今からここから

チームとの決別

硬式野球チームの監督は、息子1がチームを辞めることを許してくれませんでした。

7月に入ると、チームの仲間から何か言われるからと、学校へ行くのを嫌がるようになりました。

なんとか、私の車で送迎し登校していましたが、1学期の終業式の2日前から
学校へ行けなくなりました。

私は、このままでは、不登校になると考え、監督のところへチームを辞めさせてもらえるよう、頼みに行きましたが、納得はしてもらえませんでした。

息子1は野球から逃げる為なのか、中学校のバスケット部に入部すると言い出しました。

それならと、チームの副代表のすすめもあり、本人が監督にけじめの挨拶をすることに。

私も、副代表も、ここまで苦しんでいる息子1に監督も納得してくれるだろうと、会わせましたが、そんなに甘いものでは、ありませんでした。

を流し、ガタガタ全身震える息子1を監督は、怒鳴り付けました。

「お前は、これからも頑張ると言ったのに、嘘だったのか!!」

「下を向いて泣きに来たのか、顔を上げろ!!」


息子1は最後まで震えていました。

監督からは、最後まで辞めることについて、何も応えてもらえなかったどころか、ただでさえ自分は負け犬のように思って傷ついた心を、みんなの前で怒鳴られとどめを刺されてしまいました。

もうこれ以上息子1を辛い目に会わせたくないと思いました。

チームの副代表さんも、これをけじめと考えて、次に進んだらいいと
言ってくださいました。





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