姉の○ちゃんが音大の学外発表会のリストを貰ってきた。
例年なら,ぽん太もこのリストに名前があった。
このリストを見ていたら
ほん太が,先回りして
「発表会は行かない。」
という。
妻は,笑って
「だれもほん太に聴きに行くか,何も聞いていないよ。」
と応答している。
ところで,この発表会は,
希望者全員が出ることができるものではなく,
テストで一定の成績がないと出れない。
ほん太もぎりぎりの成績で出させて貰っていたのである。
ほん太の真意を聞くと
発表会に行かない理由は,
他の子に会うのが格好が悪いというのだ。
私は
「自分の意志でやめたのであって,恥ずかしがる必要はない。
堂々としていれば,いいじゃないか。
もう,みんなほん太のことなど忘れているよ。」
といってやった。
子どもなりに,プライドがあるかも知れない。
ときどき妻は,
「もっと早く,バイオリンをやめさせて
小3くらいから塾に行かせればよかった。」
ということがある。
私は
「つまらん。」
と答える。
正確には,私に言いきかせている。
どう考えても
そのような気にならなかった。
学童期のこの時期に音楽を通じた
「健やかな,こころゆたかな成長」を願った。
それなりの意義があったと思っている。
ところで,他のプログに中学受験,習い事,学校の宿題
が大きなテーマになっている。
ここの生徒は,受験をせず音楽を継続的に続けるために
公立に行く子ども。
教室を休室して一時音楽を断念し,私学に進学してから
再びこの教室に戻る子ども。
それぞれである。
優先順位を決めて,音楽を優先するもの。
進学を優先するもの。
それぞれ,「苦渋」の選択をしているようだ。
悲しいかな,これが人生の現実だ。
人生は,平等だ。
ある途では,あるものを得,あるものを失う。
欲しいものを全て
手に入れることなどあり得ない。
欲張りすぎて,
すべてうしなうこともあるかも知れない。
Comments