基本に忠実に本質を伝える

基本に忠実に本質を伝える

知的レベルが高くても文字とあわない



知的レベルが高くても、識字困難な人々がいます。
dyslexiaディスレクシアといいます。
私はこの問題に関してずぶずぶの素人ですが、たまたま英会話の先生が言語学専攻だったので、教えてもらいました。
英語圏では10-20%、日本語圏では5%弱いると言われています。
有名人ではトム・クルーズ、アインシュタイン、マクスウェル、などがいます。

英語圏で多く、日本語圏で少ないのは、言語の性質により、決して民族の優位性とは関係ないのです。
英語は例外が多い言葉です。読み方一つとっても文字が少なく幾通りにも読めます。
一方、日本語は文字と読み方の対応がほぼ一対一で例外は殆どありません。dyslexiaの割合の違いはそこが原因と言われています。

だから、第二言語として英語を学び始めた時に、日本語では問題にならなかったdyslexiaが英語では表面に出てしまうことがあるようです。
bとd或いはpとqを頻繁に間違える。
読み方がぽつぽつとたどたどしい。
随分努力をしているようなのに、書く字が頼りない。
そういう時にほんの少し頭においておく必要はありそうです。

言語感覚と映像感覚はどうも少々相性が悪いらしく、言語感覚が苦手な人の一部に優秀な映像感覚を持つ人がいます。
だから、通常の試験では不出来でも、敬意を払いつつ、学習指導をする必要があると思っています。

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