☆恋話☆

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忘れられない過去2


つわりがひどく、フラフラで彼に支えられて歩くのがやっとでした。

診断は妊娠3週目でした。
おなかの中の赤ちゃんを画面で見せてもらった時、涙が出ました。
まだ、人間の形にもなってない小さな小さな赤ちゃん、私が守らなくちゃって・・・。
つわりがひどく、何も食べることができなくなっていたので、点滴を打ってもらい。
終わって調子がよくなったと思っていたのも束の間、病院を出る前に点滴までも吐いてしまいました・・・。

つわりは日に日にひどくなり、座ることも立ち上がることも辛くなってしまった私は、ほとんど寝たきりになってしまいました。
そんな私を見ていた彼は、すごく辛かったみたいです。
おろした方がいいんじゃないか・・・いろんなことを考えていたようです。

私たちが、かけおちした間・・・、私たちの家族は捜索願を出し探し回っていたようです。ごめんなさい・・・・。
たくさんの人たちにすごく心配をかけてしまいました・・・。

かけおちをして1週間後、私たちを探し回っていた彼のお兄さんに見つかってしまい・・・、そして奥さんにも・・・。

本当に泥沼でした。いったいこれからどうなるんだろう・・・すごく不安でした。

そして・・・、彼が「このままここにいても、何にもならない。体も弱っていく一方だし、見てられない。今回は辛いけどおろそう・・・。ちゃんと話をして一緒になるようにするから。」って・・・。

涙が止まりませんでした・・・。彼も泣いていました。

夜ホテルに帰り、一言も彼と話しませんでした。
赤ちゃんをおろすのなら、私も死のうって考えました。
彼が寝たのを確認し、ホテルの窓を開けてみました。
怖い・・・。でも、赤ちゃんを守りたい。
すごく不安で、辛くて、苦しかったです。
考えてたら寝られず涙も出てきて・・・、泣いているのに彼が気づいてぎゅって抱きしめてくれました。「いやだ、おろしたくない。」
彼にいっぱい言いました。
彼は優しく「このままじゃ幸せになれないよ。絶対後悔する時がくる。ちゃんと話をするからそれから一緒になろう。」って・・・。
彼も、たくさんいろんな事を考えて言った事だと思います。
たしかに、このままみんなに迷惑心配をかけたまま私たちだけがやりたいことだけやっていたのでは、幸せになんてなれるはずもありません。

数日間、2人でいろんな話をし、2人でたくさん泣きました。

そして・・・数日後におろす予約をとりました。

当日もかなりつわりがひどく、何も食べられず飲めれず・・・。
病院へ向かいました。彼は待合室で待ち・・・

私は手術台へ・・・麻酔の注射を打たれ、「10までゆっくり数えてください。」って言われ、「1,2,3,4・・・・・」
その後の記憶は一切ありません。

気づいたのは個室のベットの上でした。
彼は横に座って私の手を握っていてくれました。
終わったんだ・・・涙が出ました・・・。
彼も泣いていました。

あんなにひどかったつわりもパッタリなくなりました。
赤ちゃんいなくなっちゃったんだ・・・と実感させられました。

ごめんね、赤ちゃん。産んであげられなくて・・・。
ダメな母さんです・・・。守ってあげられなかった。
せっかく母さんのところにやってきてくれたのにね・・・。
ごめんね、ごめんね、ごめんなさい。

つわりもなくなり、食べられるようになり・・・。
体は元気になっていきましたが、精神的に弱っていた私を彼は気分を変えようと、いろんなところへ連れて行ってくれました。

もうすぐこのかけおちも終わりなんだと想っていた頃・・・
彼のお父さんと奥さんのお父さん、奥さんが迎えにやってきました・・・。

彼と私は別々に車に乗せられ・・・家まで連れて帰られました。
約3週間のかけおちは終わりました・・・。









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