青い光が見えたら(16歳のフィンランド留学記)
帯びのタイトル
フィンランドで高校生になる !
小学4年生のとき読んだムーミンの物語。
その魅力に導かれてフィンランドへと旅たった16歳の少女が
出会ったのは,温かい人々と,真の教育だった。
高橋絵理香著(講談社1300円)
ぽん太は,あまり本を読まない。
夏休みの宿題として読書感想文がある。
なにげなく,この本を勧めたら読み始めた。
ぽん太は,途中で本を閉じようとしたところ,
紐が切られていることに気がついた。
「お父さん,どうしてこの本の 紐がないの?」
「警察で差し入れたとき,警察官が切った。
自殺防止だそうだ。」
「こんな紐で自殺できるの。」
「ぽん太,フィンラドは,授業料も昼の食堂のランチもタダ。
習い事もタタだ。」
「じゃー,一杯習い事できるね。
でも消費税が高いんでしょう。」
「30何パーセントかな。」
「100円のものが130円か。
家なんか買えないね。」
「買わなくていいんじゃない。
たぶん安い賃貸の家があると思うよ。」
この本を読むまでは,高校生の留学は
日本の文化,相手の国の文化ともに中途半端
になり,妥当とは思わなかった。
しかし,日本の学校教育では,萎縮している少年。
そんな少年の将来の可能性を考えたら
少年を大事にするフィンランドをはじめてとする
北欧諸国の留学もいいのかも知れない。
留学生も学費が無料だそうだ。
この本は,少年に貸してあった。
今回返却を受けて,再度読んでみた。
数箇所で,泣けてしまった。
この本に著書の4年間の
写真が写っている。
緊張した顔から,満身の笑みを表現している顔になった。
日本でフィンランド型の教育が行われたら,
救われる子ども,そして家庭も多いだろう。
・・・・・
8月9日にフィンランドに出かける。
丁度夏休みで今回は教育関係者の話を聞く機会がないようだ。
それでも,語学の不得意な少女が
単身フィンランドに留学し,さらにフィンランド語を
極めようと導いた何かが得られれば,と思っている。
・・・・・
以前,ぽん太にこの本を勧めたときは,
全く無視された。
私がフィンランドに行くことになったので
フィンランドに少しは興味をもって,読み始めたのかも知れない。
この本は,大変いい本だ。
今回フィンランドに行く同僚も大変いい本だといっている。
著者は母校に呼ばれて後輩にメッセージを送った。
「夢を追いかけて下さい。夢は必ず実現します。(私のように)」
高校2年生の少年に貸してあった本が戻ってきた。
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