☆


気持ち


最初出逢った時

なんて奴だと思った

けど

一緒に過ごしていくうちにわかってきたんだ

あいつと俺達の間に

でっけえ壁が立っていた

俺には理解することのできない

でっけえ壁が

だけど

葉はそれをいともかんたんに崩した

すっげえくやしかった

自分が情けなくて

ちっぽけな人間だと思った

葉は

人ができないことを

かんたんにやってしまう

それは俺もすっげえ尊敬している

なのに

なんで蓮に葉がかかわるとこんなにくるしいんだ?

いらつくんだ?

胸がきつくしめつけられる

体が熱いなんでだ?

どうして蓮のことになると俺は壊れてしまうんだ?

恐いんだ

俺が俺じゃなくなってくなんでだ?

いや、俺はその原因を知ってる

俺はただ気づかない振りしてただけだ

そう俺はあいつが好きだ

蓮が好きだ

あいつに会う度に俺は変わっていく

頭の中が、ぐちゃぐちゃになるくらい

蓮のことでいっぱいだ

「ずっと蓮のそばにいたい」

そう言ってみた

俺の手は震えていた

情けねえ

蓮は何て言い返すんだろう

俺はこの場所から立ち去りたくなった

その時、

蓮は『答えは最初から決まっている』というような顔で

「当り前だ」

蓮の顔が真っ赤に染まっていく

俺もだ

そう聞いた後、

俺は急に力がぬけていった

手の震えが止まって

涙が1粒、

地面に落ちた

end

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