君の香り



出逢った頃はこんな日が来るとは思わなかった

君の声を当たり前のように聞ける自分

好きなときに連絡を取ることができる

君抜きの生活なんて考えられなくなっていた。


そんな君は僕の日記や詩が好きみたいで

それでも僕は書かないで

それにはちゃんと理由があってね

毎晩君に今日あったことはちゃんと伝えてる

好きだとか気持ちだって伝えてる

君にだけ知っててもらえばいいから

なかなか書かない僕だったりして


そういえば君と会うのはもうすぐそこだよね

すごい楽しみで 早く会いたくて 待ちきれない

でも一日の終わりには決まって君の声を聞けるから

なんとなく早く感じる

ただ僕は君に嫌われてしまわないか、そんな心配ばかり

君はそんな子じゃないから大丈夫だけどね。


そんな楽しい日を待ちきれない僕がいるけど

そのすぐ後にある現実は避けられない

逃げ出してしまおうか・・・

君の声を自由に聞けなくなるなんて耐え切れない

何か悪いことをしたのかなぁ。なんて思ったりもする。

君と会って、君の香りを覚えてしまうから

会えないのさえつらいのに

声すら聞けないなんて苦しすぎる。

やっぱり逃げ出そうかな

君は止めるだろうけど


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