彼は彼女に 黒い靴 をプレゼントする。いつどこでも
この靴を履くことを条件に。
そして二人の奇妙な関係が始まる。
標本室のある建物は古く、昔はアパート、
当時から 二人の老婆 が住んでいる。
また何十年も使われていない浴場があり、
彼女はこの乾いた浴槽で裸にされる、黒い靴は履いたまま。
彼女も嫌がるわけではなく、むしろこの奇妙なデートを待っている。
火傷の跡がある少女
、以前家が全焼し一人だけ生き残る。
全焼した後に生えていた キノコ3本を標本
にしていた。
この時の微かに残る 火傷の跡
を標本にしほしいとやって来る。
標本技術室に消えた彼女は、それきり姿を消してしまった。
靴磨きの老人
。長年飼っていた インコの骨
を標本に、とやってきた。
彼女の靴を見るなり、こんなすごい靴は40年も前に一度見たきりだ。
でも一つ忠告しておくよ、いくら履き心地が良くても、
四六時中これを身につけていると、足をなくすことになるよ。
最後、おじいさんに靴を磨いてもらうと事務所に戻り、
その前におじいさんからこんな忠告があった。
その靴を脱ぐなら今だよ。
その靴を標本にするのはどうだい?
しかし事務所に戻った彼女は、標本作成の為の事務処理を行う、
ラベルにはこうタイプする 標本名「薬指」
弟子丸氏は私の標本を大切にしてくれるだろうか・・・
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