吉日ヒロコ☆Happy homeの作り方

吉日ヒロコ☆Happy homeの作り方

自分の幸せが何かわからない人へ


自分も迷っているとき、大安ケイコさんをはじめ、色々な先輩たちからアドバイスをいただいた。
その感謝の気持ちを、ペイフォワードしたいと思うの。
それに、恋の話って誰としても楽しいもん。


ときどき、「私はどうしたらいいの?」というたぐいの質問を受ける。

結婚したい気持ちはある。
行動もしてないわけじゃない。
相談所にも入ったし、お見合いもした。
自分を気に入ってくれる人もいないわけじゃない。
でも、この人が王子様がどうかわからない。
本当にこの人と一緒なら幸せになれるのか、自信がない…。
このまま迷っているうちに年だけとっちゃうよー。
困った~。
答えはどこにあるの~!

みんな本気だから、こっちも本気で応援したくなる。
だから、どんなアドバイスをあげたらいいかなってウンウン考える。

で。結論。

「結婚に対するイメージを固めた方がいい」ということ。
「結婚」に具体的なイメージを持てないは、「社会に出る年なのでどこか就職したいんですけど、どこがいいですかねえ」という大学4年生と同じだ。

彼らは、なんとなく「この年になれば就職するもんだ」と思っているから就職活動はする。
色んな会社を訪問して、先輩に会ったりもする。
でも、どこにいってもピンとこない。

当たり前だ。
自分の中で「コレをやりたい」というものがない人に、「ずっとコレをやりたかった!嬉しい!」っていう気持ちは味わえない。

結婚もそう。漠然としかイメージしかないと、良い人が現れても、心があんまり反応しない。
「この人とならうまくやっていける。がんばっちゃう!」って思わない。
「この人? いいかも。でも、運命の人ならもっとビビビってくるはずだし…。やっぱり違うのかな」って感じで通り過ぎていく。


結婚相談所でときどき聞くのが、「転職が多い人は結婚が遅い」ということ。
これは、選ばれる段階で不利になるということではなく、その人自身の問題。
転職が多い人は一般的に、どんなに良い相手が現れても、「この人にします!」って結論が出せないの。

ファイルに書いてある条件は全部満たしていて、相手もその人を気に入っている。
そして自分もいいな、って思っているのに、「決めます」って言えない。
そのうち、「やっぱりやめときます」ってことになっちゃう。

仲人さんたちは、「あなたの履歴書を見たときからこうなることはわかってた」って思うらしい。

ミスチルだって言っている。
「もともと答えなんてありゃしないのさ~」

待ってても答えは出ないから、答えはを求めるのではなく、答えは自分で設定しちゃえばいい。
例えば「幸せな結婚生活」っていう答え。
そんで、計算方法と式は、自分で考えるのさ。

例えばこんな感じ。

アナタ+Mr.X=幸せな結婚生活

ポイントは、答えをうんと明確にすること。
A子さんにとっての「幸せな結婚生活」とは何か。

仕事は子供ができたら一旦辞めるけど、子育てが落ち着いたらまた始めたいなあ。
(→女性が働くことに理解がある人)
家事が苦手。もちろん頑張るけど、完璧を求められてストレスを感じるのは辛い。
(→できれば家事に協力的な人)。
週末の家庭菜園は欠かせないなあ。
(→庭いじりとか、自然が好きな人)
犬とか飼っちゃうともっといいな。
(→動物が好きな人)
子供はやっぱり欲しい。
(→子供が好きな人で、子供を育てる経済力がある人)
子供が3才になるまでは側にいてあげたいなあ。
(→少なくとも3年間は専業主婦でいることを認めてくれる人)

そんなふうに自分の「答え」がクリアになっていると、

アナタ+Mr.X=幸せな結婚生活

の、 Mr.X の部分がクリアになってきて、方程式が完成するでしょ?

これ、答えの部分が「お金があること」とかだと、Mr.X はアラブの大富豪とかになっちゃうから。それあり得ないから。
もっともっと具体的に、理想の家庭像を描きましょう。

それをはっきりさせれば、たくさんの男性の中から、自分に合った男性をきちんと選べるようになる。

そして、そういう人と付き合ってみて、違う、これじゃあ「幸せな結婚生活」という答えに到達しない、と感じたら、どうしてそう感じたのかを分析して、 Mr.X の定義をちょっと変えてみたらいい。

例えば、「結婚しても仕事を続けたい」を補完するのは、「女性の仕事に理解のある人」だと思ってたけど、やっぱり「私の仕事を応援してくれる人」に変えるとか。

理解があることと、応援してくれることは違うので。
その微妙なところとかも追求するのよ。


仮の方程式に則って、Mr.X 候補生たちと付き合っていると、ここは譲れるけど、ここは譲れないってことが、見えてくる。
そんで、試行錯誤しながら、必死にこの方程式を完成させると…
「やったー!」ご褒美に王子様が現れるという仕組みです。

それでもまだ結婚に踏み切れないんなら、答えを「幸せな結婚生活」ではなく、「幸せな人生」に変えて方程式を作り直す。

だって、幸せな人生に結婚が絶対必要なんてことはない。
それは人それぞれ。
「結婚しないと幸せになれない」という思いこみ自体が、間違っている可能性だってあるのです。
自分は本当は1人でいるのが好きで、心の奥で結婚を望んでいないということもあり得る。
自分分析が足りないと、間違った方程式を作りがちなのだが、これじゃ目標に辿り着かないよっていう信号は、本能がちゃんと教えてくれる。

マラソンのQちゃんが42・195キロを走るとき、
小出監督はそばにいて、「次は坂だぞ」「スピード落とせ」「水はいらんか?」「ガンバレよ」と声をかけて、Qちゃんをサポートする。
でも、走るのはQちゃん自身。
すんごい苦しい2時間20分を背負うのは、Qちゃん以外の誰でもない。
くたくたになっても、幸せ(=優勝)を目指して精一杯がんばってる。

恋に悩むみなさん。
あなたたちは恋愛マラソンでQちゃんにならなければいけません。
自分を見つめること、新しい世界に飛び込むことは、勇気のいることかもしれません。
でもがんばって走り抜いて。

小出監督だって、優勝の魔法をかけることはできません。
走るのは自分です。
大会でゼッケンをつけて走るのは自分です。

一緒に恋愛マラソン走り抜きましょう。
みんながそれぞれの金メダルをもらえるように、小出監督も応援しているよ。

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