目の変化びと

目の変化びと

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2006年05月07日
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カテゴリ: 和尚/OSHO(引用)
(和尚タイムズ アジア版 vol.1:p7/p11:和尚/OSHO:市民出版社)より引用(一部変作)
『あなたは花を見て、言葉にする。道をゆく人を見て、言葉にする。マインドは実存的なものすべてを言葉に変えることができる。すると、その言葉は障壁や束縛になってしまう。
 瞑想的なマインドへと向かうのにまず必要なのは、絶え間ない言語化に気づくこと。そしてそれを止められるようになることだ。ただひたすら物事を見ること。言葉にしてはいけない。物事の存在に気づきつつ、しかしそれを言葉に変えないこと。言葉を挟まず、物事をあるがままにしておく。言葉を挟まず、人をあるがままにしておく。言葉を挟まず、状況をあるがままにしておく。

 社会は言葉なしに存在できない。社会は言語を必要としている。だが、存在は言語を必要としない。
 私は言語なしで生きなさいと言っているのではない。言語は使わざるを得ないだろう。だが、要は、言語のメカニズムをオンやオフにすることだ。
 私は言葉を抑圧し無視しなさいとは言っていない。言語化が一日二十四時間の習慣である必要はないと言ってるだけだ。歩くときは足を動かす。しかし、座っているときも動きつづけているなら、あなたは狂っている。それはオフにしないといけない。同じように、言葉を読んだり書いたり聞いたりしていないとき、誰とも話していないとき、言葉は不要だ。言葉は伝達のテクニックであり、言葉によるコミュニケーションが行われていないときには、言葉は不必要だ。

 私たちは言葉の中に生きている。つまり、生きていないということだ。結局、集めた言葉の束があるばかりで、ほかには何もない。
 言葉は写真と似ている。あなたは生気あふれるものを見て写真にとる。だが、写真は死んでいる。あなたは死んだ写真のアルバムを作る。瞑想の中に生きたことのない人は、死んだアルバムのようなものだ。そこには言葉でできた写真や、記憶があるばかりだ。どれも命が通っておらず、すべてはただ言葉にされたに過ぎない。』





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Last updated  2006年05月07日 07時50分53秒
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ミズナ@ Re:ミズナさんへ(12/10) gaMeさんへ お返事をありがとうございます…
gaMe @ ミズナさんへ 「悟りについて」をおもしろいと言っても…
ミズナ@ Re:悟りについて(その33)(12/10) こんにちは。 「悟りについて」 なんか、…
gaMe @ まちがい けっきょくのところ、この頃(2006年)や…
gaMe @ もがいていた時期 この頃(2006年)書いてた、【私=瞬間ご…
無空無限@ Re:川を渡る(01/06) 幾月か幾年かは存在にまかせて、喜び祝い…
gaMe @ これ書いて、4〜5年経って、思うこと。 こんな文章を自分が書いただなんて、ほん…
gaMe @ 結末を知って見ると… この前(2018年8月19日)見ておもしろかっ…
gaMe @ 約 数 「同じ個数に分けられない(1個ずつは除く…

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