チョロポンの部屋

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娘の不登校7


1年の時の担任は、異動になり学校を離れる事になりました。
離任式に出席した娘は、家に帰ってくるなり泣き出しました。
「先生が何処かにいっちゃうのは寂しい・・」と。
娘ながらに先生の事を慕っていたんです。

2年生に上がり、今度は新任の先生です。
教師なりたての女の先生です。

新任ということもあって、不安とためらいが、私にはありました。
でも、娘はランドセルを背負って学校に行けるようになったのです。
時間はまちまちですが、私たち夫婦にとって娘がランドセルを背負って学校に行ってくれているということは、大きな前進です。
微かな希望が出てきました。

家庭訪問の時に、1年の時の事を担任に話しました。
担任は、「小さい事でもけっこうですので、何かあったらすぐに教えてください。こちらでもきちんと対処していきます。連携をきちんと図り、一緒に頑張っていきましょう。」
と言いました。

5月に入り、娘がまたしても「学校に行きたくない。つまらない。」と言い出し始めました。
その理由を尋ねると、「皆に一生懸命話しかけているけど、すぐに何処かに行っちゃっていなくなっちゃうから。」 
娘は娘なりに、友達との関係を良くしようと気を張って頑張っているんです。
ただ、1年の時に学校に行っていないため、クラスの子供たちとあまり親しく出来ていないため、クラスの子供達は、学校で仲の良い子と一緒に遊んでいるというのが現状のようです。
明らかに虐めによる仲間はずれではないので、何ともしようがありません。
子供達も悪気があって、そういう行動をとっているわけではないし、娘も学校に行ってしまえば、それなりに楽しんでいるようなので、しばらく静観することにしました。

旦那様とも話しをしたのですが、「このまま不登校が続くようならば転校も止むを得ない。今のままズルズルと学校に行ったり行かなかったりするようなら、転校した方が1からやり直せるのではないか?」
という話しをしました。
娘にそのことを話すと 「転校するのは嫌だ。今の学校が良い。」 と言っていました。

なかなか上手くいっていないというのが現状です。でも1年生の時に比べると大きな一歩を踏み出しているような気もします。
まだ、完全に不登校が治ったわけではありません。
これからも、娘のことに気を配りながら頑張って乗り越えて行くしかありません。

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