繋

日記に書いたもの



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2006年09月01日

夢の中
空見上げ
貴方は僕の背をたたき
恐いんだねって笑ってた

オハヨウの
貴方の声が
私の心に花咲かす
オハヨウって笑えてた

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2006年09月02日
『5時の街』

風を感じて咲く花に
月の涙をプレゼント

Ah・・・
僕の無力さを
削って作ったお金だよ

さみしがる君に笑顔の種を
悔しがる君に真っ白いメモ帳を

Ah・・・・
冷めたお茶の容赦ない渋さを
あなたは感じられるだろうか

泣き止まぬ赤の子のような
あのサイレンのように
あっさりと家へ帰すだろう

Ah・・・・
夕日が揺らいで
風を感じて
涙をぬぐって
両足で立って
振り向いて
そこに見える
あの時の花

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2006年09月27日

始まったときから
決まった終わりが近くなる
それなら楽しむほうがいい
たった一度なのだから

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2006年10月06日

電線にとまるカラスは
電線の役割を知らない
地を這う蛇は
そこがアスファルトだと分かっちゃいない
僕はここにいる意味を
何も分かってはいないのだろう

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2006年10月08日

朝からやまない雨と風
秋がやってくる足音
冷たい雨にうたれながら
僕は小さく歌ってる

ライオンの歌
猫の歌
強い意志の歌
星の歌を

冷たい風が通り抜けて
さみしい道が続いてく
流れる雨に混じる涙
頬から落ちたその思い

つないだ手の歌
笑顔の歌
失くしたものの歌
絵描きの歌

虹の根元のその丘の
木に名前を彫るよ
自分の根元を
ココに記すよ

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2006年10月15日 17時35分14秒

隣を歩く人は無し
歩みを合わせることも無し
僕は今も一人歩き
寂しさ感じる秋の朝
ただ笑顔が見たいだけ
立てた旗は霞んでる
どこがスタート地点なの
どこから走ってきたのだろ
そんなに進まぬ僕の足
つまらない箱へ向かってく

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2006年10月17日 23時8分35秒

千をもこえる色の中
自分の色を見つめてる
いつしか色を忘れてく
自分は何色だったかな
頭抱えてしゃがみこみ
地面が涙を吸っていく
いつか思い出せますように
そう願い僕は生きていく
千をもこえる日々の中

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2006年10月25日 23時

話をしよう
眠れぬ夜は
カーテンからもれる光
月は今日も静かに照らすよ
ベランダのサンダルは
秋になっても中に入れず
むくれた様に裏返し
眠れないからうんと話そう
電気スタンドがやる気を出して
冷たいコーヒーは机で眠ってる
夢の無い話は笑いを誘い
そのつど夢が顔を出す
明日を忘れるために
今日を話そう
今日をよく生きれたって
胸を張ることができるように
今日をうんと話そう
明るい明日が来るように
今日も月に願ってみようか
おやすみなさい
おやすみなさい

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2006年10月26日 21時

触れる手は
何におびえているのでしょう
踏み出す足は
どこに向かっているのでしょう
投げたボールは
誰かが拾ってくれるかな
置いてきた荷物は
どこに行ってしまったのでしょう

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2006年10月28日 19時

貴方のそのアンテナは
拾ってくれるでしょうか
貴方のその携帯電話は
僕に返信してくれるでしょうか
着信しても そっぽを向く大人に
いずれなってしまうのでしょう
そう、僕も

あの電波塔は
僕の心と通じていません
何にも持ってない僕の
なんともいえないこの電波を
あの電波塔は扱ってくれません
僕のSOSは届くことはありません
そう、いつも

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2006年10月31日 21時

昨日見た夢を思い出せないよ
失くしたものは白い石
小さい頃の宝物
僕の中にあったけど
僕という箱が大きくなって
周りを分厚い鱗で補強
いざその箱を開けてみると
石は小さく
見つけられなくなっていた
小さい石と同じく
夢をしまった場所も忘れてる

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2006年11月1日 23時1分56秒

嬉しいときは笑えばいい
悲しいときに泣けばいい
そう教えてくれた唄を
今も聞いて生きている

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2006年11月4日 21時27分8秒

花火が上がっていく
その道筋が気づけばすぐ消えていく
その花火は空中で散って
たくさんの道を描いてる
この先、僕の足元は
いくつに枝分かれしていくんだろう
その先で燃え尽きたとき
僕は笑っていられるだろうか

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2006年11月5日 23時33分42秒

その距離は
明日になっても
今日とは変わらない
遠くなることはあっても
一定のところまでしか近づけないから
縮まることはない
変わっていくのは
僕の生きていられる時間
確実に縮まっていくもの

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2006年11月14日 19時35分52秒

寒い夜は
白い僕の唄を歌うよ
歌にならないその唄は
外気に触れて消えていく
街灯は冷たい光を投げてくる
今日も冷たい夜の空

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2006年11月17日 00時10分06秒

冷たい手を差し出されたら
僕の冷たい手は
その手を深く包むでしょう
少しでも暖められるよう
少しでも寂しくないように
貴方の隣を埋められるよう
一生懸命に包むでしょう
しかし今の僕は
貴方に触れる勇気がない
触れて壊れることが怖い
壊れた後はどうなるの
たぶん枯れ木になるだろう
いつも水をありがとう
クロヤギ『M・A』

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2006年11月25日 18時31分2秒

春が過ぎて夏になり
短い秋に長い冬
僕の足の止まった春の日
貴方の明るいその笑顔
桜に負けないその笑顔に
癒されて始まるこの一日
一目見られる短い時間
いつもの景色が違って見えた

夏は外に出たくはない だって
外は暑くて仕方ないから
母親の声で朝が始まる
つまらない道に降り注がれている
真夏の太陽がうつむかせる
貴方に会うと顔をあげてる

色の変わった葉っぱを見つめ
言い知れぬ思い吐き出した
乾いた道路に響き渡って
吐き出した言葉に後悔する
白い息が消えたその後に
赤くなったのは僕のほうだ

僕の足を止めたのは貴方です
貴方は笑顔で歩いてく
冷たい明かりの照らす時間に
貴方の声が聞きたくなる
会えない時間が積もってく
貴方の声で溶け出してく

なぞる時間にしおりをはさもう
いつでも開いて読めるように

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2006年12月21日 19時09分47秒

見てるだけで幸せです
話すだけで幸せです
横に感じるだけで私は幸せです
いつか全部言えるでしょうか

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※一部いつ書いたのか日記がながれてしまったため更新せず
ココから先に分かる分だけ更新します。

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『隣歩』 byクロヤギ
-↓------------
2007年9月10日 23時53分59秒

クラーイヨ
コワーイヨ
歩くのが

ツラーイヨ
イターイヨ
歩くのが

朝起きて 慌てて
外に出て 地面を蹴る
電車には 間に合うか
どうか・・・

俺を おいて いかないで

振り向く 暇すら 与えられず
僕らは ココまで 歩かされた
弱音は どんどん 出てくるのに
ゴールは 全然 見えてこない

クラーイヨ
コワーイヨ
ツラーイヨ
イターイヨ

クラーイヨ
コワーイヨ
ツラーイヨ・・・
クルシイヨ

できるなら
この足で
アナタに
向かいたい

それから 少し休んで
アナタと 歩きたい

ナカナイデ
ワラーッテ
ソバニイテ
ダカーセテ

ツマズイテ
ベソカイテ
アルイテタ僕と・・・
アルイテクダサイ。。。

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2007年11月20日 22時8分12秒

一人で生まれたこの命
親の愛情からコンニチワ
錆びた産声たからかに
そんな僕らに名前くれた

輝く4本足生活
いつしか足は2本だよ
地上に足の裏押し付けて
1歩・2歩・3歩

 写真もたくさん残ってる
 一生懸命泣いた顔
 布団の中で笑う顔
 そんな僕が残っている
 四角い枠の中ケラケラと

つまらない形の枠ができ
いつしか笑顔が減っていく
なんとなく笑えてた昔
今はどこかへ行っちゃった

ナキムシ坊やはトボトボと
今という時間を歩いてく
何気なく過ごしてきた命
つまづいた石さえ忘れてる

 あの写真に残る僕を見て
 一生懸命泣いた顔
 布団の中で笑う顔
 今の僕と比べてみた
 そしたら急に泣けてきた
 僕は何をしてたんだろ

ナキムシ坊やはトボトボと
今という時間を歩いてる
何気なく過ごしてたこの命
つまづいた石たち探してく

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