こぱむだ事件簿(10)

日時 :
3年程前

記者名:
こぱむだ

ニュースタイトル:
こぱむだinカナダ

ニュース内容:
こぱむだ事件簿(9)に引き続き、カナダに旅行に行ったときの出来事である。

妹の家にお世話になっていたこぱむだは、勉学に励む妹の役に立とうと

洋服のアイロンがけに取りかかった。

鼻歌歌いながら楽しげにアイロンをかけるこぱむだ。

いい感じで片付いていったその時、アイロンを倒してしまい絨毯に

「じゅ~!」

「げっ!」あわてて起こしたが時すでに遅し。

絨毯にはアイロンの跡が・・・。

化繊の絨毯だったので溶けてしまったのである。

「うわ~!」二人で大騒ぎ!

アイロンにも溶けた絨毯の一部がくっついてしまって

なんとも体に悪そうな臭いが・・・。

なんとか絨毯をこすって毛羽立てて、なんとなく証拠隠滅。

微妙な出来上がり。

アイロンも冷えるのを待って、必死ではがしてなんとか復活。

まったく人騒がせである。←役に立ってない・・・

妹が学校に行っている間、こぱむだは少し冒険をしてみることにした。

妹の住むアパートの近くに、大きなショッピングモールがあったので

そこへ行ってみることに。

外国で優雅にショッピング・・というわけにはいかなかった。

あちらでは、お店の人たちがとても気さくで目が合うと

なにかしら話しかけてくるのです。

英語がわかる人ならなんてことないのかもしれないが

こぱむだは全然解らないのでさあ大変。

こぱむだ英語がどれくらいのレベルかというと、

「ハウ マッチ?」と聞くと本当にマッチが出てきたり、

「コーヒー プリーズ。」でコーラが出てきてしまうのです。←本当に帰国子女か?

こんな情けない状態なので、話しかけられたら困ってしまう!

そこでこぱむだは、洋服・靴などサイズを聞かれることのないような

お店ばかりを見るはめに・・。

これじゃあ、異文化交流も何もあったもんじゃない。

追われている犯人のようにこっそりとウィンドーショッピングを楽しんで

そろそろ疲れたし、帰ろうかなとショッピングモールを後にした。

散歩気分でてくてく歩いていると、後ろからヒタヒタと足音が。

見知らぬ土地で言葉もわからず、少々過敏になっていたこぱむだが

後ろを振り向くと誰も居ない。

???

気のせいか?と気を取り直して歩き始めるとまた足音が。

振り向いたが誰も居ない!

なんで?どうして?どうなってるのー?

こぱむだ超パニック!!

銃で撃たれちゃうのかなぁ・・とか、後ろから刺されたりして・・

などと恐ろしい妄想にとらわれつつ、もう一度振り向いてみると

この寒いのに半そで・短パンの、見た目は爽やかそうな男の人がいた。

(今にも雪か雨が降りそうな天気で、こぱむだはダウンを着ていた。)

「うわ~、やっぱり頭おかしい人だぁ!」と心の中で叫びつつ

冷静なふりを装って、相手を刺激しないようにつとめようとした。

引きつった笑顔で様子を見てると、とある家に。

「なんだ、この家の人か・・。」と安心してると、また出てきた!

やっぱり変!と思ってよく見てみると、手には郵便物らしきものが。

もしかして郵便屋さん?

そうです。

カナダではなんともラフな格好で郵便配達をしているではありませんか。

これぞカルチャーショック?!

何はともあれ、正体がわかった今こわいものはないぞ!

爽やかな郵便屋さんに「ハーイ!」と挨拶され、調子にのって「ハーイ!」

なんて答えちゃったりして。

緊張のあまり全身筋肉痛になりそうになりながら、フラフラとアパートに

逃げ帰りました。

超勘違い冒険DAYであった。



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