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ようやく日本語で読めるパサージュについての詳しい本が出版されました。鹿島茂 『パリのパサージュ』 現存するパサージュが写真付きで一つ一つ順に紹介されています。ギャルリー・ヴィヴィエンヌのように、近頃では観光ガイドにも取り上げられることのあるパサージュはともかくとして、パサージュ・ブラディのような、ほとんどインド街のようなところまで紹介されている、その網羅性がこの本の特徴です。150頁ほどのそれほど大部な本ではないのですが、これまでの断片的な小論しかなかった状況を思えば、一通りの情報を得られる唯一の日本語文献であり、パサージュについて知るための基本文献とも言えます。
2008年02月29日
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中公文庫から順次刊行される『世界の歴史』シリーズの第2弾は、第20巻『近代イスラームの挑戦』でした。中公文庫 『世界の歴史(20)』扱っている時代は十八世紀から二十世紀初頭まで、舞台は当然イスラム世界となります。これぞ正に私の欲しかった巻で、ハードカバーのときに購入したものは、どうしても西欧中心となってしまっていたので、今度こそは『世界の歴史』を全巻揃えたいと目論んでいます。今後の予定としては、毎月一冊のペースで刊行されてゆくようで、次回配本は第3巻『隋唐帝国と古代朝鮮』、その次の第4回配本は21巻『アメリカとフランスの革命』と予告されています。
2008年02月28日
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新刊で集英社新書から毛色の変わった紀行文(?)が出版されています。「ゲーテ『イタリア紀行』を旅する」ゲーテの『イタリア紀行』は、ゲーテの代表作の一つともいわれる紀行文の傑作です。仏文学徒でイタリア大好きの私でさえ、『イタリア紀行』といえば、スタンダールの『イタリア紀行』ではなく、ゲーテの『イタリア紀行』をまずは思い浮かべるくらいです。しかし、ゲーテの『イタリア紀行』には大きな問題があって、読了した人が非常に少ない。なぜかというと、ゲーテだけに非常に高尚というか衒学というか、早い話が難解なのです。それに輪をかけてくれるのが、岩波文庫の味わい深い名訳なのです。名訳は得てして読むのに骨の折れる名文調なのです。『イタリア紀行』が読みづらい今ひとつの理由は、『イタリア紀行』の内容そのものに関わっています。『イタリア紀行』はゲーテがイタリアで見た絵画、彫刻、建築、遺跡などについての記録という側面が強く、実際にそこで言及されている作品を知らないと、後はゲーテの舌先三寸にしてやられるしか道が残されていないのです。そんな『イタリア紀行』にとってはよろしくない状況を一挙に打破してくれるのが、今回紹介する『ゲーテ『イタリア紀行』を旅する』なのです。『イタリア紀行』から適宜引用しながらも、著者の分かりやすい解説と写真で、ゲーテと同じ順路でイタリアを旅できる本なのです。この手のよく出来たヴィジュアル版の新書の常で、出来がよければよいほど、物足りなさが残る、こんな薄い小冊子ではなく、もっともっとたくさん読みたかったという不満が残るのですが、それはとりもなおさず、この本のすばらしさを物語っています。『ゲーテ『イタリア紀行』を旅する』片手に、実際にゲーテの『イタリア紀行』を読み進めるというのも楽しいかもしれません。なお、『ゲーテ『イタリア紀行』を旅する』の著者によると、『イタリア紀行』は長らく定番であった岩波文庫ではなく、潮出版の全集の11巻が読みやすい訳文でお勧めだそうです。潮出版のゲーテ全集といえば、以前は一冊が五千円くらいはして、本当に欲しい巻しか手が出せなかったのですが、今は新装普及版があって、二千円程度になっています。『ゲーテ全集(11)新装普及版』
2008年02月26日
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訳あってコレットの『青い麦』を読んでいます。『青い麦』と言えば、これまた青春文学の代表ともいわれる名作で、フランスはブルターニュ地方の広大な自然の中で繰り広げられる、大人に憧れる十代の甘くも切ない初恋とその悲しみが、感覚的な文体で描かれて、、、といった辺りが、一般的な『青い麦』の評価だと思いますが、そして、その評価に違わぬ名作なのですが、それ故に、この歳になって読み直すことになろうとは思いもしませんでした。あまりにも特定の時代や世代にコミットしすぎて、その時代そのものになってしまったり、ある世代を代表する作品になってしまうと、却って全般的な評価が得られなくなってしまうという好例かもしれません。コレット 『青い麦』私はコレットのプレイヤッド版第二巻で読んでいるのですが、それがまた読みにくさに輪をかけてくれます。『青い麦』の日本語訳は古くから色々と出ていますが、集英社文庫のものがよいでしょう。【DVD】青い麦<2003/06/20>映像化されたものは、昔のオータン=ララ監督の映画がDVD化されていましたが、私は見たことありませんし、今でも入手可能なのか分かりません。数年前にフランスでテレビドラマ化されていましたが、さすがにそのDVDはないようです。
2008年02月24日
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光文社古典新訳文庫では、フロイトの文明論集が刊行されています。しかし、今さらどうしてフロイトの、それも文明論集なのでしょうか。確かに、フロイトの書いたものなので、単なる文化論にはとどまらず、精神分析的眼差しにあふれた評論とはなっているので、フロイトを深く研究したい人には欠かせないものだと思うのですが、そして、それがこなれた新訳で読めるようになることは素晴らしいことだとは思うのですが、、、。どうせなら、文明論ではなく本論、精神分析そのものを中心に取り扱っている論文を出した方がよいのではないでしょうか。といっても、じゃあ、どれならいいのだという名案はないのですが。フロイトはこれ一冊だけを読めばいいという主著がありません。『幻想の未来』 『人はなぜ戦争をするのか』 ところで、この新訳って読みやすいのでしょうか。単純にそれまでの訳と比べて読みやすいという気はします。しかし、私は精神分析についてはフランスでしか学んだことがないので、根本的にこの分野の日本語の語彙や独特の表現が欠けているため、正直なところ、読んでもそのまま理解することができません。でも、多分、読みやすいいい訳文だと思います。少なくとも、信頼できる訳者ではあります。
2008年02月22日
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今日、予約注文していたDVDが届きました。あのモンティ・パイソンの日本語吹き替え版BOX SETです。空飛ぶモンティ・パイソン”日本語吹替復活”DVD BOX[7枚組]もちろん、既発売のモンティ・パイソンのDVDにも日本語吹き替え音声は収録されているのですが、今回のDVDに収録されているのは、東京12チャンネルで放送されたときのもの、つまり、日本人にとってみれば、これぞオリジナルの日本語音声なわけです。まだ、開封して付録のブックレットを眺めているだけですが、このブックレットがまた128頁もある代物で、当分の間は退屈しなくてすみそうです。文学となんの関係があるのか?まあ、イギリスのユーモアの研究ということで。
2008年02月20日
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『赤毛のアン』のことを日本でばかり人気が高くて、本国ではいまいち評価されていない作品などと貶しましたが、ふと読み返してみて、やっぱり面白いことは面白いと認めざるを得なくなってきました。そんなわけで、今度は同様に日本での評価に比して本国ではそれほど顧みられず、また、個人的にいくら読み返してみても面白いと感じられない作家を紹介します。前もって、お断りしておきますが、本国での評価というのはあくまでも文学史上の位置づけの問題であったり、本の売れ行きであったりしますが、面白いかどうかは私個人の感想です。で、それは誰かというと、モーパッサンです。モーパッサンといえば、日本ではあたかもフランス文学を代表するかのような、押しも押されぬ短編の名手であり、その上、『女の一生』のような長編も残した大作家とみなされていますが、フランスでは短編の名手であるが故に、モーパッサンの評価は非常に低い。長編も『女の一生』なんてなにそれ、フロベールの二番煎じじゃないかと思われています。モーパッサンを高く買っているのは日本とアメリカだけです。昔、アメリカに行った有名なフランス人作家が、あまりにもみんなからモーパッサン、モーパッサンと言われるので、モーパッサンなんて大した作家じゃないと発言して驚かれたというエピソードがあるくらいです。なぜ、日本とアメリカではモーパッサンは評価されるのか。それはこの二国には短編の伝統があるからというのが、よくいわれている理由です。オー・ヘンリーしかり、志賀直哉しかりですね。その反対に、日本文学が相当広く受容されているフランスでも、志賀直哉はあまり人気がありません。ところで、私個人の趣味の問題に話を移すと、昔から志賀直哉を面白いと思ったことは一度もなく、『暗夜行路』に至っては読了こそしたものの、ほとんどなにも覚えていない。ああ、主人公が父親と相撲を取るエピソードだけはかすかに記憶に残っていますが。それくらいだから、モーパッサンも好きになれるはずがないのです。もちろん、一個人の好き嫌いなので、モーパッサンの価値とはなんの関係もありませんが。自然主義という観点からもう少し真面目な話もあるのですが、今回はひとまずこれくらいにしておいて、正当にモーパッサンの短編集を紹介しておきます。もちろん、モーパッサンの短編集はたくさんありますが、岩波文庫の最新のものが、代表的な短編が収録されており、なおかつ読みやすい訳文でお勧めです。モーパッサン短篇選
2008年02月19日
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これまでにもなんどか取り上げてきた、パリにあるガラスと鉄骨のアーケード回廊パサージュですが、平凡社からパサージュの本が刊行されるようです。鹿島茂 『【予約】 パリのパサージュ 過ぎ去った夢の痕跡』著者は十九世紀のパリのことを書かせたら右に出る者のいない鹿島茂で、これまでにもパサージュを論じた小論は何篇かあったのですが、一冊まるごとパサージュというのは初めてのようです。私の十九世紀好きもこの先生のおかげなので、もう一も二もなく、購入するしかないわけです。この週末も当然のごとく書店には行ったのですが、まだ、発売されていないようなので、刊行され次第、また紹介しようと思います。
2008年02月17日

以前、どちらかというと否定的に紹介したモンゴメリの『赤毛のアン』ですが、実は今年は『赤毛のアン』が出版されて100周年にあたる記念の年なのです。anne2008.comという、その名もずばり赤毛のアン100周年を祝うためのサイトもあります。それに合わせてPenguinから2冊のアン関連の本がこの二月に出版されます。一冊目は Before Green Gablesこれはモンゴメリ自身の作品ではないのですが、タイトルの通り、アンがグリーンゲーブルズにやって来る前の物語です。紹介文にはこんなふうにあります。But when readers first meet Anne, she is eleven...11歳の女の子として登場したアンの、それ以前の生活については、少しだけアン自身による言及が作中にあるばかりで、多くのアンマニアが読んでみたいと熱望していた物語なわけです。一応、モンゴメリの子孫のお墨付きらしい。Anne of Green Gables, 100th Anniversary Edition二冊目はコレクター向けの本で、1908年に出版された『赤毛のアン』初版のファクシミリ版。オリジナルのカバーイラストも採用されているようです。こういうのって、作品そのものにはあまり興味がなくても、コレクターとして少し気になるんですよね。この二冊、最初に出版案内で見たときには2月14日発売予定だったのですが、Penguinのサイトで確認した限りでは、一週間遅れの21日に出るようです。まだ買うかどうか決めていませんが、きっと洋書屋にも並ぶと思うので、実際に手に取ってみたら衝動買いすると思います、きっと。安いし。
2008年02月14日

リサとガスパールの洋書を通販でも買えるようなので、一応紹介しておきます。送料を考慮に入れても、洋書の扱いのある大型書店で買うよりは少しは安くなりそうです。リサとガスパール デパートの一日商品名は日本語になっていますが、画像の通り、実際には Gaspard et Lisa aux Grands Magasins というタイトルのフランス語版です。とはいえ、フランスに行く知り合いに頼むほうが安上がりなのは事実です。ところで、色々と検索していて発見したのですが、こちらのサイトで、Gaspard et Lisaの日本語タイトルがリサとガスパールになった経緯が推理されています。結論から言えば、英語版経由だからということなのですが、なるほどという感じです。
2008年02月13日
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フランスに行く際に、最近お土産としてよく頼まれるのがリサとガスパールの絵本です。リサとガスパールは日本でも人気のあるキャラクターですが、元々はフランス語の絵本なので、どうせパリでは本屋にしか行かないんだから、ついでに買ってきてというわけです。『リサとガスパール デパートのいちにち』特に人気のあるのが、ギャルリー・ラファイエットにリサとガスパールが出かけるこの巻です。まあ、一つには知り合いがそういう年齢になってきた、つまり、子どものいる年齢になってきたということでもあるのですが、それにしても、リサとガスパールで、それもフランス語版で育てられるなんて、羨ましい限りです。フランスで買ってきてというのは、原書なら普通の小さいサイズのものが6ユーロ弱なので、FNACで5%引きで買えば、確実に1000円を切るからです。日本だと、日本語版が1200円程度、原書だと1600円程度なので、まあ、確かに安くはなっています。大型判だとさらに値段に開きがあるし、リサとガスパールのシリーズを全巻揃えるとなると、けっこうな差額になるというわけです。絵本なので何冊も集めると見た目以上に重くなり、毎回、スーツケースの重量との闘いとなるのが欠点です。もちろん、超えてしまえば、カバンにつめて機内持ち込みという地獄が待っています。
2008年02月12日
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チレア作曲のオペラ『アドリアーナ・ルクヴルール』を知ったのはつい先日のことだったのですが、やはり、知らないは私ばかりで、元々有名な曲であったらしく、こんなCDまで出ていました。プライド オペラ・アリア・セレクションこれはなんとあの『有閑倶楽部』の一条ゆかりが現在連載中のコミック『プライド』とのコラボレーション(?)CDなのです。私も今回初めて知って、まだ現物を手にしていないので、詳細は分からないのですが、オペラ歌手を目指す二人の女性が公私ともに激しくぶつかりあう物語で、それにちなんでなのか、あるいはコミックの中で言及されている作品をなのか、いずれにせよ、アリア集なわけです。そして、ジャケットは当然のごとく一条ゆかり画です。二枚組CDに収録されている曲目は以下の通り、プッチーニ、ヴェルディ、モーツァルトなど調大御所も多いのですが、その中にチレアも一曲入っています。[Disc1]1.プッチーニ/『ラ・ボエーム』より 私の名前はミミ2.プッチーニ/『トスカ』より 歌に生き、恋に生き3.ヴェルディ/『マクベス』より野望に満ちて4.ベルリーニ/『ノルマ』よりカスタ・ディーヴァ~清らかな女神よ5.プッチーニ/『ラ・ボエーム』より冷たきこの手6.ヴェルディ/『椿姫』より乾杯の歌7.ヨハン・シュトラウス2世/『こうもり』より 故郷の響きは憧れを募らせ8.リヒャルト・シュトラウス/楽劇『ばらの騎士』より“僕は夜明けが嫌いだ"9.リヒャルト・シュトラウス/楽劇『ばらの騎士』より “2幕のゾフィーとの二重唱"10.リヒャルト・シュトラウス/楽劇『ばらの騎士』より“3幕の三重唱"11.リヒャルト・シュトラウス/楽劇『ばらの騎士』より “あれが若さということですね"12.ドニゼッティ/『ドン・パスクワーレ』より あの騎士のまなざしは13.モーツァルト/『フィガロの結婚』より 恋人よ、早くここへ…14.リヒャルト・シュトラウス/楽劇『ばらの騎士』より “あんな男と結婚するのですか?"[Disc2]1.ヴェルディ/『リゴレット』より 慕わしき人の名は2.プッチーニ/『ジャンニ・スキッキ』より 私のお父さん3.カタラーニ/『ワリー』より さようなら、ふるさとの家よ4.チレーア/『アドリアーナ・ルクヴルール』より 哀れな花5.プッチーニ/『マノン・レスコー』より 捨てられて、一人寂しく6.ヘンデル/『リナルド』より 涙の流れるままに7.ビゼー/『カルメン』より ハバネラ8.ヴェルディ/『椿姫』より ああ、そはかの人か...花から花へ9.プッチーニ/『トゥーランドット』より お聞き下さい、王子様10.ヴェルディ/『運命の力』より 神よ、平和を与えたまえ11.プッチーニ/『トゥーランドット』より 誰も寝てはならぬ12.ヴェルディ/『リゴレット』より 風の中の羽根のように女心の歌13.ドニゼッティ/『愛の妙薬』より 人知れぬ涙14.モーツァルト/『ドン・ジョヴァンニ』より お手をどうぞ15.モーツァルト/『魔笛』より 恐れるな若者よ16.モーツァルト/『魔笛』より 復讐の心は地獄のように燃え なお、原作のコミックはこちら。今のところ、8巻まで出ているようです。 一条ゆかり 『プライド(1)』
2008年02月07日
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先日、来日中の知人とチャイコフスキー・コンクールのガラ・コンサートに行ってきました。今回は日本人がヴァイオリン部門の一位ということで、国内的にも注目を集め、私の聴いた会、サントリー・ホールでの講演もほぼ満席という盛況ぶりでした。同席の知人はヴァイオリンにはうるさいので、お互いたいして期待もしていなかったのですが、女声部門の受賞者オレシャ・ペトロヴァが歌った曲が予想外によかったという意見で一致しました。曲目は、フランチェスコ・チレア作曲 歌劇『アドリアーナ・ルクヴルール』より ブイヨン公妃のアリア「苦い喜び、甘い苦しみ(Acreba voluttà, dolce tortua)」です。「予想外に」というのは失礼な意味ではなく、こんな曲があることを知らなかった、いえ、作曲家の名前さえ知らなかったという意味です。しかし、調べてみると、フランチェスコ・チレアはプッチーニやレオンカヴァッロと同じ新イタリア楽派に属する歌劇作曲家で、『アドリアーナ・ルクヴルール』はその代表作。決してマイナーな曲などではなかったのです。普段、オペラなんてまず聴かないし、声楽のコンサートに行くこともまずないので、ふとした機会に発見があるという、喜ばしいことなんだか、無知をさらけ出しているだけなんだか、よく分からない話でした。チレア: 歌劇 アンドリアーナ・ルクヴルール(DVD) ◆20%OFF!チレア:歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」(全曲)
2008年02月04日

何度かフランス語のオーディオブック(livre à écouterとかlivre lu、livre sonoreと言います)の話をしてきましたが、もう最後はこれしかないだろうという決定版を見つけました。マルセル・プルースト『失われた時を求めて』を全文朗読したものです。なにしろCD 111枚組、収録時間が約140時間という代物ですから、価格もそれなりにして、365€、最近の少し円高気味のレートでなら六万円を切る程度です。出版社のサイトからは、有名な冒頭の部分を一分間試聴できます。Longtemps, je me suis couché de bonne heure. という例の部分です。でも、これを買ったとして、いったいどうやって全てを聴けばいいのでしょうか。例えば、電車通勤に三十分かけている人ならば、往復で一日一時間、一週間で五時間、単純計算で28週間、つまり、半年強で聴き終えることができます。でも、通勤なんてしないしなあ。私の場合、週に一回一時間になってしまうので、二年半以上はかかる計算になります。かといって、毎日、そのために時間を取るのは嫌だし。毎日お風呂で15分ずつというのはどうでしょうか。計算上は560日、つまり、一年半ほどで聴き終わります。でも、頭や体洗ってるときは聞こえないから、湯船につかっている時間だけだとすると、15分じゃのぼせちゃうしなあ、、、などと馬鹿げた計算をするだけでも楽しめます。それだけの膨大な録音ということですね。そもそも、こんな録音をした人がいること自体がすごい。さすがに一人だけで全編をというわけではありませんが。ところで、価格は365ユーロなので、一日1ユーロずつ貯金してゆけば一年で買えるのです。失われた時を求めて貯金。いっそ、自分で朗読して買ったつもりになって、つもり貯金でもするか、、、などと、またもや益体もないことを考え出してしまいます。なお、このCDセット、実は日本でもフランス語書籍の専門店に在庫があったりするのですが、十万円以上します。CD111枚では重量があって輸送費がかさむのかもしれませんが、それにしても高すぎるなあ。うーん、こんどFNACに行ったときに、勢い余って購入!なんてことにならないことを、我がことながらも祈っている今日この頃です。
2008年02月01日
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