強気




「別れたんだー。アハハ、ふられちゃったー!」

そんな笑顔で明るく言ってみたりして、

唖然とする友達の顔を見て、なんだかほっとしてみたりして

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  強気
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 私は演技派だったりする。

別れて明るくて、これって普通意地はっててかっこ悪くみえるけど、私はそうは見させない。

こんな時、演技力がある自分でよかったって思ったりもする。

「さらっと言うね。もっとさー、ふられて悲しいーとかないの??」

とか聞かれたりして、安心するんだけど。

「好きじゃなかったのかな」

とか影で言われたりして、そんなわけないじゃんとか腹立てながらも、本気でバレてないことに安心したりして。


 私は一体何に怯えてる?


弱い自分をさらけ出すのが恥ずかしくて  恥ずかしくて


 いつから声を殺して泣くようになった?

これが私の演技力をつけたというか。

小さい頃を思い出してた。

大好きだった、友達だった私の犬が死んだ時。

みんな、パパもママも暗くて、私まで暗くちゃいけないって。


だから私は笑顔でいた。

いつも泣かなかった。


泣きたいときは

いつも暗いところで、誰にも気付かれないように

鏡を持ち歩いて、

泣いた後は目が赤くなってないかチェックして

人前で泣く勇気がなかった。


ねぇ、君は、どうしてそんなに泣くことができるの?


泣く人が憎らしかった。

私はガマンしてるのに、と。
泣く人を我が儘だとも思った。

本当は


羨ましかった

涙

なみだ

ナミダ


私が泣くとき、そばには誰がいてくれますか?


友達?親?アナタ?

私はあなたにいてほしかった。


そんなアナタも私のことを、
強いと思って平気で突き放すのね。


誰かに気付いて欲しいようで、気付かれたくなくてビクビクしてる醜い自分が同居して


あなたは気付いてくれますか?


いつもそばにいる、強気なワタシに




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