甘え上手



きっと君は寝ているだろうと思いながらも

僕は電話を待っていた

話したくてたまらないこの気持ちを

君に思いしらせてやりたい

こんなにも人を愛するという事は

神も望んでいると思う


でも自分の心が許さないんだ

変なプライドが邪魔しちゃって

君への想いを掻き消してしまったんだ

さまざまなことが脳裏をよぎり

記憶までも消していく


一人歩く冬の浜辺は

心を静かにしてくれる

いつも騒がしいこの心を

消えてった君への想いは膨らんでいった

甘えるのが下手な君だからいけなかったんだよ

僕が包んであげたのに

もう放さないって誓ってもよかったけど

今は一人でぶらぶらと歩くだけ


浜辺だって高層ビルが並ぶ街だって

どこでもいいんだけど

一人で考える時間が欲しいんだ

君のことじゃなくて

僕自身のことを・・・


すると暗い気持ちになるから

遊んだりしてみて

夜になるとまた逆戻り


だからいっそ死んでしまおうなんて

考えてしまうんだ

死ぬ勇気なんてないのに


誰か海に沈んでいってしまう前に

救い上げて


海に沈んでいく僕を

見過ごして


雪も降らぬこの都会で僕は

やりきれない思いでいっぱいだ


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