コーチンのNY日記

コーチンのNY日記

Deaf Party

Deafのパーティー!


こちらで手話のクラスを取るとたいていやらなくてはいけない宿題に「deafイベントに参加してレポートを提出」というものがあります。

前回はdeaf大学の、ASLクラブ主催で、ギャローデット大学へ行って来ましたが、今回に関しては学校の行事が何もなかったので、自分で探す事にしました。
教会のイベントがかなり多いのですが・・・宗教熱心ではない私にはまったく興味がわかず。
「どうしたものかね・・・。」と考え込んでいたそのときに、ネットでいい物を発見したのです。

それが今回、足を運んだ「deafのサンクスギビングパーティー」です。

deafの人々がどのようにパーティーを行うのか、僕等、hearing、と違う面はあるのか、会場にどんな工夫がなされているのか、などを重点的に観察してきたので、この場を借り、僕の意見を交えて報告します。(写真は撮っていません、ごめんなさい)

まず、一番最初に再確認したことはdeafの人の親近感です。
エレベーターに乗ろうとしたときに(会場は6階)
「やあ。」と話しかけられました。
もちろん僕も「こんばんわ。」と返事をすると。
すぐに「君もdeafかい?」と質問され。そこでちょっとした会話へ。
中に入って、入場料を払うときでも、ちょっとした会話を。
飲み物をもらった後でも、あからさまに怪しい雰囲気で観察している僕に
「ながい列だったねぇ~。」と話しかけてくれたおじ様もいました。
なかでもこの人は長く会話をして方で、なんでASLを習っているのか、日本は遠くて大変だねとか、向うのほうからも僕の方に興味を持ってくれたようです。
もう一人、話しかけてくれた人がいました。
その人は日本手話の単語を一つだけ知っているんです。
何かと言うと・・・・「兄弟」ですね。
中指を、手の甲を相手に向けて、出すこの手話はアメリカではF**K(汚すぎてここでは書けないほど悪い意味)と言う意味なんです。有名ですよね。
僕がASLで「私は~~持っています。」JSLで「兄弟を」と組み合わせてやってみたら。大爆笑!!僕も思わず大爆笑でした。
皆、気軽に話しかけてくれて、手話がまだまだな僕の為にゆっくり、指文字も加えながら会話してくれました。だれも「もういいや。」と会話を途中で終わらせないんです。このようにやさしく接してくれるdeafの人々には毎度ながら感動してしまいます。

会場内でも特別な工夫が施してあります。
基本的にJDがいるようなパーティーではへやは暗いものなんですが、
今回のパーティーでは薄暗い程度でした。しかも定期的に電気がつきます。
もちろんですよね!電気がなかったら会話が出来ません。
実際に3部屋あるうちの1つは常に電気がつきっぱなしの明るい部屋でした。
これらの工夫はdeaf文化ならではのものであると思います。

こんなときに毎回思うのが手話の利点です。
会場は大音量で音楽が鳴っていました。
僕らのように音で会話をする人にとってこのような雑音は会話を妨げる要因になります。しかし、目(手話)を使って会話をする人にとって見れば、周りがどれだけうるさくても関係はありません。
そうやって考えると手話ってべんりですよね?

今回はパーティーを楽しむdeafの人々について書きました。
最後にhearingと違う点ですが、僕にはまったく同じように楽しんでるとしか思えません。会話の方法が違うだけで、皆酔っ払い、大笑いしながらそれぞれ楽しんでいました。千鳥足になりながら友達と家路に着くdeafを見ていて、僕の方まで愉快になってしまったくらいです。

僕が思うに、日本ではdeafを障害として見る傾向が強いと思われます。
そう思うことは本当に正解なんでしょうか?
今回、パーティーに参加し、表情豊かに楽しむ彼等を見て、ぼくはそれを疑わずにはいれません。
初対面でろくに手話も出来ない僕に優しく接してくれたdeafの人々、
僕はそんな彼らのことが好きです。

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