何も知らない




雨が降れば靴が濡れてしまうこと

外が寒かったら上着を着ていくこと

暗い僕の部屋にいつも君はいないこと

何でも知っているんだけど・・・



僕は君のことを知らない


昔から知っているようで何も知らない

君が今日なにをしたのかも知らないし

何を食べたのかも知らない

君の気持ちすらわからない

『愛してると君が言う 口先だけだとしてもたまらなく嬉しくなるから それもまた僕にとって真実』

ふと耳にしたフレーズ

こんなこと君に言えば怒っちゃうことなんて知ってるけどね



何回すれ違っても

何回けんかしても


君と別れる気なんてしないんだよ?

君と何があってもめんどくさくなくて

早く仲直りできればいいなって

思ったりもするんだよ?

ただ愛想を尽かされるのが怖いだけ

ただ離れていくのが怖いだけ

もともと君は近くにいないんだけどね




声が聞きたい

そんなこと言えないよ。




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