妊娠発覚~38w



なかなか授からず通院して1周期目のことだった。

高温期が14日くらい続き、指定された日に受診、そうしたら告げられたのだ。
「妊娠ですよ。」
おめでとうとか言われるのを想像していたけどそれはなく・・・
でも感激したことに変わりはなかったので思わず
「本当ですか!?」なんてマヌケな質問をしてしまう。
その後すぐに「予定日は来年6月」
と事務的に言われる。

帰るとき、舞い上がってしまって会計を忘れそうになり恥ずかしい思いをする。
他に患者は誰もいなかったのが救い。
この病院は朝も夜もものすごく混雑するのだがこの日だけは何故かガラガラだった。

当時私は働いていた。
しかも自転車で・・・この日も例にもれず会社帰りに立ち寄ったのだった。
自転車?ダメですよ、仕事?それは仕方ないですからね・・

というドクター。
今の今まで乗っていたのに怖くなり夫に迎えの依頼の電話をかける。
仕事が早く終わったのか自宅にいた。
今病院なんだけど迎えにきて
え?なんで??
いいから!
病院の駐車場で会う。
どうしたんだ?
自転車パンクでもしたのか?
違うよ、赤ちゃん・・・
マジ!?
その後、壊れ物でも乗せてるかの如く恐る恐る運転してた彼。

予定日は6月だって、と超音波写真を見せる。
信じられん、実感ない・・・みたいなことを言ってたように思う。

超音波写真には黒いちいさな点が写っていた。
はぁ~い、ボク、宇宙からきたんだよ♪
と書いた紙を添えてテーブルクロスにしばらく挟んでいた。

テーブルクロスは当時透明にしていて色々なものを
飾っていたのだ。
しかしそれが「ボク」ではなかったことに気付いたのは
6ヶ月目に入ったある日のことだった。

特に悪阻などもなく順調に経過。
仕事は4ヶ月の時、退職させられた。
派遣だったため、万が一の補償がないから妊婦の勤務は禁止だったようで。
納得いかなかった・・・もし何かあっても訴える気など微塵もなかったのだけど規則だから、ということ、自転車に載りつづけるのは危険ということ、などから渋々退職した。

性別は上記のように6ヶ月で判明。
聞いたら「お嬢さんですね」
このあたりが、女の子です、と説明されたがよくわからず。
後から思えば子宮でも写っていたのだろう。
当時の写真は実家にあるのでよくわからないのだけど・・・。

体重は・・・これまた順調に増えつづけ最終的には10キロ以上。
34wで里帰りして更に加速、地元の病院も里帰り先の病院でもあまり体重に関しては指導されなかったというのも敗因だったろう。

けどなにより自分の意志の弱さ・・・。
太ってはいけない、食べてはいけないと思うほど食べたくなってしまうのは何故だろう。

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