北の駅

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政府専用機

747政府政府専用機
政府専用機
↑政府専用機と米国空軍F-16
日本は2機の日本国政府専用機を保有している。英語表記は Japanese Air Force One (随行機は Two )。機種は747シリーズの中でも最大級のボーイング747-400で、このハイテク機を政府専用機として使用しているのは現在のところ日本のみとなっている。アメリカの大統領専用機 (747-200) が「空飛ぶホワイトハウス」と呼ばれていることにあやかり、「空飛ぶ首相官邸」と呼ばれるほか、天皇が搭乗する際は「御召機(または御料機)」とも呼ばれる。要人が政府専用機を使用する際は、常に任務機と随行機が同時に飛行し、任務機が故障した場合には直ちに随行機が使用できるという体制をとっている。

両機は総理府の予算で購入され、航空自衛隊に運用を委託する形で使用を開始。現在では防衛省が管理する航空自衛隊機で、乗務員は全て自衛官である。

政府専用機は2機体制であるが、本来要人輸送機は最低でも正(要人搭乗・主務機)、副(随行・副務機)、予備(基地待機・非常時代替機)の3機体制で運用されるのが望ましいとされている。もし1機が故障していると使用できるのが1機のみになり予備機が無くなってしまうからで、また海外寄港地で2機とも故障した場合は代替機が無くなり危機管理上の問題を呈すとみなされているからである。しかし当初の2機購入の数年後に防衛庁が上記の理由で三番機を予算原案に組み込んだところ大蔵省査定ではねられてしまった。そもそも政府専用機の導入は、当時日米間の最大懸念だった米国の巨額の対日貿易赤字を減らすための国策的要素が強いものだっただけに、やがてバブルが弾けて日本経済が長期にわたる不況に陥ると、数百億円もの税金を三番機の購入に充てるなどということは夢のまた夢となってしまったのである[1]。

さまざまな面でアメリカの大統領専用機・エアフォースワンをお手本とした日本の政府専用機だが、両者の大きな違いはその用途にある。エアフォースワンは「政府」専用機ではなく「大統領」専用機で、大統領個人が良識の範囲内で公私にわたって自由に使用することが認められており、国内遊説や選挙戦はもとより、休暇時の保養地への移動にも遠慮なく使われている。一方、日本の政府専用機はあくまでも公用車や御料車と同様に政府所有機であり、その用途は公用に限られる。したがって年間の飛行回数や飛行時間はエアフォースワンにくらべると格段と少なく、導入当初は「虎の子」「宝の持ち腐れ」などといった批判を浴びることも少なくなかった。

なお、「政府専用機」という呼称は通称であり、正式には「特別輸送機」というのが航空自衛隊における呼称となっている。

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