きらら☆の気まぐれ日記

きらら☆の気まぐれ日記

石鯛釣りIN五島(黄島)


今日は乗船が後発番となるため、朝5時過ぎに出港。前情報では平日も人が多いということだったが、何故か二人だけである(先発船は8~10人程度だった)。
船長が中美漁のダンダラ(1番人気)を確保してくれていると云うので、GO君を上礁させる。普段はありえないが、今日は人が少ないので一人ずつに分かれ、私は大美漁の「カベ」の横側に上礁してみた。初めての場所である。
好調と聞いていたのでワクワクしながら仕掛を投入するが、一向にアタリがない。なんで?
私から見える範囲(中美漁6人、大美漁3人)の誰の竿も曲がらないのである・・・???
しばし経過・・・
対面のGO君から電話が入る。“さっきの見ましたか?みんな注目してましたよ!20mくらいありました。鯨じゃないですかね!?”と水中を巨大なものが泳いでいたというのである。
それを見ていなかった私は、“20m?大袈裟な!たぶんイルカじゃないの?”と返答して電話を切って、イルカがいたら釣れないなぁ~と呟く・・・
それから2時間近く経過した頃、穂先が叩かれた。
そっと受から外し、手持ちにする。おお~、きてるきてる!ドックンドックン!鼓動がどんどん高鳴る・・・奔ったあ~。
合わせを入れるとガツンというよりズシン!と重さが伝わる。ヨッシャー!!
更にもう一回、これでもかと合わせをいれる。これでガッチリ針掛りしただろうと思ったとたん、強烈に突っ込んでいく。ノサれそうになる竿を何とか立てるのが精一杯だ。
容赦なくグングングングンと突っ込んでいく。なんじゃこの引きは!
たまらん(^0_0^)(>_<)・・・必死でリールを巻く。
少し姿が見えた。青(青舞鯛)くないぞ、本命だ!見える限りでは自己新記録のデカバンだ!
心臓がバクバク鳴っている!
さあここで最後のひとノシだと突っ込む魚の締め込みにグッと踏ん張った瞬間、穂先がピン!と真っ直ぐになって生体反応が消えた。
???
へっ?
なに?
???
状況を呑み込めないというより呑み込みたくない自分が呆然としていた・・・
さっきまでの興奮が嘘の様に・・・
あれでも掛りが甘かったか?と思いながら仕掛を回収すると、ななななな何と、針が無い!
耳部分が千切(折)れている!余計に悔しさが込み上げる・・・
自分のミスならまだ諦めもつくが、針が折れるなんて許せん<`ヘ´>
頼むよがまかつ!ちゃんとした針をつくってくれよぉ~!と怒りさえおぼえる始末で、一人吼えていたのである・・・
このバラシで更に状況は悪化して、アタリは途絶えるだろうとショボクレたまま高台で休憩していると、ボンヤリ眺めていた海中に巨大な物体が見えた。イルカ?いやこんなにデカくはないぞ?そして背中の一部を海面上にプカっと出したと思ったら、プシュゥーっと潮を吹いたのである。ク・ジ・ラ?えっ?こんなとこにいるの?でも鯨だよ・・・スゲー!
初めて見たよ。まさかこんなところでみれるなんて・・・と驚きと感動のひと時というか一瞬であった。
後でGOにその話しをすると、見ていなかったらしく、“見たかった”とむちゃくちゃ悔しがっていた。
で、結局、幻の魚と云われる石鯛は幻のままで納竿となった。
まあ、貴重な体験(ホエールウォッチング)が出来たのでよしとしよう。

帰りの船の中で船長に確認したら、最近たまに鯨が姿を現すそうであるが、中美漁と大美漁の水道に出るのは珍しいということであった。
黄島出身である義祖母や義母も昔はいたと言っていたし、鯨の解体場という跡があるので
もっと昔には鯨漁をしていたのであろう・・・

写真がバラシの原因となった針である。あ~くやしい(><)
たくさん残っててもったいないが、もうこの針は怖くて(不安)使えない・・・。

針

折れた針


ちなみに別行動で、25日午後から久賀島の黒瀬へ上礁したタフネスA氏一行は、掌~足裏サイズのクロがそこそこ釣れたので楽しかったが、夜は全くの不発だった。
しかし翌26日に久々に40cm程の石垣をゲットしたと喜んでいた。

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