・・・はじまりは私がまだ学生の頃。大学の友達の誘いである飲み会に参加しました。
「学生といえばサークルだ!」
「華の学生生活を満喫するぞぃ!」
なんて意気込んで入学したものの気に入ったサークルがなく、バイトに明け暮れる日々だったのです。
キャンパス内でも、理系だったからか周りは男ばっかりっ!
「う~、こんなはずでは~」
「飲み会でもなんでもいいから出会いとかない訳?」
といつも愚痴ってました。(笑
なので、友人M(以下M)から
「飲み会あるんだけど来る?」
って言われた時は、それは嬉しかったものです。自分で飲み会を開く度胸がなかったので、
その時はうれしくて浮かれどんな集まりなのかとか、どんなメンツなのかとか、
全く聞かずに当日の参加をむかえました。
集合場所に到着した私とMは戸惑っていました。
そこには、私がイメージしてたような飲み会に参加しそうな人が見当たらなかったのです。
ちょっと心配になって横にいるMに聞いてみたところ
「えへへっ!実は俺も初めてなんだよね~♪」
なんてぬかしやがる!!
「はぁ~?じゃあ、この飲み会は何つながりなわけ?」
「ん?ネットだよ♪」
「ねっと?・・・」
普段パソコンを使っていなかったその時の私はこの「ねっと」という言葉を聞いてもぜーんぜん分かりませんでした。
「なんやねん、それ~」←たまに出る関西弁。
「インターネットのことやがな~」←Mもつられて関西弁。
つまり、インターネットでメールとかで知り合った仲間との飲み会らしいのです。
これを聞いてかなり動揺したのですが、もう来ちゃったしとりあえず自分達以外の参加者を探す事に。
10分ほどキョロキョロして待ったもののそれらしい人現れず。
私は不安になって
「どうするん?ほんとに(集合場所)ここであってんの?」
するとMは
「ん~じゃあ、電話してみよっかな」
と、携帯を取り出しました。
「相手の携帯番号しってるんなら、もっと早くかけい!」
と憤慨している私をシカトしてMは電話作業を続けていました。
そして、ここで漫画やテレビでありそうなオチがやってきました。
「もう、みなさん集合してるってさ。」
と、M。
「うそコケ!どこにおんねん!」
すると、前方を歩いていた人がこっちにむいて
「やあ、M君?」
ときたもんだ!
そうなのです。私達が気がつかなかっただけで、周りにいる人が参加者だったというわけでして・・・。
(ちょっとオチたでしょ?)
その顔ぶれは、私達よりも10歳くらい上の人ばかりで中には高齢の方も何人かいたりして。
私はビビリました。
どこかでリーダーらしき人の声
「さあ、お店にいきますよ~」
すると、30人ものひとがぞろぞろと移動!
私はさらにビビリました!
「なんねっ!この団体は!!」←ちょっと博多弁
私のイメージとはかけ離れていました。
でも、Mはある程度知っていたのか余裕でした。


