**近藤mayくらぶ

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ゴスペル音楽のこと。


言葉の意味は宗教用語の福音(良い知らせ)です。

ゴスペル音楽がうまれた背景には悲しい黒人奴隷の歴史があります。アメリカ大陸に奴隷として連れてこられたアフリカ人は、すべての自由を奪われ、とても苦しい生活を強いられました。そんな中、彼らは心のよりどころとしてキリスト教と出会います。(従順によく働くようにキリスト教を教え込まれた、という説もあり。)

彼らは英語の読み書きが出来なかったけど、聖書の内容を牧師に続き復唱しながら知っていきます。音楽の好きな民族であるアフリカ人は、それにメロディーをつけ、リズムをとり、ハーモニーをつけながら、より自分たちらしいキリスト教の信仰スタイルを得ていきます。(ゴスペルスタイル、コール&レスポンスの原型)

その後、さまざまな黒人音楽のルーツとして、アメリカの歴史とともに発展していきます。

ゴスペルとして歌われるものの中には讃美歌がルーツのものもあります(Amazing Graceの原曲はイギリスの讃美歌だった。)が、讃美歌はヨーロッパでうまれた音楽で、教会オルガンの発展と共にバッハの時代に盛んになります。これらは、あまりリズムを強調したものではないので、アフリカ土着のメロディーラインと手拍子(クラップ)・足拍子(ストンプ)といったダンサブルなリズムが、よりゴスペルらしさを表しているといっても良いかもしれません。(あ、でもノリノリばかりがゴスペルでもないです。バラードの名曲も多いですし、二グロスピリチュアル<黒人霊歌>と呼ばれる曲もあります。)


詳しくは、 ウィキペディア に載ってますー。



現在日本で親しまれている「ゴスペル」という呼び名は、(キリスト教のメッセージをふくみますが)ほとんどの場合、キリスト教信者のみが歌うためのものではなく(私もキリスト教信者ではありません。)音楽のスタイルとしての意味合いで使われることが多いです。

声を合わせて、元気にリズムをとって仲間と歌を楽しむのに、ぴったりだったというわけです。

ちなみに、1992年に公開された映画「天使にラブソングを」の挿入歌がゴスペルソングとして認識される事もありますが、実際は讃美歌をポップにアレンジしたものや、ポピュラーソングの替え歌などがほとんどで、ゴスペルが登場するのはパート2内の、 Oh,Happy Day と、 His eye is on the sparrow のみです。

アレンジも数多くありますので、是非You Tubeドライブしてお気に入りを見つけてくださいね。

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