基本に忠実に本質を伝える

基本に忠実に本質を伝える

安く社会を勉強する



実は違う。本当の社会科は思考科目である。しかし、そのレベルに達しない人は暗記で勝負をするしかない。

まず、自分の体の中に歴史の転換点に関する年代と時代の始まりをシッカリと暗記する。これだけは暗記をするしかない。
歴史年代暗記

そして、自分の体の中にハーケンを打ち込むように基準となる年代を数字で打ち込む。これは理系的社会の勉強方法。

あとの細かい歴史のあれこれは、この体に打ち込んだ年代の前に起こったことか、後に起こったことかで必然性を把握していく。
歴史の流れについては教科書を何度も読むことで身につく。地元で採用している教科書が公立高校の入試には頻出するので、教科書を葦編三絶の勢いで読むこと。お金はかからない。最低一度は通読する。このとき、本文だけでなく、図、写真、地図、欄外の補足、全てに目を通すことが必須。

若いのだから写真などは実によく覚える。目に焼き付けるように読むべし。実は資料や写真などはしばしば入試に取り上げられる。鎌倉時代に阿弖河荘(あてがわしょう)の農民が地頭の横暴を訴えた手紙など涙なくして読めない。できれば音読が望ましい。

標準的な学力でも最低一週間はかかるが、これなくして問題集を解いても何の力にもならない。

金銭的に余裕がある人はCDブックも有用である。
社会を詰め込む夏
で中学受験用、大学受験用の日本史CDブックをご紹介した。
中学受験用は近現代史にやや弱いものの、通史にはそのまま使用できる優れもので、お値段以上の価値があると思う。

問題集は記述問題を多く取り上げたものをお勧めする。

歴史記述のコツ
地理記述のコツ

の二冊。一冊525円と安いけれどもお値打ちで、学力上位層ならば何も見ないで書く訓練。学力中位層ならば教科書をみながらでよいので書き抜く訓練をする。
これも意外と時間がかかる。時間がない場合には先に総合問題から始めて、できていない年代を集中して読み直すのがお勧め。

地理のハーケンは47都道府県の暗記。
みんなで99隊
がようやく沖縄県まで完成したので一度ご覧下さい。

ざっくりで良いので日本地図を書けるようになってから都道府県の詳細に入るのが良い。


中学社会地図に強くなる本白地図ワーク改訂版

の最初のページに日本地図と世界地図の概略の書き方のコツがある。
まず大枠で書けるように形を把握することが重要。地図上の位置と気候・風土は密接に関係している。

地理はデータを多用する。小学校高学年程度のグラフの処理ができないために地理で苦労する人は多い。算数が苦手だった人は今からでもその分野を復習してから社会を始めると良い。

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: