こっぱんの日記

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2022.06.11
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今日は、ほぼ一日、百田尚樹の「プリズム」を読んだ。


難しいテーマを扱った小説である。主人公の女性が恋心を抱いた相手は、「解離性同一性障害」という病気を病んでいる広志という男性のいつかかある分身の一人・卓也。つまり広志は多重人格者なのである。

小説の多くの部分を占める病気の説明が、あまりにも詳しすぎると思ったが、 難しいことを分かり易く書くにはこのくらいくどく書かないといけないのかも知れないとも思った。
この小説のお陰で、「解離性同一性障害」という言葉とその意味を知り、 広志のような人に近い人が実際に存在するということも知った。
今回の、「プリズム」ちゅう題名もうまいと思う。 光は色んな色が集まって出来ている、人間もいろんな性格が混じって出来ている。光はプリズムによって分かれる。人間も虐待などの精神的・肉体的ショックによっていろんな性格の人間に分かれる。 本当にその通りなのだ。
主人公の聡子は、卓也を失ったから、失恋に終ったのかと思ったが、 康弘と離婚できたということは、結局、広志と結婚するのであろう。

出光にしても、ゼロ戦にしても、蜜蜂にしても、美容整形にしても、精神障害にしても、この作家は、徹底的に調べて書く人だと思った。





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Last updated  2022.06.11 17:08:05
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