言葉」に続いて、教室できけたのがよかったと思う。

みんんなの間でも、こういう言葉が多く出てくるようになれば最高やね。

どうですか？あなたが、毎日使っている言葉、どうですか？



ガンバルマン

　「先生、書くことないわ」って言いながらも、１時間をフル回転で「竹取新聞」を仕上げたＣ。

最初の１時間が抜けていたので、たいへんだったが、よくがんばったな。

同じく今日がスタートのＤも、よくやっていたぞ。



水　筒

　放課後・・・。

　Ｅが水筒を忘れたのを「ふ」が職員室に持って帰った。

その後Ｅが水筒を取りに来て「せんせい～、飲んだやろ～」（下から見上げるような目で）

　このリアクションも良かったな。　




【６日（月）】　ＮＯ．７２


新聞作成

　現在、「竹取物語新聞」を作成中。

先週に１時間やりましたが、みんなとても一生懸命に作成していました。

それぞれが、すごく工夫をこらしてやっていました。

　いいものがたくさんあったんですが、その中でも、記事的にはＡ、ビジュアル的にはＢ、全体的な雰囲気や総合的にはＣの作品に、「ふ」は「おっ！」と思いました。

明日の１時間で仕上げてもらいます。

出来上がりを楽しみにしています。




「ふ」の感謝

　休んだ人がいると、カードに書くように言ってくれて、プリントを封筒に入れて、家まで持っていく人を確認してくれるＤちゃん。

毎日毎日、本当にご苦労さんです。

全然イヤな顔せんとやってくれていることに感謝しています。　



ＧＯＯＤなスタート

　朝、８時２６分ごろ、「ふ」が東館のいつもの入り口のところに座っていると、Ｅが登校してきた。

Ｅ「先生、今日はいけてるやろ？（遅刻してないやろという意味）」

「ふ」「よしっ、今日はセーフや、明日も遅れたらあかんぞ」

　今日は全員が登校で、しかも全員が遅刻なしで教室に入っていました。

３連休明けのスタートとしては、ＧＯＯＤだ！

「コップの水」がちょうどいいぐらいに入っていますね。




【２日（木）】　ＮＯ．７１


前向きな気持ち


　昨日、「身分差別の学習」の感想を書いた時、

Ａが「ビデオは見てなかったけども、先生の説明などを聴いてみて」と書いて、とてもしっかりと感想を書いていた。

「(欠席で)ビデオ見てないから、わからんわ」ではなくて、しっかりと話を聴いて考えてくれていた。

「ふ」は感心した。うれしかったです。



気になる？


　「先生、私、漢字のノート出してるやんな？」と必死になって言ってくるＢ。

どうも、学期末の懇談を気にしているようだ。(みんなも、ちょっとはそういう気持ちがあるのでは・・・)




言　葉

　「Ｃ先生、大丈夫ですか？」と松葉ヅエをついて歩くＣ先生に声をかけていたＤ。

それは「相手を喜ばせる言葉」やな。

教室に、こういう言葉が増えてほしいな。




よろしく

　後期の委員と係が決まりました。

学級委員にＥちゃんとＦ。副委員にＧとＨ。

しんどいこともあると思いますが、「３組のため」にがんばってほしいです。

よろしく。他の委員や係の人もよろしくお願いします。




明日から

　明日から３連休です。

みんなは、部活動とか、どこかへお出かけとかで、いろいろとあると思います。

ゆっくりと休んで、日頃の疲れをとって下さい。

でも、決して事件や事故に巻き込まれることのないように、十分に気をつけて行動して欲しいと思います。




【１日（水）】　ＮＯ．７０


「こういうことをしたら、相手が怒る・悲しむ・喜ぶ。それがわかる感受性や創造力」を、あなたは身につけていますか？



身につけている　→　１０人

＊ちょっとしたことでも、「自分じゃなく、他人にとっては、すごくキズつけている」ことだと知っているから。


＊ムカツイても、「これ言ったら相手はイヤな気持ちになるやろな」っていつも思う。だから「人がイヤがる」と思ったら、言わないようにしている。


＊相手がどう思うかを、いつも考えている。メールでは、そういうこと(人をキズつける)にならないように、何度も読み直している。


＊いつも、相手の表情を見て、どんなことを考えているのかを予想しています。これからも相手の心にキズをつけないように努力します。




身につけていない　→　２３人


＊相手がキズつくかも考えずに行動してしまっているから。


＊自分が思ったことを、考えずに、そのまま言葉にしてしまう。たまにそれを、お母さんに注意される。


＊言葉が勝手に出てしまう。でも、これからは、気にかけるようにする。問題になってからやったら遅いから気をつける。


＊相手が「イヤがる」ということをわかっていて、イヤなことを言ってしまうということもよくある。


＊人のことも考えずに、「言う」「なぐる」っていう行動をとってしまう。


＊今日、先生に言われるまで、人のことなんか全然考えないで、物を言ったり行動したりしていた。これからは「相手がどう思うか」を、まず考えてみたい。





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