sweet pepper cafe

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切り絵 宮田雅之



切り絵発祥の地の中国人を唸らせた、世界を代表する切り絵作家宮田雅之の展覧会。
最近ではNHKの大河ドラマ「義経」のオープニングに使われている影絵のような切り絵が故宮田雅之の作品。

写真などで見ても繊細で美しいと感じていたのだが、本物を見てあまりの美しさと、目に見て判る根気のいる作業に溜め息が出た。
ペン型の刀から生み出されたその曲線は美しくしなやかで、彼に描かれた女性という女性がすべて妖艶で今にも私達を誘い込もうとしているように見える。
彼の作品で代表的な赤富士などは、山の峰が本当に奥行きがあるのかと思わせ、手前にある松の木は針葉の一本一本に力強い生命力すら感じる。
同じように、彼の描くトラの表情も力強く荒々しい。

かと思えば、桜などの色鮮やかな花をモチーフにした作品や、ウサギや子供を題材にしたかわいらしいものまであり、宮田雅之の奥深さとさまざまな視点を感じずにはいられない。

とにかく美しい。コピーでもいいから欲しい!!と欲求を抑えることが出来なかったが、夫婦で一番気に入ったものは840万円と、どうがんばっても買えないどころか我が家に飾る場所すらない大物であったために。
「素敵な人に買ってもらうのだよ。」と、別れを告げ泣く泣くその場を離れた。

もし宮田雅之の作品に生で出合うきっかけがあったら、是非見ていただきたい。本当にすばらしいから。

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