Sky*Sky*Sky

Sky*Sky*Sky


木を的にして、弓の練習をしている。
「やば・・・心臓がなくなっちゃいそう・・・」
アーチェはしばらくチェスターの上空を旋廻していたが、それに彼が気付かぬはずもなく。
「おいアーチェ、何やってんだ?」
「ぎゃあ!!」
「なんだその目は。俺は怪物じゃねーっての。何だ?メシか?」
「いや・・・そういうわけじゃ・・・」
曖昧な返事をしながらアーチェはチェスターの隣に着地した。
「なんだよ。」
軽く笑って、また弓の練習にかえる。
「き、今日何の日か知ってる?」
チェスターが弓の手を止めて振り返る。
「あぁ?・・・知らねーよ。」
アーチェは相変わらずチェスターから目をそむけたまま続ける。
「知らないの?!じゃあ教えてあげるけど、今日は『ばれんたいんでー』っていって、
友だちや仲間にチョコを上げる日なんだってさ。」
「へぇ・・・」
「それでっ!一応アタシらも仲間なわけだから・・・はいっ!」
アーチェはそれまで隠し持っていた箱をチェスターに投げてよこした。
「チョコケーキ・・・?」
「クレスにも、ミントにも、クラースにだってあげたんだからね!あんたはその残り!!」
「・・・食えんのか?コレ。クレスたちが心配だぜ・・・」
「・・・『アイスニードル』」
チェスターの顔面ギリギリを氷の刃が通り過ぎた。
「てめぇなぁ!!」
「いいから食え!!」
「おわっ!!」
アーチェは神速の速さでチェスターからケーキをもぎ取り、彼の口に押し込んだ!
「じ、じぬ・・・」
なんとかケーキを胃に流したチェスターは、怒るかと思いきや、その場で何か
考え込んでいる。
「・・・・・・・うまい・・・」
「へっ?!」



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