我流乱舞!

我流乱舞!

非情な日常・機密事項


とある施設での事・・・。

劉也は病院に似た個室のベッドで治療されていた。
そこに医師らしき人物と、女性が会話していた。

「凄いな・・・。確かに例の弾丸は心臓を貫いている・・・。しかし驚異的再生能力だろうか?細胞が超活発化して、もう殆ど傷が塞がっている・・・。医学的に有り得ない現象だよコレは・・・。私達にとっては格好の研究素材なのだが・・・君がいる限りそうはいかないようだね」

「そうですよ~・・・。劉也は渡しませんからね。それと、その再生能力とは?」

「ふむ、まぁこのレントゲンを見てくれ。此処に運ばれて来た時、撮影したものだが・・・。」

取り出されたレントゲンには劉也のアバラ骨の一部が完璧に折れている様子が見て取れた。

「そして・・・。コレはその二時間後・・・。再検査の時、撮影したものだが・・・。」

「こ、これは・・・。」

医師らしき人が取り出したもう一枚のレントゲンには、完璧に折れていたはずの骨が完璧にくっ付いている様子を映し出していた。

「それだけではない。運ばれた時、身体中の筋肉組織から内臓まで、死人同然にボロボロだったのだが・・・。今ではすっかりと・・・。しかも、あの時確かに音速を超えていた。と言ったね・・・?信じられない事だよ、生身の身体で音の壁の衝突に耐えるとはね・・・。」

「はい・・・。では・・・。劉也の意識が戻る前に自宅に連れて行きます・・・。先生、ありがとうございました。」

女性は、一礼して個室を出た。
医師らしき人は、女性が部屋を出たのを確認すると、小さく呟いた。

「ふふ・・・。実に興味深い人間・・・否、化け物だよ・・・。矢崎劉也・・・。」






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