自己中ではだめですか?

2007/07/22
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今日の関東は雨。

そこで奥さんがTUTAYAから借りてきていた「硫黄島からの手紙」を見た。

1944年6月、新たに硫黄島守備隊指揮官に任命された陸軍中将栗林忠道(渡辺謙)には駐在武官としてアメリカに滞在した経験があり、それ故に誰よりも米軍の強大な実力を知り尽くしていた。勝ち目の無い戦いと知りつつ、日本本土防衛の為一日でも長く硫黄島を守る事には意味があると考えた彼は、反発する古参の将校達を押し切り、防衛計画を練り直す。栗林は配下の将兵に無意味な特攻や自決を禁じ、硫黄島地下に坑道をめぐらせ要塞化し、死よりも苛酷な持久戦に持ち込むが...。

そしていよいよ1945年2月19日に米軍の上陸が始まった。米軍の圧倒的な戦力の前に5日間もあれば決着がつくと思われていた攻防戦が、36日間の長期戦に変貌し、戦史に残る戦いとなった。

ご存知「父親たちの星条旗」に続く「硫黄島」2部作の第2弾。どちらも監督はクリント・イーストウッド、プロデューサーはスティーブン・スピルバーグ。当初イーストウッド監督は「硫黄島からの手紙」は日本人に監督させるつもりでいたらしいけど、資料を集めるうちに「彼らこそ、自分がどうしても描かなくてはならない男たちだ」ということになり、第1弾に続き監督することになったそうだ。

(クリント・イーストウッドというと、私の世代では、「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」といったマカロニウエスタン。そして彼の地位を確立した「ダーティー・ハリー」シリーズというイメージが強い。)

監督やスタッフは外国人の米国映画。ただし日本人役は全員日本人で、日本人同士の会話のセリフは全て日本語だ。そして多少の誤りはあるものの、日本人をここまできちんと描いた米国映画を観たことがない。


ちなみに硫黄島は東京都小笠原村硫黄島。東京から南に1,250Km、北緯24度47分、東経141度19分の太平洋上にある。面積約22平方km 。日本での正式名称は「いおうとう」だが、米国側では「IWO JIMA」。島には海上自衛隊の基地と米軍施設があり、一般人の上陸は禁止されている。(Wikipediaほかより引用)






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最終更新日  2007/07/22 04:24:12 PM
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Re:硫黄島からの手紙(07/22)  
カクじー  さん
両方とも試写会で観ましたが、先行の「父親たちの星条旗」の方が、訴えるものがありましたね。資金を集めるために偽りのイベントを続けた。
「硫黄島からの手紙」で、C.イーストウッドは死んでいく下級兵士に「天皇陛下万歳」を言わせたくなかったのだと思います。本土に残した家族のために死んでいく、それが真実だと言いたかったのではないでしょうか。 (2007/07/22 05:45:01 PM)

Re[1]:硫黄島からの手紙(07/22)  
カクじーさん
>両方とも試写会で観ましたが、先行の「父親たちの星条旗」の方が、訴えるものがありましたね。

アメリカ人がアメリカ側を作ったのですから、どうしてもそうなるでしょうね。「硫黄島から・・・」は、どちらかというと「淡々と」といった印象でしょうか。

>「硫黄島からの手紙」で、C.イーストウッドは死んでいく下級兵士に「天皇陛下万歳」を言わせたくなかったのだと思います。本土に残した家族のために死んでいく、それが真実だと言いたかったのではないでしょうか。

確かに擂鉢山で手榴弾で自決していく場面では、万歳をしていても、誰も本心ではないと日本人なら分かりますが、外国人には分かったでしょうか。でも手榴弾のピンを抜く前の、死に直面したときの表情や行動から、喜んで死んでいくのではないと言うことは理解できたかも。

(2007/07/22 05:56:47 PM)

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