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アッシュベイビー
金原ひとみ
(「BOOK」データベースより)
キャバクラ嬢のアヤは大学時代の同級生であるホクトと些細なきっかけから同居を始めた。彼は小児性愛者で、大人の女には見向きもしないのだった。ある日、ホクトの知人である村野という冷淡な男に出会い、アヤは強い執着を抱く。しかし、ホクトが家に赤ん坊を連れ込んだことから、すべてが歪み始めた...。欲望の極限まで疾走する愛を描き、いびつな真珠のように美しく衝撃的な恋愛小説。
「蛇にピアス」で第130回芥川賞を受賞後の最初の作品。
セックスシーンは赤裸々、石田衣良の「娼年」とは対極にある。登場する人物にまともな者は一人もいない。このあたりは「ピアス」の系統を受け継いでいる作品。
本の紹介にあるような「恋愛小説」という型をはめることは出来ない、"普通"ではない男女らの濃密な関係が描かれている。
「娼年」のすぐあとで「アッシュベイビー」を読んだので、衝撃度が大きかった。傑作ではある。
迅
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