こいくちしょうゆ

こいくちしょうゆ

2006年09月07日
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今日は、夕刊番。

締め切りも過ぎ、一息と思った頃にニュース速報が流れた。

「山口・女子学生殺害容疑の少年と見られる遺体発見」

山口を管内に持つ、九州の写真部にすぐに電話。

少年の乗っていたバイクの側で、首を吊った男性の遺体が発見された…そういう一報らしい。

遺体発見の状況を聞きながら、涙がこみ上げてきた。


お気に入りの青いバイク。

いつかそのバイクで九州を一周したいと語っていたという。

犯行の末に、たどり着いた死に場所。



エンジンを止めたのは、スタンドを立てても車体が倒れない場所。

自分は死ぬけれど。

首を吊るときに、何を見ただろう。

一緒に走ったバイクかな…。


吊られた身体は弛緩し、脱糞と放尿。

下顎部と舌の筋肉も弛緩し、落ちた顎から舌が首まで垂れ下がる。

変わり果てた少年が大好きだったバイクは、遺志通り現場に立ったまま発見された。

それが、唯一の少年が生きた証か。


これで、同級生を殺した少年の動機は、闇の中に消えていった。

ある雑誌は、凶悪犯として少年の実名と顔写真を掲載した。

果たして、少年は凶悪犯だったのだろうか…。




純粋に人を愛せば愛すほど、その愛が実らなかった時に残るのは死だけだと思う。

相手を殺すか、自分が死ぬか。

青春の真ん中で、ピュアな選択肢しかなかった。

決して凶行などではない。

「なにも殺さなくても…」



彼女の存在が、自分の命よりも重く、宇宙よりも広がってしまった時に残された唯一の道だったのだろう。


私は、一連の少年の行動をそう信じたい。。。







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最終更新日  2006年09月08日 00時13分49秒
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