辞書による童貞の定義

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2007年12月12日

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１１月１７日の日記「需要が高まるダンボール」をアップ
１１月１８日の日記「バックギャモン」をアップ

大事な人ができると自分の加入してる保険を見直した方がいいのかなぁと思ったりする今日この頃。
こでけんです。

本日の魅上くん。

掲示板にあった下記のコメント２件を削除。

日時：2007年12月12日 08時12分41秒
送信者：ヲタ2007ＦＩＮＡＬさん(*.nttpc.ne.jp)
タイトル：ついに童貞卒業したよ(笑)
本文：一生に一回の童貞卒業してきたよ(笑)　しかも３５歳だから３５萬でかってもらえてマジで感動！
教えてくれた人ほんとありがとう！

日時：2007年12月12日 12時44分19秒
送信者：ヲタ2007ＦＩＮＡＬさん(*.nttpc.ne.jp)
タイトル：ついに童貞卒業したよ(笑)
本文：一生に一回の童貞卒業してきたよ(笑)　しかも３５歳だから３５萬でかってもらえてマジで感動！
教えてくれた人ほんとありがとう！

同じの２回も送るな。

あと、使い古されたネタかもしれませんが、ちょっと前（と言っても３年くらい前でしょうか）に、

「童貞とは性交の経験の無い未成年者のことをいう（広辞苑より）」

だから、２０歳を超えて成人したら童貞じゃなくなるんだぜ。

という旨のネタが流行ったんですが、コレ嘘ですよ

自分が調べた限り、広辞苑第４版、５版では

どうてい【童貞】
１．まだ異性と交接していないこと。また、その人。主として男子についていう。

と定義されてます。
成年者、未成年者の区別はありません。

誰かが面白半分に流したんでしょうが、結構広まってて信じてる人も多いネタだと思います。

辞書によってはそう書いてるものもひょっとしたらあるのかもしれませんが、少なくとも現在出版されている広辞苑にはそのような記載はありませんので、「（広辞苑より）」っていう部分はガセです。
※ひょっとしたら第３版以前の広辞苑でそういった記述があった可能性もありますが

まぁ情報っていろんなものがありますから、その真偽を確かめるメディアリテラシー能力が問われる一例ということで。

で、ここまで書いて「ホントに成年・未成年で区別して記載してる辞書はないのか？」という疑問が浮上してきましたので、とりあえず手元にある辞書についてだけでも確認してみました。

まずは小学館の現代国語例解辞典（第二版）。

・まだ性交の経験がないこと。また、その人。主として男性について言う。

コレは広辞苑同様、成年・未成年を区別していない書き方ですね。

そして・・・ありましたありました。

・成年に達した男性が、まだ性的経験を持たないこと。また、その男性。

コレは成年・未成年を区別した書き方になってますね。

だから冒頭の主張も広辞苑じゃなくて新明解を引き合いに出せば全く問題なかったんですよね。

でも何で新明解だけ定義が違うんでしょうか。

まぁ新明解って独特の書き方でというか、編者の主観が強めに入っているというか、「恋愛」の定義に「特定の異性に特別の愛情をいだいて、二人だけで一緒に居たい、出来るなら合体したいという気持ちを持ちながら、それが、常にはかなえられないで、ひどく心を苦しめる・（まれにかなえられて歓喜する）状態。」ってありますからね。 ※このあたりは調べてみると面白いサイトがありましたのでリンク張っておきます。辞書を読み込んでるって感じです

あと、新明解の定義に従うと童貞かどうかは民法第４条の成年の定義によって変わることになってきますので、成人年齢引き下げの議論の際にはこの点も踏まえた検討が必要になるかと思われます。
え？
いらない？

左様か。

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