ミニバラ写真館

ミニバラ写真館

バラの台木の作り方


種まきノイバラ生育状況11026
種まきノイバラ生育状況11026

3月26日に発芽した ノイバラが、4ヶ月強経過してこれだけ大きくなりました。

 発芽したときはこんな小さな芽でいつになったら台木にできるのかなと思いましたが、これならこの冬にミニバラの台木には出来そうです。地植えにしてあれば普通のバラも接げる位大きく育つのでしょうね。

 こんなにたくさん台木が出来てしまうと、今度は何を接げばいいのか心配になってきました。もう我が家の置き場所は満杯で鉢を増やす余地がないのです。

 これからゆっくり考えます。


2009.6.8
接ぎ挿し実験
接ぎ挿し実験

 バラの接ぎ挿しに初めて挑戦しました。5月24日に行なったものですが、2週間経過してここまで育ってきました。このままなら成功するのではないかと思いますので方法をご紹介します。

 台木としたノイバラは、この冬に接木した台木の大きなものをプランターに植えて、そこから発生したシュートを使用しました。

 シュートの太さはせいぜい6ミリ程度です。地植えならもっと太いシュートが出るのでしょう。シュートを16センチごとの長さに切り、台木としました。もちろん根は出ていません。

 この挿し穂に、ミニバラの咲き終わった枝から葉芽のついている部分を切り取って、普通の方法で接木しました。接ぎ穂の葉はもちろん切り取ります。接木テープは冬に使用したものを使います。

 こうして接いだ棒状態のノイバラの下部を鋭利な刃物で切りなおして、鹿沼土のなかに挿しました。挿すときも切り口を傷めないよう、棒でガイドしながら挿します。接いでから3日後には新芽が成長をはじめ、今はこのような姿になりました。

 ノイバラについている芽は、取ったものと取らないものが混在しています。取らなかったものからは台木の芽も吹いてきました。それでも接いだ枝からの芽が出ていますのでそれほど影響は無かったようです。

 置き場所はベランダの日陰です。外気に曝しておいたほうが後の生育が良いという実例があるようですのでそうしました。これで根が出ていてくれれば成功なのですが・・・。

 写真の奥に2本挿してさるのは比較するために、ノイバラを接がないでそのまま挿したものです。

 ついでに台木育成のために種をまいた後の状況の写真もご紹介します。
ノイバラ実生生育状況
ノイバラ実生生育状況

 ここまで育つのに約2ヶ月。うどん粉にかかりまくり苦労しました。まだとても接木に使えるような太さにはなりません。接ぎ挿しがこれほど簡単なら、台木を育てるより楽な気がします。
4月18日に発芽した状況はこちら

2009.4.18



2009.2.24


ノバラの種
ノバラの種

 台木用のノバラの種が届きました。長さが6ミリ、幅が3ミリほどの種です。

 切花を接木して楽しまれているいしいしさんから送っていただきました。接木には色々な方法があるようで、 いしいしさんは一年中チャレンジ して楽しまれています。

 私はミニバラが丈夫に成育してくれれば良いので、主に性質の弱そうな品種の接木を試してみようと思っています。しかしたくさん台木が準備できれば、いろいろ他にもチャレンジするかもしれません。しかしうっかり増やすと栽培場所に困りますので慎重に品種は選びたいと思っています。

 まずは、台木作りから始まり。この種を蒔くと今年中に台木に使えるほどに成長するそうです。プランターでもそこまで成長するかどうかわかりませんが、途中経過も時々ご報告いたします。また一つ楽しみが増えました。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: