Sky*Sky*Sky

Sky*Sky*Sky


「失礼ね!!決まってんじゃない!!」
「うそだ・・・これはミントが作ったか、買ったに違いない・・・」
「・・・・あ~~もう!!そんなに信じられないわけ?!もういい!帰る!!」
アーチェがついに怒り出し、チェスターに背を向けた。
「まてよ。」
「なによ!!・・・・」
振り返った時にみたチェスターは、アーチェの知らないチェスターだった。
いつもの意地の悪い笑みはどこへやら。
そこには穏やかな、優しさのこもった笑顔があった。
そんな顔・・・反則じゃん・・・
「こんなとこにまでクリーム付けて。なれないことするからだ。」
ふいにチェスターはアーチェに手を伸ばし、彼女の頬を親指でなぞった。
指には先ほどのクリームが付いていた。あまりにも急いでいて気付かなかったのだろう。
チェスターはそれを自らの口へ運んだ。
「さっきも思ったが、少し甘すぎやしねぇか?」
アーチェはというと、顔を真っ赤に染め、口を魚のようにパクパクさせていた。
「なんて顔してんだよ。」
チェスターはふいにアーチェに背を向けた。
「まぁ、これなら美味かったし、また、食べてやってもいいぜ。」
その顔は夕日のせいだろうか、赤く染まっていた。
「ちょ、調子に乗んないでくれる?」
「けっ。よく言うぜ。さ、帰るか。」
そう言って歩き出した瞬間、チェスターが突然ぐらつき、倒れた!
「ちょっと!石になんかつまずかないでよね。」
そう言ってからかったのだが、一向に起きる気配がない。
「チ、チェスター・・・?」
アーチェがおそるおそるみに言った・・・
「ぎゃぁ~~~~チェスターが青い顔して倒れてる~~!!!!!!!!
ミント呼んでこなきゃ!!あとクレスも!!何でこーなるのよぉぉぉぉぉ!!!!」

夕日の森にアーチェの声が甲高く響いた。




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