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産経新聞に訃報。 イラン・イラク戦争時に「腰抜けニッポン」がテヘランに取り残された 邦人200名以上を救出できないでいた時、トルコ政府の命を受け、 オルハン・スヨルジュ機長が、邦人を救出してくれた。 遅ればせながらで、2006年に旭日小綬章が送られたが、私を含め、どれだけ の日本人がそれを知っていたか? そのオルハン・スヨルジュ氏が87歳で天寿を全うされた。 以前、トルコ地震に駆け付け、余震に巻き込まれ亡くなったNPO所属の 宮崎淳さんの記事を書いたが、お二人の延長線上には、エルトゥールル号 遭難事件がある。 日本とトルコの友好関係のキーワードとも言える事件である。 ご興味のある向きは調べていただきたい。 スヨルジュ氏の事を「日本の経済支援目当て」などと揶揄する向きもあった が、動機はどうあれ「命を賭けて邦人を救出してくれたこと」に変わりは ない。 その一点に恩義を感じ、冥福を祈れるのが日本人であるとも思う。 私はご冥福をお祈りしたい。
2013/02/28
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Lumixが届いたその日に撮ってみた月面。 月齢13ぐらいで、もう、クレーターを撮影するには不向きな時だが、 何とか辺縁部を撮ってみた。 架台はMAK90付属の風が吹けば揺れるような架台、その上結構、風が あったが、指で適当にシャッターを押して撮ったものである。 (数日過ぎ、今ではセルフタイマーを使って、ブレないように工夫 している) それでも、この位は撮れる。なかなか秀逸なカメラだ。 moon2013-0222 posted by (C)kirk1701
2013/02/27
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米国との首脳会談を済ませた安倍政権。 リップサービスなのか、中国、韓国に対して「大事な隣国」という 表現をすることが多い。 そうなのだろうか? 先ず中国。 日本の小売業界などはその人口を単純に「購買力」と判じて、懸命に しがみつこうとしているが、今後、中国が辿る少子化(人口オーナス) と国内貧富の格差を考えると、国内及び先進国で行うシミュレーション 条件で判断して、当るとは思えない。 ましてや、共産党一党独裁のヤクザな国家である。 共産党が解体されれば、中国は適当なサイズの国々に分裂しそれなりに やっては行けるだろうが「重要な国」ではなくなるだろう。 片や韓国。 一部財閥系の企業の繁栄ぶりが喧伝されているが、その多くは、資本は 海外が多くを占める。 国内には金の落ちない「出島」みたいな国でしかない。 一部のファンを除いて、日本の産業界で、韓国がなければ立ち行かない 企業なんて、どれだけあるのか? 隣国だからと言って、必要以上に持ち上げる必要はない。
2013/02/26
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月曜日の稽古。 同じような体格(身長180cm程度、体重70kgぐらい)のメンバーが 奇しくもほぼ同期入門で、数年稽古している。 稽古量にはやや差があるが、大した影響は無いレベル。 同じような指導をしているのだが、攻守のバランスにおいてかなり 差が出てきている。 A君は、受けのレベル(反応力)は、まだまだだが、攻撃のレベル はかなり上がり、私も結構、真剣に受けるほどである。 方やB君。攻撃は未だしだが、受けはなかなか秀逸である。 面白いもので、これが生物学的に言えば「個体差」なのだろう。 もちろん、武道という山は、何処から昇っても良いわけで、彼らの 差を無理に強制しようとは思わない。 A君と組手をするときには、攻撃の綺麗に受けて倍返し、B君と 組手をする時には、受けられないタイミングか、受けきれない スピードの攻撃で、ともに自身のレベルを婉曲して伝えることで、 それぞれの長所・短所を自分で考えて対策を講じてくれれば良い。 それにしても、人間とは面白いものだ。
2013/02/25
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光軸調整は、反射系望遠鏡では多かれ少なかれ必要になる。 どんなに優れた光学系でも、光軸があってなければ性能を発揮する ことはできない。 息子用と思って、あまり気にしていなかったMAK90の光軸の状態を 撮影してみた。 おおいぬ座のシリウスを視野に導入し、ピントをずらしたのがこの 写真である。 一応綺麗な同心円を描いており、光軸は合っているようである。 このチェックは、なるべく高倍率で行った方が良く、倍率を上げると 像は暗くなるので、なるべく明るい恒星が望ましい。 ということで、今回はシリウスを使ってみた。 驚いたのは、この鏡筒(望遠鏡)、ちゃんと光軸調整機構が用意され ている(!) 万一光軸がずれても来ても、これで安心である。 なかなかコストパフォーマンスの高い鏡筒である。 MAK90_koujiku posted by (C)kirk1701
2013/02/24
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近代空手では寝技はほとんどなくなり、組手では崩し技を時々見かける 程度である。 総合格闘技は一時期盛んになったが、ルール制限があるので、私はあまり 評価していない。 もちろん、ファンとしては楽しく見ることもあり、素晴らしい選手が居る のも事実だが。 これらの興行とは別のレベルで、古くは講道館の招きで、空手(唐手)が 沖縄(琉球)から本土に紹介された頃から、本土に古くからある柔術や 合気術などとの交流は、修行者レベルではそこそこ行われていた記録が 残っている。 欧米では、今でも柔道や柔術、そして空手を並行して学ぶ者も少なくない。 うちにも過去、他流の空手はもちろん、柔道、柔術、剣道など他の格技を 経験した者が来ていた。 もともと空手自体がスタイルが多岐に亘り、統一性のないことが特徴に すらなってしまっているものなので、変な垣根を作るのはナンセンスだ。 従って、うちの稽古では、危険さえなければ自身が経験・習得してきた 他の格技の技術を組手に用いることを特に禁じてはいない。 私自身も、齧った程度だが柔道経験はあり、寝技は結構好きなので、 土曜日のクラスなどでは、子ども相手に楽しみながら使っている。 効用は、打撃系の稽古で培ったスタミナと、寝技で使うスタミナの質が まったく異なることが体感できること、子ども側にとっては、中途半端な 威力の攻撃は、圧倒的な体力(大人)に押しつぶされ、身動きがとれぬまま やられてしまう、「当たり前」の現実を体感できることである。 これを経験した子は、していない子に比べ、突きにしろ蹴りにしろ、子ども ながら、凄味のようなものすら見せるようになる時がある。 「この突きが当たれば相手は簡単に倒れる」なんて自惚れを自戒させる意味 でも、こういう副次的な稽古も効果はあると思う次第。
2013/02/23
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某天文雑誌で、天体写真用の適性が非常に高いと紹介されており、 気になっていたコンパクト・デジカメ。 丁度、コンパクト・デジカメはFinePixが壊れたままで、量販店に 行くと、あれこれ観ていたのだが、天文用にと考えたことはあまり なかった。 メーカーが気に入らないのだが、ここは性能重視で購入した。 これまで、惑星などは、HDビデオやWEBカメラで動画撮影していた のだが、このカメラは動画も取れるので、撮影は非常に楽になりそうだ。 残念ながらリモコンがないので、静止画はセルフタイマー+連写、 動画は、昔ながらの筒先開閉で撮る必要があるかと思っていたが、 割とブレずにシャッターは切れる。 他の機材との組み合わせを色々試行錯誤したい。 Lumix posted by (C)kirk1701
2013/02/22
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MAK90に普段使っているカメラアダプタを取り付けてみた。 思いのほか、しっかり装着できる。 デジカメなら、この架台でも行けるが、一眼レフサイズになると、 もっとしっかりした架台が必要になる。 息子はこの日、まずこの自在に扱えるサイズながら、ヤワな架台で 撮影を楽しみつつ、ブレによる苦労も経験し、その後、ベランダに 常設してある大型の赤道儀にMAK90を載せ、安定した架台による 快適な写真撮影を一晩で経験した。 残念ながら気流が酷く、撮影には厳しい日が続いているが、とにかく 経験を積み、機材に慣れることが肝要だ。 MAK90andLumix posted by (C)kirk1701
2013/02/21
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興味を持ってしまえば、子どもは覚えるのが早い。 最初の1~2回あたりは、コントローラーの設定に戸惑っていたが、 すぐに、アライメントも出来るようになり、自分で勝手に観たい天体を 導入し、観望を楽しんでいる。 「月に始まり、月に終わる」というのはある天文書にあった一文だが、 40を過ぎた頃から、心に染みるようになった。 誰でも最初は月面を観望し、クレーターを写真に撮り、やがて木星や 他の天体に興味を持ち、凝る人間は、より能力の高い機材を揃えていき、 様々な天体を楽しむ。 そういう環境(機材)になると、月面のより詳細な地形を改めて眺めて 観たくなるものである。 さらには、郷愁も相まって、昔のように低倍率で、月の全景も眺めて みたくもなる。 いままさに、天体の美しさに魅かれ始めた息子と、40年かけて「一周」 してきた私の興味が一致しているというわけだ。 愉しくないわけがない。 写真のMAK90には、マクストフ系特有の迷光を遮るために、BORG125ED用の 手製フードが巻いてある。 外装は「工作用紙」だが、内側には上質の植毛布が貼ってある。 MAK90-02 posted by (C)kirk1701
2013/02/20
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月曜日の稽古。 今月は、腰の使い方について、私が最近施した工夫を紹介し、メンバー の動きを観ている。 同時に、メンバー間での指導のシミュレーションなども行い、じっくり 研究・実践するプロセスの再考を行ってもいる。 老骨(=私の身体)で実験し、立てた仮説の通り、メンバー側でも工夫 の効果が出ている。 さらに、今年は「呼吸法」をベーシックなテーマにしているので、昨年 は全く使えなかった技の幾つかが、腰の使い方と呼吸法をうまく組み合わ せることで、驚くほど使いこなせるようになった者もいる。 伸び悩みつつあった者にとっては、いいきっかけにもなったようである。 その結果も、例によって私との組手で検証することになるのが、残念ながら 「ハッ」とすることはあっても「ヒヤリ」とすることは未だ無い。 ちょっと落ち込む彼らに、いつもの通り、 「こっちは37年もやっているだぜ。焦るな。」 と声をかけるのだが、私の37年には、試行錯誤の「寄り道」も多く、それは それで価値があったとは思うが、何とか彼らには半分以下の年数で、 伝え切りたいと、目論んではいるのだが・・・。
2013/02/19
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月曜日の稽古。 今月は、腰の使い方について、私が最近施した工夫を紹介し、メンバー の動きを観ている。 同時に、メンバー間での指導のシミュレーションなども行い、じっくり 研究・実践するプロセスの再考を行ってもいる。 老骨(=私の身体)で実験し、立てた仮説の通り、メンバー側でも工夫 の効果が出ている。 さらに、今年は「呼吸法」をベーシックなテーマにしているので、昨年 は全く使えなかった技の幾つかが、腰の使い方と呼吸法をうまく組み合わ せることで、驚くほど使いこなせるようになった者もいる。 伸び悩みつつあった者にとっては、いいきっかけにもなったようである。 その結果も、例によって私との組手で検証することになるのが、残念ながら 「ハッ」とすることはあっても「ヒヤリ」とすることは未だ無い。 ちょっと落ち込む彼らに、いつもの通り、 「こっちは37年もやっているだぜ。焦るな。」 と声をかけるのだが、私の37年には、試行錯誤の「寄り道」も多く、それは それで価値があったとは思うが、何とか彼らには半分以下の年数で、 伝え切りたいと、目論んではいるのだが・・・。
2013/02/19
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五輪種目への復帰を目指して、吉田選手やあのカレリンが頑張って いるらしい。 私はオリンピック自体にはあまり興味がない。 1980年代から「興業」と化したオリンピックに興味をなくしたのだ。 それでも、幾つかの競技、選手は観るし、応援もするのだが。 今回の件、オリンピックを頂点として組織化されてきたレスリング 団体側は大慌てのようだが、冷静に考えれば、オリンピックに採用 されていなくても、盛んなスポーツはいくらでもある。 既に世界大会が開けるレベルのレスリングであれば、五輪と決別し、 独自に発展していけばいいのでは?と思うのだが。 空手も同様。私が稽古を始めた頃から、五輪参加を目指しているようだが、 テコンドーのように電子防具などを採り入れたポイント制になるのは 見えているので、却って入らない方が良いと思う。 柔道を観ても解る通り、大衆化~五輪採用がその競技にとって有益か? 汗を流す生徒たちにとって幸せか?と考えると、全く逆だと思うのだが。 格闘技の「基本」としてのレスリングの価値は、我々門外漢も理解して いるところであり、ここはひとつ、「百年の大計」で五輪との決別を 考えても良いのではないか? 或いは、今回「連合」している、日・米・露・トルコ、イランなどで 別の五輪を開いてみてはいかがだろうか?
2013/02/18
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息子がハマって来たので、自由に扱える望遠鏡を、と検討を始めたのが 今年に入ってから。 直焦点撮影のガイド用に使っていたBORGの77mm屈折や、コレクションの 大昔のタカハシ製100mm反射などを、とも思っていたが、折角なので、 私も楽しめるものを、と思って、この口径90mmマクストフ・カセグレン を購入した。焦点距離は1250mm。 セレストロン製で自動導入架台が付属。 2/13に納品されたのだが、その日は珍しく残業となり、帰宅すると、 息子とカミサンで、大体組立が出来ていた。 そのまま、マンションの非常階段の踊り場に持ち出し、低く傾いた月と 天頂付近の木星を観望したが、まあ、スペック通りの像。 翌日は早く帰り、しっかり外気順応させ、光学系をチェックし、架台の 操作方法もシミュレーションした。 取説が英語だけなのだが、過去にビクセンのスカイセンサー、タカハシの Temmmaなどは使っていたので、すぐに理解できた。 初日は、街灯などによるゴーストも目に付いたので、自作の小口径用の フードを巻きつけた。 付属してくる、地上プリズムとアイピース(プローセル)がかなりチープ なものだったので、この日はタカハシ製のアイピースを使用してみた。 初日とは比べ物にならない、かなりの星像で、200倍程度に上げても、 しっかりとした像を結んでくれる。 副鏡の遮蔽率を考えて、あまり期待していなかったのだが、これなら 充分に楽しめる。 特に月面などは、我が家の主力機μ250などでは、明る過ぎて低倍率 では、眼を痛めてしまうのに比べ、これなら、月の全景を存分に堪能 できるのが嬉しい。 架台込みで5kg程度なので、小学生でも充分に扱える。 なかなか頼もしいニューフェイスである。 MAC90-01 posted by (C)kirk1701
2013/02/17
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重たい機材を持ち上げるのは、ウェイトトレを欠かしていないので、 何ということもないのだが・・・ 観望中に接眼部の位置が変化することによる、観望姿勢の変化。 これが翌日の筋肉痛の原因になる。 もちろん、そんな苦しい体勢を取らなくても、天頂プリズムなどを 併用すれば、ラクラクと観望できるのだが、鏡筒のポテンシャル限界 を引き出したい時は、余分な光学部品を介さずに観る必要がある。 そうなると、屈折やカセグレン系では、鏡筒の後ろから見上げる格好に なり、狭いベランダで、あれこれ体位を変えることになる。 しかも、昔の「ツイスター」さながらの格好のまま、静止する必要が あるので、これはなかなかキツイ。 ニュートン系は、横から覗けるので楽なのだが、こちらは、接眼部の 高さが対象によって変化するので、中腰になったりする必要がある。 こちらは、稽古のおかげで、騎馬立ち、前屈立ちなどを使い分け、 かつ、こういう立ち方ならかなり長時間観ていても楽勝だ。 が、息子の場合はそうはいかず、かなり脚がプルプルしている。 「良い運動になります」と強がっていはいるが、例えば素早く高さを 変えられる観測用椅子などの用意も必要かも知れない。
2013/02/16
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もう10年以上前。 先にUPしたC11を屋外観測に持ちだしたのだが、最低EM200がアトラクス クラスの赤道儀が必要で、セッティング掛る時間、冬でも大汗をかく 運動量に、さすがに持ち出すのを躊躇うようになってしまった。 タカハシのCN212なら、EM-10赤道儀に乗るのだが、筒内気流にかなり 悩まされ、これも移動観測には向かない。 MT-200は、長さが大き過ぎでNG、主力機のミューロン250は絶対に屋外に 持ち出す気にはならず、MT-160やMN61では、観望には良くても、惑星の 撮影にはやや光量不足。 で、丁度良いところで、このC9EXを入手した。 協栄産業さんのオリジナルということだが、純正のセレストロンのC9を 固体選別し、国内メーカー(ビクセンあたりか?)で、調整したものだ ろうと思う。 まんまセレストロンのモノに比べ、コーティングも綺麗だし、ミラーシフト も抑えられており、何より、無理をすればEM-10に乗る。 (これはタカハシを褒めるべきか) 惑星撮影にも使える上、取り回しも良い。 口径は235mmだが、280mmのC11同様、双眼装置を使っても光量は充分。 星像自体は、C11よりシャープである。 C9EX posted by (C)kirk1701
2013/02/15
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カミサンから、バレンタインデーのチョコレートを貰った。 珍しく「開けてみて」と催促するので、開いてみてビックリ。 なんと、太陽系内惑星のチョコレート! 地球と木星なんて、特に良く出来ているじゃないか! 「市販品だけど」と言われたが、いや~充分有難い。 パッケージも何とも洒落ている。 これは当分、食べるわけにはいかない。 ASTRO_Choco_01 posted by (C)kirk1701 ASTRO_Choco_02 posted by (C)kirk1701
2013/02/14
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星雲・星団観望用に購入した、宮内の100mmフローライト双眼鏡。 今は廃業(?)となってしまった宮内だが、この双眼鏡は本当に 美しい星雲・星団を満喫させてくれる。 住宅街ではあるが、南側には海なので、天の川も見える。 冬から春にかけての夜明け前。 さそり座付近の星々は、肉眼の限界等級まで楽しむことが出来る。 そんな時にこの対空双眼鏡を持ち出し、楽しんでいる。 また、月の観望にも好適である。 宇宙空間にポッカリと浮かぶ月。きめ細かいクレーターの風景は 視野が広いフローライトならではである。 問題は重量。カメラ三脚ではひとつ間違えると転倒してしまう。 宮内純正の経緯台スタンドが欲しかったが、購入しないままだ。 流通在庫はあるかもしれないが。 他社からも、それなりの双眼鏡用経緯台が発売されているので、 そのうち揃えたいとは思っている。 miyauchi_100 posted by (C)kirk1701
2013/02/13
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この時期、宵の口には南中するオリオン座。 御承知のように、M42はオリオン座の三つ星の下にある「小三つ星」の 真ん中。 肉眼で見ても、ちょっとボヤっとしており、通常の恒星とは異なる。 本当は、深夜に南中する11~12月頃が見頃なのだが、この春先、惜しむ ように眺めるM42を瞼に焼き付け、明け方に観れるようになる夏の終わり まで持たせるのが常である。 単眼で観ても美しいが、双眼装置で観ると、迫力はケタ違いだし、眼の 疲れは全くない。 タカハシの双眼装置は値も張るが、精度が高く、目幅調整の動きも、 スムースでありながら、適度が抵抗があり、簡単にはズレない。 ピント合わせは、まず、しっかり目幅を合わせてから行う必要がある。 この世代のシュミカセには、ミラーシフトがあり、主鏡を「押す」場合と 「引く」場合で視野内の星が僅かに動くが、光軸が合う方で大凡合わせ、 後は接眼部に別の合焦装置をつけて微調整することもある。 光路長の変更を最短に出来る、BORGのヘリコイドを愛用しているが、星雲 観望の時は、シュミカセ本体のもので充分である。 C11_2013-02-02 posted by (C)kirk1701
2013/02/12
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日本時間の2/16早朝に地球に最接近する、2012DA14の破片ではないか? という報道もあるが、信憑性はあると思う。 NASAは、信じられないことに地球に衝突する確率は「0%」と言っている が、それはその小惑星が全く壊れないものである場合だと思う。 接近して、地球の重力などでバラバラになれば、今日ロシアに落下した 隕石のように、地上・海上に降り注ぐ可能性も無いとは言えないと思う。 多数の科学者を擁するNASAが「0%」なんて発表をすることは、ちょっと 考え辛いのだが・・・。 帰宅してニュースで見ると、ロシアの小中学生も多く負傷しているようで、 なんとも痛ましいものである。 映像で見ると、我々天文ファンが「火球」「痕」と呼んでいるものが、 白昼、晴天のロシアの空を駆け抜けていた。 明朝は早起きして、一応、空を眺めてみるつもり。
2013/02/11
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15年ほど前に購入したシュミカセ。 惑星観測用のμ-250に対して、この280mmは、星雲星団を楽しむ 時に愛用している。 コントラストをよくするために、鏡筒内に植毛紙を張り付けたり、 自分でカスタマイズしたのだが、どんどん欲が出てきた。 数年前に、ヨシカワ光器さんで、オーバーホールと補正板の再 コーティング、さらには、結露防止に、黒かった鏡筒に、白い クロスを貼って貰い、さらに、外気順応を促進するための小さな 穴を空けて貰った。 埃が入るのが嫌なので、時間のある時には穴は塞いでいるが。 以来、コントラストは明らかに良くなり、小まめに光軸調整を してやれば、惑星観望・撮影用にも充分威力を発揮する。 M42(オリオン大星雲)を観る時には、この鏡筒にタカハシの 双眼装置を取り付け覗いているのだが、トラペジウムに巻きつく ようなガス雲の様は圧巻である。 写真とは異次元の迫力に、あっという間に時間が過ぎる。 架台はタカハシEM-200 Temma2だが、眼視観望には充分である。 唯一の難点は、外気順応だが、こうして観測時間の数時間前から 冷やしてやれば、バッチリだ。 C11_2013-02-01 posted by (C)kirk1701
2013/02/10
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田村正和主演の時代劇スペシャル。 昨年、1992年の加藤剛版を観たばかりだったので、楽しみにしていた。 観始めてすぐ「えっ?」と首を捻ったのは、「脚本 橋本忍」と出て きたからである。 「羅生門」「生きる」「七人の侍」などの脚本で名を馳せた橋本忍氏を 勝手に亡くなったものと決め付けていたのだ・・・失礼にも。 調べてみると、94歳の橋本氏、今回、映画版(1967年 三船敏郎主演) で自身が書いた脚本を、今回、リライトしたとのこと! これでのめり込んでしまい、後はもう、夢中になって観た。 田村正和、いいなあ~。あのボソボソした喋り方も、老齢の役なら、 むしろピッタリくる。 男泣きがまた、驚くくらい、派手な泣きっぷりで圧倒される。 ライバルでもあり、親友でもある松平健も、今回は分を弁えた抑えた 演技が渋い。正月の鬼平外伝といい「暴れ」なくても、充分に魅力的な 役者さんになったなあ~。 さらに、緒方直人。実写版ヤマトで島を演じた「汚名」を見事に返上した 演技だったのではないだろうか。 奇をてらった新作時代劇よりも、往年の名作を、キッチリとリメイクして くれた方が嬉しいというものである。
2013/02/09
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FUJI FinePix S3Proを愛用してきたのだが、昨年、USB用のコネクタに ケーブルを挿そうとしたら、本体側(メス側)がなんとカメラ内に 引っ込んでしまった挙句、振るとカランカランと音がする(笑) が、撮影に支障はなく、そのまま使用している。 このカメラは、GUNの撮影にも使用しているので、壊れると困ってしまう のだが、後継機を選ぶのが難航。 ここ15年ほど購入した望遠鏡側の機材、アクセサリーは、マウントを ニコンFマウントに合わせて、各器材を揃えてきてしまっているので、 次世代のカメラも同じマウントにしたいのだが、最近の流れでは、天文用 カメラとしては、キャノンの独り勝ちの様相を呈している。 まあ、アダプタを買えばいいのだが、フランジバックを測り直すのも面倒。 何とかニコンFマウントで、納得できる性能のものがあれば良いのだが。 また、最近の流れはミラーレスで、これは天文には嬉しい。 少しでも重量が軽くなれば、有難い話である。 黄砂やPM2.5のおかげで、夏までは本格的な撮影は出来そうもないので、 じっくり時間をかけて選ぶ時間はあるのだが、う~ん。
2013/02/08
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CSで旧いドラマを楽しむ時間が多くなり、地上波の新作ドラマを観る 比率が当然下がっている我が家で、毎週楽しみに観ているこのドラマ。 何と云うことはないラブコメ的なストーリーながら、次週を楽しみに してしまう理由は「イグアナの娘」「南くんの恋人」など、ファンタジー 作品をうまく映像化してきた岡田惠和の脚本だからかも知れない。 さらに、このドラマのプロットは、我々スタートレック・ファンには お馴染みの「ホロデッキもの」であり、親和性が高い。 ということで私はこのドラマを「岡田惠和版・ホロデッキ・ストーリー」 として楽しんでいるようだ。 TNG(新・スタートレック)から登場したホログラムデッキの中の世界。 当初は、単なるシミュレーション環境だったものが、ドラマが展開する に連れ、ホロデッキの中の人間が「自我」を持つに至り「ボイジャー」 あたりでは「光子生命体」という権利まで持つにいたる。 「マンガ」をホロデッキに置き換えれば、はらちゃんはまさにボイジャー に出てくるホロドクターであり、彼も、エミッターによって現実世界に 自由に存在できる故、ホロ苦い恋も経験する。 まあSFの世界では珍しくもない設定だが、そこはそれ、素直にオリジナル ドラマとして楽しもうと思う。
2013/02/07
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1975年に放映された二代目鬼平が、時代劇専門チャンネルで待望の放送。 正直、丹波版はあまり期待せずに観たのだが、意外やなかなか面白い。 ゲスト陣も木村功はじめ、ほぼ毎回豪華であり、ゲストの生前の演技、 若い頃の演技を堪能するだけでも、観る価値は充分ある。 歌舞伎俳優による、人情味あふれる鬼平も良いが、どの役柄でも変わらぬ、 本作と同時期に製作された「Gメン75」のような丹波の鬼平は、若年の 頃は「かなり悪かった」とされる原作の鬼平に近いかもしれない。 注目は、新国劇出身、池波正太郎の信任が厚かったとされる、真田健一郎が 本シリーズから、鬼平すら「自身より強いのでは?」と言わしめるほどの 使い手、沢田小平次役を務めていることである。 真田氏は、残念ながら既に他界されているが、中村吉右衛門版の鬼平でも 沢田小平次役を務め、相手を真っ二つに叩き割るような迫力ある殺陣を 披露してくれていたが、本シリーズで、火盗改め方の役宅が襲撃された際の 殺陣は、若さもあり、凄い迫力だった。 総じて、アクション志向の本シリーズだが、前シリーズよりも、遥かに 爽快感がある。 現在は、吉右衛門が老け込んでしまい、しっとり人情話の鬼平となり、 もちろん、それそれで面白いのだが。 色々なタイプの「鬼平」を楽しめる時代劇専門チャンネルに感謝!
2013/02/06
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1975年に放映された二代目鬼平が、時代劇専門チャンネルで待望の放送。 正直、丹波版はあまり期待せずに観たのだが、意外やなかなか面白い。 ゲスト陣も木村功はじめ、ほぼ毎回豪華であり、ゲストの生前の演技、 若い頃の演技を堪能するだけでも、観る価値は充分ある。 歌舞伎俳優による、人情味あふれる鬼平も良いが、どの役柄でも変わらぬ、 本作と同時期に製作された「Gメン75」のような丹波の鬼平は、若年の 頃は「かなり悪かった」とされる原作の鬼平に近いかもしれない。 注目は、新国劇出身、池波正太郎の信任が厚かったとされる、真田健一郎が 本シリーズから、鬼平すら「自身より強いのでは?」と言わしめるほどの 使い手、沢田小平次役を務めていることである。 真田氏は、残念ながら既に他界されているが、中村吉右衛門版の鬼平でも 沢田小平次役を務め、相手を真っ二つに叩き割るような迫力ある殺陣を 披露してくれていたが、本シリーズで、火盗改め方の役宅が襲撃された際の 殺陣は、若さもあり、凄い迫力だった。 総じて、アクション志向の本シリーズだが、前シリーズよりも、遥かに 爽快感がある。 現在は、吉右衛門が老け込んでしまい、しっとり人情話の鬼平となり、 もちろん、それそれで面白いのだが。 色々なタイプの「鬼平」を楽しめる時代劇専門チャンネルに感謝!
2013/02/06
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中国海軍の艦船が、海上自衛隊の護衛艦に射撃用の火器管制レーダーを 照射した問題。 連日報道されているが、粛々と対応している日本に比べ、中国の声明は、 「軍部に聞いてくれ」「詳細を調査中」と二転三転した挙句、2/8には、 「事件自体が日本の捏造である」とする始末。 今回の事件、実は前政権の時にも発生し、その時は岡田副総理が野田 総理を丸めこみ、隠蔽したことも併せて報道されている。 さらには、菅政権の時にもあったとの報道もある。 中国側からは、「前政権は騒がなかったのに、なんで今回は?」なんて 声もあるようだが、バカじゃなかろうか? とにかく尖閣問題で「紛争」を起こし、領土問題があることを国際社会に 喧伝せしめることが中国の目的だと報道されているが、懸念すべきことは もうひとつ。 一見、このところコンフリクトを起こしているように「見える」北朝鮮と 中国。 しかし、北朝鮮は八方ふさがりの中、自国の中国にとっての必要性を 熟知しており、そして、中国側も「弾よけ・鉄砲玉」としての北朝鮮を 捨てるわけもない。 従って、核実験をチラつかせる北朝鮮を上手く操作して、日本に圧力を かける可能性は充分あり得ると思う。 政府の外交手腕に期待するばかりでなく「有事」に限りなく近い状況に あることを我々国民も、認識する必要があるのだろう。
2013/02/05
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2012DA14という小惑星が、静止衛星軌道より近くを通過する。 NASAによれば「地球にぶつかる可能性はゼロ」ということだが、 メキシコ湾はじめ、過去に小惑星の衝突の痕跡は、地球各所に残っている。 「自分が生きている間は大丈夫」という保証は無い。 ハッブル等の宇宙望遠鏡始め、すばるなど、これだけ多くのメガ天体望遠鏡 が揃っているのに、なぜこの手の接近警報が直近でなければ出せないのか? と、訝しむ向きも多いと思うが、上にあげた望遠鏡は、直径の小さな小惑星 の観測用に作られたものではなく、深宇宙観測用であり、また、高倍率故に 視野も狭く「掃空」には向かない。 観測スケジュールも各研究機関のリクエストがビッシリである。 そこで、イタリアに本拠を置く「NPOスペースガード財団 」や日本では 「スペースガード協会」などでプロ・アマチュアが協力して監視しており、 多くの小惑星が発見されてはいる。 然しながら、仮に地球に衝突する小惑星を発見、警告を出せたにしても、 ある程度以上のサイズ、速度ならば、人類どころか、地球上の生命の多くが 死滅するような惨事になる。 映画「アルマゲドン」のようには行かないだろう。
2013/02/04
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前回の月曜日の稽古で試した、腰の回転に工夫を加える稽古。 今回は、前回休んだメンバーに、参加したメンバーが教える形を 取って、どの位正確に伝わるか?教え方のレベルはどうか?を 見学させてもらった。 同門同士で、技術をシェアすることは非常に重要であり、また、 指導者から習ったことを、教えることでさらに咀嚼することにもなる。 もちろん、若手に安直に指導全体を任せるような無謀な真似はしないが 特定の技術に関しては、効果があると思っている。 教える側に回ったメンバーは、正直、口下手で不器用と自認しているの だが、以前に比べると随分上手く伝えることが出来るようになっていた。 が、まだまだ形だけのものであり「どうしてこういう稽古が必要か」 という説得が出来るレベルには遠い。 現在、3名程入会待ちの者が居るのだが、指導レベルを下げたくないので 指導者が育つまで、待ってもらっている。 「そこまで堅苦しくなくても」と古参のメンバーから言われたことがあるが、 昔、20人近くになってしまった頃、私の注意力が散漫になってしまい、 「参加者全員がささやかな達成感を得る」という主旨にそぐわないと判断し、 以来、現在のスタイルを堅持している。 指導者の養成は、稽古生・選手の育成とは全く異なる次元で考えなければ ならず、焦りは禁物である。 育たなかったらそれまで。無理に育てることは避けなければならない。
2013/02/03
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もう、三浦友和を「百恵ちゃんの旦那」と指す人は少ないだろう。 その位、渋い熟年の容貌。不器用ながら懸命の演技。 2夜連続のこのドラマ、三浦友和に見惚れてしまった(苦笑) 原作は、白川道。中瀬"親方"の旦那(事実婚)である。 が、白川氏が「塀の中」にいた理由が「投資ジャーナル」事件絡みと 知り、正直、がっかりしてしまった。 ストーリー自体は、決して唸るようなものではなかったが、とにかく 丁寧なつくりで、2夜、楽しみに観ることが出来た。 演出は、「相棒」の 和泉 聖治。 配役も良い意味で抑え気味なのも良かった。 伊藤英明は正直、もう一息、というところだったが、悪党ではない悪役 を上手く演じていたと思う。 先日の「野良犬」が非常に残念な出来だっただけに、このドラマの評価が 相対的に高くなったかも知れないが。
2013/02/02
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日経の夕刊で、WBCバンタム級王者の山中慎介が紹介されている。 山中のボクシングスタイルについては、以前も書いたが、まさに 基本通り・理想的な左ストレートで12KOという、最近では 希有な記録を残している。 こちらも素晴らしい内山高志が、フック系のパンチを多彩に叩き込む のに比べ、教科書通りの山中は一見地味なボクシングに見える。 が、理論的に考えれば、相手に到達するまでの時間が最短で、体重移動 が乗り易いストレートを主武器に闘えれば、それが最高の形である。 シンプルな技術故に、当然、防御され易く、カウンターを貰うリスクも 高い。 にも拘らず、それで闘い抜けているということは、山中は既に、 「打たせずに打つ」技術をモノにしており、それを使いこなす胆力もある ということである。 山中とは好対照で、よりビックネームであるマニー・パッキャオ。 既に全盛期は過ぎているとは思うが、デビューより20kgも上の階級で 凄まじいファイトを繰り広げるそのスタイルは、一見、基本も何も無視 したようなラフファイト。 倒す時も凄いが、倒される時も失神KOという、まさに「客を呼べる」 ボクサーである。 ほぼ同時期に、好対照な二人のボクサーが階級・興業規模の差はあれ、 世界最高位に存在していることが、ボクシングの凄さだと思う。 山中はまだ30歳。あのスタイルならば、まだまだいけるだろう。 今年も精緻な闘いを見せて欲しいものである。
2013/02/01
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