こいくちしょうゆ

こいくちしょうゆ

2006年11月29日
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さてさて、コレっ!と言った決め手になる写真が無いままに迎えた昨日の出稿会議。

果たして、写真部として「是非に」と推すもの無く発言の順番を迎えた。

「はい。写真部としては…え~…むにゃむにゃむにゃ…」

言葉に詰まる。

このままでは、写真部の面目が丸つぶれ。。。

困った。


と。そこに飛び込んで来たのが、学芸部からのニュース。

「未確認ですが、岡本太郎の絵画が60年振りに発見されたようです!」

これだっ! 最後のチャンス。 これに賭けるぞ。



「絵はどこ? 今、どこにある? カメラマンを出すから調べてくれ!」

と矢継ぎ早に。

しかし、記事の作成に追われ、学芸部も、絵の写真を撮ることなど構っていられない。

人に任せてはおれん。

「岡本太郎記念館の関係者で、今、連絡が取れる電話番号教て!」

とメモを奪うと、電話番号を押しながら、部員に指示を送る。

「ブツ撮りの用意をせい。ブツは絵画。ポスター大の油絵。ストロボは反射が見えないから、ライトの用意をしろ。」

それからは、ひたすら受話器にしがみつく。

「…という訳で、今から撮らせて頂けませんでしょうか?」

「もちろん、無理は承知でお願いしている訳で…」

「そこを、何とか、職員の方を呼び出して頂いて…」



「是非…お願いしたいのですが…」

受話器を置いた。


「GO!だ。」

「青山の岡本太郎記念館。ブツはそこ! 写真送信終了は8時半まで!」

その言葉で、飛び出すカメラマン。



後は、君の仕事だからね。


今朝、各紙の朝刊が並んだ。

どの新聞の紙面にも、岡本太郎の絵がカラー写真で載っている。

ただ、我が社の写真と違うのは、どの新聞も全て記念館提供の写真で有ったこと。

岡本太郎のアトリエで、雰囲気良く絵を写していたのは、我が社だけだった。

やったー。。。

紙面を見ながら、一人心の中でガッツポーズ。


「成功しなくてもいいということを前提としてやっていれば、

何でもないだろう。思いどおりの結果なんだから。

逆に成功することだってあるかもしれないよ。」

岡本太郎の言葉である。





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最終更新日  2006年11月30日 00時12分53秒
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