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2006.04.13
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帰りの飛行機の中でずっと、
「これは曲がいいのから良かったのか」それとも
「たとえこの曲じゃなくても、この脚本・演出で良かったのか」とずっと考えていましたが、
答えはでませんでした。結局、最終的にはミュージカルなんて、
曲に感動しているのかストーリーに感動しているのか、
それとも両方なのかわからない事なんて往々にしてあるなって気づいただけでした(--;

ネタばれます。



ギリギリのラインで「宝塚らしさ」を保った舞台って感じです。
あれ以上、深く民衆達やファシズム、内部分裂について掘り下げたら、
たぶん宝塚作品としての意味を失うと思いました。

スペインの内戦の話なんだけど、それが単純にファシズム対民衆ではなくて、
ファシズムの軍人対スペイン共和国なんだよね。
それで、この話は共和国の民衆の視点なんだけど、その共和国政府自体が
アナーキスト(っていうか労働者党)と統一社会党の二つに割れてまとまらなくて争ってる。
その争いに巻き込まれてしまう、民衆達という視点だからたぶんわかりにくいって意見が出るんだと思う。
結局はもっと大きくみるとドイツ対ソ連の代替戦争っぽいし、その辺を本当は深く書くべきなんだろうけど・・・。
それをすると宝塚じゃなくなるね、完全に。
だから今のラインでギリギリだと思う。
で、それでいいと思う。今の状態でもきっと暗くて好きじゃないって人も居ると思うし。


ただ、私はかなり好きな部類の作品です。
大感動!!ってワケでもないし、初めて観た!みたいな衝撃もないけど、


作品のテーマらしい「愛は平和を築けるか」については、ちょっと・・・・って感じでしたが、
サブタイトルの「~愛の軌跡~」という意味では
二人の愛が深く描かれていてよいです。
観終わった後、曲と共に歌詞も反芻しちゃうのは久しぶりかな。
特に、ハナさんが歌ってた曲で「あなたを通して愛することを知ったわ」

パンフ観て何度も何度も頭の中で反芻しちゃたよ(笑)。

それにやっぱりタカハナコンビは他のコンビとは 年季が違う なぁって思った。
物語の中盤に、一度二人が別の道を行くところがあるの。
二人とも知識人というか社会派の自立した人間だから、お互いを縛り付けたりしないんだけどね。
そのやり取りで、
「君に命令するのは僕のプライドが許さない、でも。」
「私はここでやっと私のやるべきことを見つけたの、わかって。」
「君に僕の側で、僕のために居て欲しいというのは男のエゴなのか?」
「それでもわかって、(離れても)本当に愛しているの」
っていうのがあるんだけどね。
それがね~、もうね~、なんか二人の愛とね夢とね、そのぶつかり合いが伝わってきて。
心から愛していることに偽りはないけど、私は私の道を!っていうキャサリンと、
その先に危険を見越しているからっていうのもあるんだけど、自分の側で、
自分と同じものを見て、同じことを感じて、同じ夢を追いかけて欲しいジョルジュの
その葛藤がね~。
写真とラジオと媒体は違っても「真実を見て伝えること」を共有してた二人の、
その媒体が違うがゆえにおこったすれ違いなんだけど・・・。
ここまで表現しきれるのはこのコンビだけだよ、宝塚では。

で、キャサリンの身に危険が迫って本当に、
二度と会えないかもって思った時の「あなたを通して愛することを知ったわ」
「本当に愛していたことだけを伝えて、神様」という歌が 最高 なのよ、これまた。


ただ日本人だからか、戦争を知らないからか、わからないけど、
心情として理解しがたい部分もあった。
「外国人がなぜそこまで他国の戦争に命をかけれるのか?」
という部分ですね。
スペインで内戦が始まった時、ナチス主催のオリンピックに対抗して、
「人民オリンピック」というものの開催を数日後に控えていた状態だったそうです。
その選手達は多くは内戦とともに帰国したのですが、
スペインに残って戦った人たちもいるらしく、そこにジョルジュが関わっていくのですが、
はっきり言って他人の戦争なのになんでー?って感じですよね。
たぶん、ヨーロッパは陸続きだからかなとは思いました。
EUの結束が固いように、ヨーロッパの国々で起こることは他人事じゃないし、
ファシズムが台頭してきて、ここで食い止めなければいけないっていう危機感もあったのかも。
日本人にはちょっと理解しがた感情のようにも思えますけどね。


長くなってきたので2回にわけます。





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Last updated  2006.04.13 18:23:04
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