今年のカレンダーも11月分と12月分の残り2枚になってしまった。
涼しくなったというか少し寒くなってきた今日この頃だが
ジジイはまだまだ元気に生きている。
28日で後期高齢者2年目となってしまったが
10月の週末は去年と同じように岬めぐりに出かけていた。
後期高齢者になった去年は福島の塩屋埼灯台に行っていたが
今年は27日には愛知県の渥美半島の最先端の伊良湖岬灯台を訪ねてみた。
海沿いに続く道を潮風に吹かれながらのんびりと散歩する。
浜辺にぽっんと建つ灯台はあまり見かけないので珍しい。
大波が来たら流されてしまうのではないかと心配するぐらいだ。
夕方までのんびりしてフェリーで鳥羽にわたり早めに宿に入り
近くの居酒屋で刺身をつまみながら75歳の最後の夜 一人しみじみと酒を飲む。
翌日は本番の灯台めぐりだ50年ぶりかな60年ぶりかな
もう忘れてしまうくらい前に一度来た事はあるが
大王埼灯台と安乗埼灯台を訪ねてみた。どちらの灯台も日本では珍しい登れる灯台だ。
天気は良いし暑くも寒くもない良い感じだ。
断崖の上に建つ大王埼灯台は綺麗に化粧されていた。

息は切れたが足も体もまだまだ大丈夫のようだ。
76歳のジジイは灯台のてっぺんで まるい地平線を見ながらたたずんでいた。
知らない人から変なジジイだと思われてるだろうとは思ったがなんくるないさ~。
近くの地元民が戯れている食堂で昼飯を済ませて安乗埼灯台へ向かう。
安乗埼灯台には誰も人は来ていない貸し切りだ。受付のおばちゃんと少し話をして
灯台の上に登るが安乗埼灯台は四角い灯台なので階段も四角く登っていくし
高さもそんなに高くないので簡単に登れる。

次男の嫁や友達から誕生日おめでとうなんて連絡が携帯に入ってくる。
風に吹かれながら大海原を見渡していると何とも言えずいい気持ちだ。
大王埼灯台と安乗埼灯台の頭の漢字を使った大安の御朱印をもらった。
今日も早めに宿に入り地元民が集う居酒屋に繰り出す。
76歳の誕生日なので気合を入れて伊勢海老を食らう。なかなか旨いが
調子に乗って飲みすぎてはいけないので早めに宿に帰って寝る。
翌日は近鉄特急に乗って大阪難波に出る。
地下街はすごい人だ。外人部隊であふれている。
少し前に来た時はアジア系の人民が多かったが今はいろんな人種が混ざってすごい。
地下街から出ても戎橋方面はまっすぐには歩けない。
法善寺横丁あたりは人は少なく静かだったが
水かけ不動の周りは外人部隊に占拠されていた
いつもの様に五重にご縁がありますようにと50円玉を投げ込んできた。
今日は新今宮で泊まるので地元の汚い居酒屋で近所のおっちゃんと飲んだが
少し飲みすぎてしまって帰りの新幹線は爆睡してしまった。
来年も生きていたら誕生日はまたどこかの灯台で過ごす予定だけど
どうなるんでしょうね。
来週は近くの温泉にでも行ってこようかな。