繋

シュガー


散らばったミルクの雲
『その道は選んではいけない』と
背中で語る大人たち
街灯の光がうるさくて
今日は君と会えないよ

そらと地面をつなぐ雨
泣き止まぬカエルの涙
『夢を忘れればいいんだ』と
大人は背中で言い聞かす
夢に出てくる君だけが
明日と僕をつないでる

ゆうべ見た月の色
甘い砂糖のような白
涙とともに溶け出して
いつしか明るい朝が来る

2006/10/03/24:59

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