5匹のコブタとママ

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二男君の病気



6月
生後3ヶ月のころ咳が出始めて、ゼイゼイ。息を吐くときに聞こえる。夜はねられないし、おっぱいも咳ではくようになって、近所の小児科に通っていた。
気管支炎といわれて、薬を出されていたが、どんどんひどくなる。何週間も同じだった。夜は眠れないし、ずっと抱っこしたまま眠る日が続いた。
7月
一日朝と夕方に吸入・吸引をしにいくようになっていた。
咳はひどくて、顔が紫になるくらい咳き込んで苦しそうな日が続いた。
本当にこの薬を飲んでいていいのだろうかと疑問に思うが、医者の前ではやっぱりいえない。そんなある日、受診中に咳が止まらなくて、顔が紫。そのまま救急車を呼んで大きな病院に。酸素を吸わせたいが横にもできなくて、私が抱いたまま救急車に乗った。救急車の中で咳き込んで沢山はいた。かわいそうでかわいそうで、泣けてきた。そのまま入院。喘息かもしれないといわれて、酸素テントに入れられて、色々な検査をされた。付き添い入院だったので、一緒のベットに寝るように言われた。苦しそうな子供をみているのは辛かった。2週間くらいの入院と説明を受けた。病名はつかないまま。酸素吸入と点滴、吸入と吸引の繰り返し。
母乳の許可がなかなか下りずに、ずっと泣いている二男を抱く事もできなかった。
母乳の許可が出て、絞って計って哺乳瓶で飲ませるように言われた。哺乳瓶なんてもってないのに。買いにいこうにも、代わりの付き添いがこないと離れる事もできなかった。交代してみていてくれる人はいない。仕方なしに毎回体重を量り授乳量を測定する事で何とか許可をもらった。
3日たって、退院といわれた。まだこんなにゼイゼイ苦しそうなのに???
退院のしたくもできないうちにベットをあけて、プレイルームで帰り支度するように言われた。そうか、ベットが一杯なんだ。他に入れないといけない子供がいるんだ。でも、こんなんでいいのだろうか。2週間といわれた入院が3日。こんな状態で帰って大丈夫なのだろうか、、。不安なまま十分な説明もないまま退院。
結局入院前と同じく飲み薬と吸入・吸引に朝夕通院の日々。
8月
通院していた近所の小児科は1週間もお盆休み。その間困るだろうろ、吸入器の購入を勧められ、購入。自宅での吸入と入院した大きな病院への通院を指示された。
入院した大きい病院の小児科は冷たかった。吸入・吸引に通ったが、入院を勧められた。しかし前の入院でこの小児科に対し不信感を抱いていたので、入院はできないと話した。それに対しての医師の答えは、入院しないのなら、何をしにこているんだ?という。信じられない言葉に、怒りが込み上げた。
お盆明けに近所の小児科医に県立の子供専門病院への紹介状を頼んだ。
遠くて車で1時間もかかるところだが、この辺にはあの入院した病院以外に大きな病院がなく、子供専門病院には学生時代の友人がナースとして勤務していた。
二男の話を電話で相談したら、紹介状をもって受診する事を勧めてくれたのだ。
8月の終わり、子供専門病院を受診。
二男の状態をみて、経過を読み、すぐに入院を勧められた。
受診した時は今までの中では調子のよい方であったが、担当してくれたT医師は
「この状態で家には返せないと判断するくらいだ。今までよく家にいたよ」と驚いていた。
9月
子供専門のこの病院は完全看護。まだ生後6ヶ月の二男を一人置いていくのはとっても辛かった。母乳なので、絞って冷凍しておいていった。
毎日毎日オッパイを絞り、冷凍し車で1時間かけて通った。夜寝かしつけて自宅に帰る。この繰り返しだった。長女が幼稚園の年少で連日延長保育をお願いしていた。色々な検査が行われた。ひとつひとつ原因と思われることをあたっていくという。T医師はとても丁寧に一つ一つ説明してくれた。


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