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はなかたばみ (花酢漿草)別名:セイヨウカタバミ 学名は Oxalis bowiei。オキザリス (Oxalis) は、カタバミ科カタバミ属の球根植物で、葉の形は「白詰草(クローバー)」に似ています。(半)耐寒性の多年草。花色が桃色で、葉色が緑のが一般的ですが、他にも沢山 (約500種)の種類があります。 しぼりかたばみ (絞り酢漿草) 学名は Oxalis versicolor。細長い緑の葉。白花で縁の赤が美しい。南アフリカが原産です。高さは5~10センチほどになります。10月から1月ごろ、真っ白な花弁に赤色の縁取りのある綺麗な花を咲かせます。蕾のときには、渦巻き形が床屋の看板柱のように見えます。ふようかたばみ(芙蓉酢漿草) 学名は Oxalis variabilis 南アフリカのケープ地方が原産です。高さは10~20センチほどになり、葉は3出複葉で小葉は円形から倒卵形です。冬から春にかけて、直径3センチほどの花を咲かせます。「はなかたばみ」よりは株が小さめです。わが国では本州、関東地方以西では露地で越冬します。カタバミの全草は酢漿草 (サクショウソウ)という生薬で、その絞り汁は虫さされに効果があります。西洋ではギリシャ・ローマの時代から、ヘビや毒虫などの害を除けるお守りとされていたそうです。
2008.01.25
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日本が原産地。学名も英名もサザンカ(Sasanqua)江戸時代に長崎の出島のオランダ商館に来ていた医師ツンベルクさんがヨーロッパに持ち帰り、西欧で広まりました。 花はとてもよい香りです。 開花時期は、薮椿は春になってから、山茶花は秋から冬咲き、と異なります。 園芸品種の花の色は赤から白まで様々なものがあります。山茶花と椿は似ていますけど,どこが違うと思いますか?ツバキ(椿)の花は落ちるときにボテッと全部一緒に落ちてしまいます(このことが斬首刑を連想するのか,武士は椿の花を嫌ったそうです)が,山茶花は花びらが一枚一枚バラバラに散ります。椿科の植物は熱帯から亜熱帯に自生しており、椿、山茶花、茶は温帯に適応した珍しい種であり、日本は自生地としては北限です。冬の色気のない景色の中で赤や白の山茶花の花は目立ちますね。「山茶花を 雀のこぼす 日和かな」 正岡子規 「山茶花の 花や葉の上に 散り映えり」 高浜虚子
2008.01.18
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センダングサが本家の「栴檀は双葉より香し」の名前をもらったのは,葉っぱがセンダンに似ているからです。センダングサは世界の熱帯から暖帯に広く分布する1年草の帰化植物。日本では本州の関東以西・四国・九州に分布します。都会でも空き地でよく見かけ、夏から初冬までの間、黄色いチリチリの花を咲かせます。 同属のアメリカセンダングサの頭花は明瞭な黄色の舌状花を持つ点で、他種と区別できます。 国外では観賞用のもので「白の栴檀草(しろのせんだんぐさ)」があります。 花の部分以外はそっくりです。 北アメリカ地方原産。コスモスに似た花で、秋冬に花屋さんでもよく見かけます。5弁花で、コスモスより遅れて、晩秋頃に咲きだします。色は黄色または、ほとんど白に近い黄色で、別名 「ビデンス」 。 いずれも柔らかな一年草で、茎は断面が四角っぽくて節があります。葉は対生して、深く避けて複葉となります。種子(実際には果実、いわゆる痩果)は硬くて棒状で、先端に数本の刺状突起があって、これに逆刺が着いているので、それによって衣服に引っ掛かります。いわゆる「ひっつき虫」のひとつです。
2008.01.11
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今年のお正月も、お節でお屠蘇を飲まれたでしょうね。今はたんに日本酒をお屠蘇と言うようですが、正確には一年間の邪気を払い長寿を願って正月に呑む薬酒のことです。昔から、「一人これを呑めば一家病無く、一家これを呑めば一里病無し」と言われて、正月の祝いの膳には欠かせないものとなっていました。正月に屠蘇を呑む習慣は、中国では唐の時代に始まり、日本では平安時代からと言われています。「屠蘇」とは、「蘇」という悪鬼を屠(ほふ)るという意味で、数種の薬草を組み合わせた屠蘇散(とそさん)を日本酒に味醂や砂糖を加えたものに浸して作り、小・中・大の三種の盃を用いて飲むのが正しいとされています。健胃薬としての効能があり、初期の風邪にも効くという。 正確には、白朮(オケラ)の根、蜀椒(サンショウ)の実、防風(ボウフウ)の根、桔梗(キキョウ)の根、桂皮(ケイヒ)の樹皮(肉桂:ニッケイ)、蜜柑(ミカン)の皮(陳皮:チンピ)、鳥兜(トリカブト)の根(烏頭:うず)、大黄(ダイオウ)など、身体を温めたり、胃腸の働きを助けたり、あるいは風邪の予防に効くと言われる生薬を含むが、作用が激しいトリカブト(毒物にもなる)やダイオウ(下剤としても使われる)は使われないとされます。また「御節」とは元々、中国大陸から伝わった暦上の節目、季節の変わり目などにあたる節日(せちにち、節句)のことを指します。節日には祝事を行い、祝い膳がしつらえられた。このとき作られる目出度い料理が、「御節料理」と呼ばれました。正月元日(1月1日)も、昔から、山に帰った田の神を呼び戻すために祝われる重要な節日とされました。現在では、一般に祝う風習のある節日は正月のみとなりまた。このため御節料理とは、前年の大晦日までに作られ、翌年の正月のための料理(正月料理)のみを指すようになりました。一つ一つの料理は、火を通したり干したり、あるいは酢に漬けたり味を濃くするなど、日持ちする物が多いです。これは火の神である荒神を怒らせないためで、正月に台所で火を使うことを避けるという平安時代後期からの風習により、正月には台所仕事をしないからです。実際には、女性を正月位は休ませるためという意味合いもあります。正月の祝い膳も大きく分けると関東、関西に分けられます。関東風 ごまめ(片口イワシの稚魚)を醤油風味の飴炊きにしたもの。田畑の高級肥料としてイワシが使われていた事から豊作を願って食べられた。 数の子(かずのこ) 卵の数が多いことから子孫繁栄を願って食べられた。 黒豆(くろまめ) 黒には魔よけの力が有るとされていたので、まめ(勤勉)に働き、まめ(健康)に暮らせることを願って食べられた。 関西風たたき牛蒡 形や色が豊作のときに飛んでくると伝えられている黒い瑞鳥を連想させる事から豊作を願って食べられた。 数の子(かずのこ)・黒豆などは 関東とだいたい同じです。焼き魚は関東は鰤で、関西は鯛。餅は関東は切り餅、関西は丸餅の違いがあります。もちろん地方によっていろいろな違いがありますが、雑煮も関東はすまし汁で、関西は白味噌汁です。しかし百貨店のお節が普及して来て、その特徴も無くなりつつありますね。
2008.01.04
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