流れ雲

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5:「吊るし」から「テーラーメイド」医療へ



今、医学界で「テーラーメイド(オーダーメイド)」医療が注目されています。

今までの医療は、安売りの紳士服店の既製品を買って着るような、いわば

「吊るし」の医療でした。

しかし、その洋服で似合う人もいれば似合わない人もいるのです。

つまり抗ガン剤とか薬が効く人もいれば、効かない人もいるのです。

その個人差は薬により、10倍とか50倍の違いが出てきます。

ですから、効かない人、副作用ばかり強い人というのは、そういう治療を

受けてはいけないのです。

そこで、遺伝子を調べて抗ガン剤がその人に合わない(効かない、副作用が強い)場合には

使わないでおく。そして同じ病気の患者でも、その体質に合った薬を使い分ける。

これがテーラーメイド医療の基本的な考え方です。

生活習慣病は、遺伝的素因があって、環境や活性酸素によって遺伝子が

傷ついて起こることが、ゲノムの解析ではっきりと解明されてきました。

すでに国内外で、EBM(evidence based medicine=証拠に基づく医療)の

一環として、遺伝子診断を行う医療機関も出始めています。

将来的には、個々の症状や遺伝的体質にあったテーラーメイド医療が

ますます発展していくことでしょう。





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