冬の桜


あの日から3年 君が戻ってくる

夢だけに進む君は 僕の方を見もしなかったの?
上辺だけ付き合っていたのかもね 
そんな気すらした

僕は止められなかった
君を信じる気持ちがカケラでもあったから
いつか会える日を信じて

そして明日 戻ってくる

君の声 体 全てが変わっていそうで

待っていると言った僕の言葉 きっとウソだった
知らず知らずのうちに 気持ちは薄れていった


でも 今は心いっぱいに君を想う気持ちがある

こんなワガママ 君は聞いてくれるだろう 許してくれるだろう

何を言えば 伝えればいいだろう

謝ろうか 喜ぼうか 微笑もうか

僕にだけ出来る事をしてあげたい

冬の桜
君は覚えてるかな

夜明け前 見も凍える寒さの中でしか見られない桜・・・

何度も君と見た

ケンカした後も あたためあった後も・・・

君は笑顔だった 
3年間の事 話し合ったりして でも歯車は狂っていた

時間の壁は厚かった

『冬の桜見にいこ?』 君からだった 誘ってくれたのは

嬉しくてウレシクテ胸が詰まった 

首を縦に振る時 一粒の涙だけ流して 微笑み返した

雪がどれくらい降っただろうか・・・ 時間はどれだけ過ぎたのか・・・
思い出に浸っていた 

約束の5分前 桜の前に立っていた

君は悲しげな顔をして そこにいた

僕も早く来たのに 君はもういた

僕を見ると 真冬のひまわりの様な笑顔に変わった

ただ雪の降る音が静寂な闇夜を切り裂く

『好きです』 僕の声は暗闇を引き裂いた


こんな事もあったねと

君と笑って過ごせる この瞬間(とき)が幸せ

子供も寝静まった夜 冷めたコーヒーを飲みながら

冬の桜の魔法だった

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