FROM KOBE

弘前パークホテルの部屋の写真撮ったら大急ぎで部屋飛び出します
多分時刻は十六時を過ぎていたと思うのですが
この辺りの観光施設は殆どが１７時で閉館となり
ギリギリですが目ぼしい観光施設巡りにチャレンジです



もう夕方ですけど、青空がキレイ
お天気に恵まれてよかった



１６時頃だというのに歩いてる人殆ど居ない



いわゆるビルと言う建物が非常に少ないからか、なんだか映画村辺りのハリボテの建物の様です



今夜のお食事処の前を通過して



目の前の生い茂った樹々は弘前城の一角なような気がしますが
向こう側には渡らず左に曲がります

道路がすっきりと広くて低層の建物が続くので見通しが非常に良いです



ホテルからは５分ほどで到着
手前の建物は「青森銀行　親方町支店」



重要文化財　旧第五十九銀行本店本館

いや立派と言うかとても素敵な洋館ですね



建物目の前は芝生の中央市民広場
旧弘前五十九銀行の建物も素敵ですが周りの風景もこれまたとびっきりです



歴史の重みを感じる明治時代の建物



青空が写り込んだ玄関扉が素敵ですね～～

中に入ってキョロキョロしてたらスタッフさんにこちらで入場料お願いしますって声掛けられて
うっかりと無料だと勘違いしてたけど入場料二百円でした



ぐるっと一周回って来たところからの受付カウンター
受付を右手に進むと建物エントランスとなります

それでは写真右側中央辺りの柱横から見学スタートします



右奥の扉がぐるっと一周回った見学コースの終点となります
上の受付の写真は赤いロープの辺りから撮りました

時計を見ると時刻は丁度・・・止まってるようです



ホール全体撮れてなかったんですが
広々としたホールですが上手い具合に柱が邪魔にならないように設計されてます

資料によると銀行店舗として名残のある営業室となっているので
今私が知っているような形態で無い銀行としての姿が有ったんでしょうね



窓から見えるお庭も素敵

何だか監獄の鉄格子の様ですけど
これって泥棒が入り難いようにと言う事なんですかね？

因みに１階の見どころはこのだだっ広いホールのみで終了です



ホールから出て２階への重厚感満点の階段
当時の銀行ってとても優雅な存在だったんでしょうね
一般庶民には敷居の高い場所だった感が有りますね

私としたことがエントランス入ったところの写真撮り忘れたんですけど
いわゆる銀行の窓口的なものが有りませんでした
資料に弘前支店新築の為に建物９０度回転後５０ｍ移動となっているので
そのタイミングかどこかの修復のタイミングで
現在のようなスッキリとしたホールだけになってしまったのでしょうか？

因みにかろうじて映り込んでいるカウンターは１枚板の青森県産のけやきだそうです



２階に上がってきました
真直ぐ進むと会議室で順路通り左に進むと応接室が有ります



控室



小会議室



重役会議室にあった旧弘前市市長の福士文知氏の書

随處作主（ずいしょさしゅ）
恥ずかしながら全く知らなかったんですが
環境や境遇に左右されずに、自分自身の意思と判断に基づいて行動しようとする姿勢を持って生きるという意味だそうです。
何だか久々に感銘受けてしまいましたが

随所詐取 ちなみに私のおバカなPC変換 至る所でだまし取りまくりって



お隣の会議室



展示資料が所狭しと立ち並んでますが
展示物が無ければ広くて立派なホール、大会議室だと思われます



シャンデリが控えめでお淑やかで可愛い



金唐革紙（きんからかわかみ）
現在では国内に数か所しか現存しない重要文化財になります



整然と並ぶ立派なドア



この扉の向こうは１階から上がってきた階段に繋がります



上の扉から繋がる立ち入り禁止の階段



ひょっとしてこの上には隠し金庫があるのか



１階からの階段とは別方向の端にある第２応接室

この奥に頭取室が有るようですが公開されてなかったような気がします



第２応接室は完全に資料室となっています



屋根瓦なども展示されてます



そして２階からの鉄格子



上がってきた階段と真反対建物奥から１階へ下ります



立派な消火栓
木造建築なので何より怖いのが火災ですもんね



そしてぐるっと建物一周完了受付に戻って来て見学終了です

建物には青森県産のけやき、建具も青森県産のヒバ
そして設計施工はご当地弘前出身の棟梁「堀江佐吉」と言う青森尽くしの旧青森銀行
深い思い入れの無い者には広すぎず歴史ある素敵な洋館をサクッと見て回れる
そして造詣の深い方には沢山の資料が展示されているので時間かけてじっくり見て回っても飽きることが無い
弘前を代表する洋風建築の建物、弘前まで来た時には弘前城とと共に訪れるべき場所ですね

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弘前パークホテル