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日曜劇場「半沢直樹」を見終えた。1stシーズンは見ていなくて、今回の2ndシーズンで特別総集編を見て見始めた。大ぶりな激しく臭い芝居は大映テレビのものと思ったけれど、大映テレビはないので違ったのかなぁ。それはさておき、歌舞伎役者も出ていたので、歌舞伎の大仰な芝居ということもできるのかもしれない。なかなか力の入った演技もドラマの熱量からして、力が入りすぎたところも感じられたが、役者がその力に負けることなく制御された中で存分に暴れて見せた技量は高く評価されていいと思う。ドラマだからありえる、現実にはありえない内容もドラマの勢いや見入ってしまうことにより納得してきたが、本日最終回の大団円、現実ではありえないと思えたところがいくつも目に付いた。一番は全国放送での政府に債権放棄を告げる場に中野渡頭取が出席しない点。次長である半沢が説明をしたとしても頭取や役員が出席しないというのはありえない。次いで、国土交通大臣であった白井議員が進政党を抜けて無所属になるという点。なんらかの責任を取って(例えば今回の会見の混乱の責任など)大臣辞任ということはあっても、無所属になるということはない。本人はなんら不正をしたわけでなく、ある意味正義を貫いたのだから、なおさら。でも、本人が望んで離党したとするならば、致し方ないけれど。三つ目は大和田の辞職。中野渡頭取はこれまでの不始末の責任をとって辞任はやむを得ないけれど、そのあと会長や相談役などにつくんだろうし、行内融和のために残してきた大和田が銀行を去るということはありえないのでは、半沢が銀行に残ったとしても半沢を助ける人間がいなくなる。上司として助ける人間がいなくなる。好敵手である、嫌っていてもこと銀行のことにおいては手を結ぶ。そのことは半沢の親父の会社の融資を止めた件について、銀行員なら当然といってのけるところからも明らか。大和田は自身の出世のためだけでなく是々非々でことにあたる男だから。善悪がはっきりしているほど見ているものはわかりやすくていいんだけれど、正義が銀行だけにあるという描き方は古い気がする。今の時代、みんなが正義を振りかざしている。みんなが自分が正しいと思っている。だからこそ、衝突する。興味深く、大いに楽しめた作品であるが、正義と正義がぶつかる。そんなところまで描けたら、「半沢直樹」は現代の物語になりえたと思う。
2020.09.27
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メル・ギブソンが大金強盗して、メキシコへ逃げ出し捕まるところから始まる。メキシコの自由な(?)刑務所生活は独特で一般市民も自由に出入りできるようだ。そこを統治している囚人一族がいて、またそこで出会ったメキシコ少年と意気投合し(?)、ほどよい刑務所暮らしを堪能する。というわけでもなく、悪徳警官にかすめ取られた金を奪い返すことや少年の抱えた問題を解決するために乗り出す。そして、ドンパチのオンパレード!!!!!向かうところ敵なしの強さを見せるメルの孤軍奮闘ぶり!見どころたくさん、楽しめた(笑)2011年/アメリカ/95分/R15+監督:エイドリアン・グランバーグ脚本:ステイシー・パースキー、メル・ギブソン出演:メル・ギブソン、ダニエル・ヒメネス・カチョ、ケビン・ヘルナンデス、ドロレス・エレディア、ピーター・ストーメア原題:Get the Gringo(「そのアメリカ人(スペイン語圏から見た)を捕まえろ」)お薦め度「キック・オーバー」★★★★(80%)(キック・オーバー=蹴り倒す)
2020.09.27
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題名に騙されてはいけない。というよりも本来、旅というものはそういうものなのかも。良い旅を期待して旅行するも、ひどい経験は誰にでもあるものだ。この映画ははずれたホテルに予約したことから始まる。そして、不満たらたらたらの妻と愛妻家の夫。妻は教師、夫は大学教授。職業からすると品行方正なまっとうな旅人であるはずが無軌道破天荒な気ままな旅人である。正直者といえばいいけれど歯に衣着せず、悪態雑言。陳謝もなければ感謝もない。このような作品を良しとできるわけもなく。すべて見終わって言えることは、見なきゃぁ良かったなと。人の心を傷つけるような言動があっても寅さん映画「男はつらいよ」とは雲泥の差だ。2013年/イギリス/93分/PG12監督:ロジャー・ミッシェル脚本:ハニフ・クレイシ出演:ジム・ブロードベント、リンゼイ・ダンカン、ジェフ・ゴールドブラム、オリー・アレクサンデル、ジュディス・デイビス原題:Le Week-End(「週末」)お薦め度「ウィークエンドはパリで」★★☆(50%)
2020.09.27
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公開時に見逃してしまって、そのあとは何となく見ることを避けていた作品。ふと、今日見てみた。見てよかった。おすすめの一本ができました。主人公オギーの気持ちを知りたいのはもちろんなんだけれど、ヴィアの気持ち(見かた)、ミランダの気持ち(見かた)を知られたのもよかった。このような映し方もいいですよね。基本、みないい人しか出てこなくて、悪い奴と思ったのも、家庭環境に問題があるのかな、と思えたり。とはいえ、家庭環境に問題のある子でもいい子に育ってるし。腐ったミカンや腐ったリンゴの逆理論で、まわりにいい人がいるといい人が育つと思えた。校長先生も良かった。基本悪い人はいないんだろうけれど、悪いことをしてしまう人が多々、出てきた。その中で、学校デビューした手術跡だらけの少年がたくましく(?)生活していく話であった。それだけにとどまらず、5歳年長の姉のハイスクール生活も描かれていて、見どころ、涙する場面満載の作品でした。ジュリア・ロバーツが母親役として、みごとに演じていた。喝采。2017年/アメリカ/113分/G監督:スティーブン・チョボウスキー原作:R・J・パラシオ脚本:スティーブン・チョボウスキー、スティーブ・コンラッド、ジャック・ソーン出演:ジュリア・ロバーツ、ジェイコブ・トレンブレイ、オーウェン・ウィルソン、マンディ・パティンキン、ダビード・ディグス、イザベラ・ヒドビッチ、ダニエル・ローズ・ラッセル、ナジ・ジーター、ノア・ジュプ、ミリー・デイビス、ブライス・ガイザー、エル・マッキノン原題:Wonder(「びっくり」)お薦め度「ワンダー 君は太陽」★★★★★(100%)
2020.09.27
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軽薄な輩は見ているだけで気分が悪くなる。どうして、ザック・エフロンはこのような作品を作りたがったのだろう。というのも制作かどこかにザックの名前を見つけたから。十代の人間がわーわー言ってるのはわからないでもないけれど、20代後半ともなれば、マジ関係はお断りだけれども、キープをたくさんリストにするっていうのもどうなんだろう。そのどれもマジではない。気軽に楽しく見だしたのはいいんだけれども、見ているうちに辟易してきてしまった。さんざん嫌になってきたところでクライマックス、ラストとなる。ここまでくると映画的手法、オープニングに戻ってという形となり、マジ、完結。となる。作品としての体裁、クライマックスからラストでの主人公の変わりようなど、見るべきもの、感じるものが表現され、馬鹿なだけの作品じゃないんだということがわかる。しかし、それまでの内容が、ややひどすぎる。映画館であれば、最後まで見るだろうけれど、動画配信だと途中でぶったぎられるかも。最後はうまくおさめてくれたが、それまでがどうしようのない作品。2014年/アメリカ/94分/PG12監督:トム・ゴーミカン脚本:トム・ゴーミカン出演:ザック・エフロン、マイルズ・テラー、マイケル・B・ジョーダン、イモージェン・プーツ、マッケンジー・デイビス、ジェシカ・ルーカス原題:That Awkward Moment(「気まずい瞬間(空気)」)お薦め度「恋人まで1%」★★★(60%)
2020.09.26
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京都議定書によって、フランス国内で起きた二酸化炭素排出量規制枠の裏取引を描いた作品。フレンチ・ノワールでしぶいか、あるいはドンパチかと思って見始めたが、シビアな内容ではあったが、ダメな人間はダメで悪に染まった人間は悪に翻弄され人生をないがしろにするという、事実が元ネタなだけにファンタジーなものは描けなかったか。最悪な結末な作品であった。2017年/フランス・ベルギー/104分監督:オリビエ・マルシャル原案:アリ・ハジディ脚本:オリビエ・マルシャル、エマヌエル・ナカシェ出演:ブノワ・マジメル、ジェラール・ドパルデュー、ローラ・スメット、グリンジェ、エイディール・シャンデル、ムーサ・マースクリ原題:Carbone(「炭素」)お薦め度「パリ、憎しみという名の罠」★★★(60%)
2020.09.26
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ミッキー・ロークが主演ということは知っていたけれど、僕の好きなマリサ・トメイが出演しているとは知らなかった。しかもヌード・ダンサーでトップレスを披露しているとは。その心意気に免じてか、マリサ・トメイはアカデミー助演女優賞にノミネートされているし、ゴールデン・グローブ賞にもノミネートされている。大活躍といいたいところだけれども、やや物足りなさを感じるので、受賞というところまでいかなかったのかと思える。さて、主役はミッキー・ロークだ。ランディという一世を風靡した善玉プロレスラーだが、腐っても鯛状態で昔の名声に頼る落ちぶれたプロレスラー。映画スターとして一世を風靡しながら、消えてしまって復活なんていうミッキーの人生に似通った主人公である。ランディは突然心臓病を患い、引退となるが…。年老いて、孤独を感じるとなると、こうなってしまうのかな。しかし、ランディの無軌道なところはかわらず、無軌道なままいくしかない人生とも思えた。ラストでラストを描いていないところが、絶妙な作品である。ちなみに一世を風靡した時のミッキー・ロークの作品を私は見ていない。ミッキーとは出会いがなかったようだ。2008年/アメリカ・フランス/109分/R15+監督:ダーレン・アロノフスキー脚本:ロバート・D・シーゲル出演:ミッキー・ローク、マリサ・トメイ、エバン・レイチェル・ウッド、マーク・マーゴリス、トッド・バリー、ワス・スティーブンス、ジュダ・フリードランダー、アーネスト・ミラー、デイラン・キース・サマーズ原題:The Wrestler(「レスラー」)お薦め度「レスラー」★★★☆(70%)
2020.09.24
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邦題の「メトロで恋して」とは、確かにそうなんだけれど、そこはきっかけでしかなく、原題が【クララと俺】とあるように、主人公アントワーヌの話である。もちろん、二人はつきあうわけだけれど、なんともしっかりしない男アントワーヌの生活を見せられていることであり、そうだな、と思える終わり方である。その後の二人については観客の想像になるんだろうけれど、ひょうたんから駒が出るくらいのことでもない限り、そのままなのでは。<ネタバレ含>前々から知っている作品でなかなか食指が動かなかった。なぜだろう題名に不穏なものを感じたのか(笑)前半は気持ちがついていかない気がしつつも、題名「メトロで恋して」に合った恋物語として展開する。いい感じになってきたときにベッドに転がっていたクララの本を取り上げ、投げ捨てる。「恋人たちのアパルトマン」(映画しか見ていないがとても素敵な作品だと思う)の原作である。アントワーヌも映画しか見ていないが最低などうしようもない作品だと言ってのける。カップルというのは趣味が合うことで寄り添うはずなのに、好みが相反した時点で、別れるか一方ががまんするしかない。この状況でクララが我慢を強いられることが決定した。なにぶん私が大好きな作品「恋人たちのアパルトマン」であったので見続ける気持ちがぶった切られて、面白くなくなった。とはいえ、最後まで見た。なにかと含蓄のあるいいようなことをいったり描いたりしていたが、趣味の合わないものは合わないと思え。ラストシーンにも熱くなれなかった。ラブラブムードがクララがHIV陽性ということで一転して孤立感を持つこととなるけれど、アントワーヌにはほぼ共感できなかったので何も感じることはなかった。関係が深まるとHIV検査をすることはフランスでは一般的なのだろうか?なんて考えて見ていた。没入できない作品となってしまったので高く評価することはできない。2004年/フランス/90分監督:アルノー・ピアール脚本:アルノー・ピアール出演:ジュリアン・ボワッスリエ、ジュリー・ガイエ、ミシェル・オーモン、サッシャ・ブルド、アントワーヌ・デュレリ、パスカル・アルビロ、ソフィー・モニコ原題:Clara et Moi(「クララと私」)お薦め度「メトロで恋して」★★★(60%)
2020.09.22
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チラシを見てわかるように(文字色を変えてある)、「ようこそ映画音響の世界へ」が題名だ、見に行くまで「ようこそ映画音楽の世界へ」と勘違いしていた。見ると決めてから、見る直前にその違いに気づき大きく落胆したが、見てみると、とんでもない!落胆したことが申し訳なかった。なかなか面白い作品だった。映画における音響の役割と作り方をインタビューや過去の作品に照らして検証というか説明しているのだけれど、音響の世界はとても奥深く多岐にわたり、映画音楽は映画音響の一部分でしかないことを知れる。映画音響の神髄に触れることができ、音響に興味を抱くことができた。これがあるから映画館へも足を運ぼうというものだ。素晴らしい映画音響!!インタビューにはチラシに載っている人以外にもロバート・レッドフォードや音響の魔術師のような人々が数多く登場する。2019年/アメリカ/94分/G監督:ミッジ・コスティン脚本:ボベット・バスター出演:ウォルター・マーチ、ベン・ハート、ゲイリー・ライドストローム、ジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグ、ロバート・レッドフォード、バーブラ・ストライサンド、デビッド・リンチ、アン・リー、ソフィア・コッポラ、ピーター・ウィアー、エリク・アーダール、イオアン・アレン、リチャード・アンダーソン、カレン・ベイカー・ランダーズ、ボビー・バンクス、リチャード・ベッグス、アンナ・ベルマー、マーク・バーガー、ディーン・デイビス、ピーター・デブリン、テリ・E・ドーマン、テレサ・エクトン、ジェシカ・ギャラバン、ルドヴィッグ・ゴランソン、セス・ホール、グレッグ・ヘッジパス、ローラ・ハーシュバーグ、トムリンソン・ホルマン、リチャード・ハイムンス、パット・ジャクソン、リチャード・キング、アイ=リン・リー、デビット・マクミラン、マーク・マンジーニ、アリソン・ムーア原題:Making Waves:The Art of Cinematic Soundお薦め度「ようこそ映画音響の世界へ」★★★★(80%)字幕翻訳:横井和子
2020.09.22
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今年、ネットで注目された「シンプル・フェイバー」に出演するアナ・ケンドリック。彼女の代表作といえる「ピッチ・パーフェクト」三部作を再度掲載。連休最後の日に鑑賞してみてはいかがでしょうか。「ピッチ・パーフェクト2」の劇場公開時に時間が合わず見逃したので、前作「ピッチ・パーフェクト」をレンタルして見たのが出会い。(笑)<以下、過去コメント>チラシの表面しか見ないから、内容は全く知らず、大学生のアカペラのサークル活動物語と知って、がっかりした半面、楽しんだ。やはり私はミュージカルとか歌とか好きなんだと思った。さて、この作品、同じ大学で男女別でアカペラを競って、全米決勝のリンカーン・センターの舞台に立つことを目指す話だ。とはいえ、男性グループのほうは人気・実力ともに絶大で、女性グループの方は崩壊寸前でちんけな者たちしか集められなかったという設定。その中で、希望もせずに足を突っ込んでしまった女性主人公は根暗DJオタクのアルト娘。まぁ、ちょっとは楽しめたんで、続編も見てみるかなぁ。2012年/アメリカ/112分/G監督:ジェイソン・ムーア原作:ミッキー・ラプキン脚本:ケイ・キャノン出演:アナ・ケンドリック、スカイラー・アスティン、レベル・ウィルソン、アダム・ディバイン、アンナ・キャンプ、ブリタニー・スノウ、アレクシス・ナップ、エスター・ディーン、ハナ・マエ・リー、ジョン・マイケル・ヒギンズ、エリザベス・バンクス原題:Pitch Perfectお薦め度「ピッチ・パーフェクト」★★★☆(70%)<以下過去コメント>作品内容は前作「ピッチ・パーフェクト」のほうが断線いい。もちろん、だからヒットしたんだろうと思う。そのヒットにあやかっての続編。作るのは難しかったかも。なぜなら、1作目の出演者を改めて集めなければならなかったから。スマッシュ・ヒットによって続編作り。そのストーリー作りも難しかっただろう。前作から3年たっていたので、映画も3年後の設定。どのように物語を作り出していくか・・・苦労が思いやられる。おバカなことをして、世界大会しか残らず、悪戦苦闘。といった内容。新たなライバルも現れて・・・。面白おかしくしようとする工夫が見られるが、たいした内容でもないかも・・・しかし、歌がある。歌、歌、歌、・・・見ていて、ああ、私は歌が好きなんだな!と思った。思ってしまった。だから、楽しめた。しかし、それだけだと、それだけの作品に終わってしまう。世界大会の舞台はコペンハーゲン。そこで、クライマックス・・・・・・・・・!感動した!!!!!感動を感じた!!!感動!これこそが、映画。映画の映画たるゆえん。感動は素晴らしい。この作品の良さ、素晴らしさはこと、このクライマックスにあり。感動した・・・。2015年/アメリカ/115分/G監督:エリザベス・バンクス原作:ミッキー・ラプキン脚本:ケイ・キャノン出演:アナ・ケンドリック、レベル・ウィルソン、ヘイリー・スタインフェルド、ブリタニー・スノウ、スカイラー・アスティン、アダム・ディバイン、ケイティ・セーガル、アンナ・キャンプ、アレクシス・ナップ、ハナ・マエ・リー、ジョン・マイケル・ヒギンズ、エリザベス・バンクス、ベン・プラット、エスター・ディーン、ジョン・ホッジマン、ジェイソン・ジョーンズ、ジョー・ロー・トゥルリオ、レジー・ワッツ、スヌープ・ドッグ原題:Pitch Perfect 2お薦め度「ピッチ・パーフェクト2」★★★★(85%)<以下過去コメント>アナ・ケンドリック。彼女が主演となる作品はこのシリーズくらいか。美女といえるほど美しくはないが何かチャーミングな彼女。「ピッチ・パーフェクト」は楽しく見たし、続編の「ピッチ・パーフェクト2」も面白かった。”3”となるこの第3作では大型クルーザー、大爆破という映画らしいスペクタクルを用意しているあたり予算をかけられる作品になったということだろう。老齢にして活躍中のジョン・リスゴーが出演しているのもうなずける。さて、作品だが、大学を卒業したアカペラ・グループ、ベラーズが夢よもう一度と軍隊慰問での歌合戦に出場する。あちらこちらとヨーロッパを巡る旅と歌合戦、映画的ゴージャスさと見どころは用意してある。一番の見せ所は大爆破であろう。クライマックスでの高揚感や満足度は今一つではあるが、これはこれでアメリカ作品らしい終わり方であると思う。めでたし、めでたし。(笑)2017年/アメリカ/93分/G監督:トリッシュ・シー原作:ミッキー・ラプキン原案:ケイ・キャノン脚本:ケイ・キャノン、マイク・ホワイト出演:アナ・ケンドリック、レベル・ウィルソン、ヘイリー・スタインフェルド、ブリタリー・スノウ、アンナ・キャンプ、ハナ・メイ・リー、エスター・ディーン、アレクシス・ナップ、クリッシー・フィット、ケリー・ジェイクル、シェリー・リグナー、ルビー・ローズ、ジョン・リスゴー、ジョン・マイケル・ヒギンス、エリザベス・バンクス原題:Pitch Perfect 3お薦め度「ピッチ・パーフェクト ラストステージ」★★★☆(70%)以上三作品。三作目はこれで終わりでもないので原題はシンプルに3となっている。邦題で3とせず、わざわざラストステージとつけたのは、この作品のファンを映画館に呼ぶための策略だったのかも。それぞれの持ち味のある三作品。ぜひご覧あれ!Amazon primevideo 「ピッチ・パーフェクト」Amazon primevideo 「ピッチ・パーフェクト2」Amazon primevideo 「ピッチ・パーフェクト ラストステージ」U-NEXT「ピッチパーフェクト」ほかにも見られる動画アプリがあるようですが、ご紹介しきれません。(苦笑)
2020.09.22
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サッカー競技場を舞台にここまでのスペクタクルなアクション映画ができるとは。驚きである。競技場といえば「パニックインスタジアム」という作品を思い浮かべるが、ハリウッド作品なのでアメリカン・フットボールの競技場である。アメリカといえばベースボール、バスケットボール、アメリカン・フットボールという、アメリカ独自で強大な人気のスポーツがあるけれど、(あとアイスホッケーも)それゆえ、サッカーが舞台となってこれほどの作品ができるとは、サッカーも全世界的なスポーツとなったといえよう。もっとも作品の冒頭でサッカーを嫌い、サッカーかとつぶやき吐き捨てるところがあったり、中盤でもサッカーといわれた警察指揮官がフォットボールだと訂正する場面もある。亡き戦友の娘と準決勝のサッカー競技場へ観戦に来たアメリカの元軍人がテロに遭遇し、孤軍奮闘、対峙するという話。協力者でインド人(?)と思えるスタッフが登場し、現代社会が置かれた状況をいろいろと工夫して描き出している。見どころは満載と思え、次々とテロリストたちをやっつける主人公(デイブ・バウティスタ)は強靭とはいえ無敵ではないため、わりと苦戦する。それでも生きのび、娘を助けるために命を懸ける。死闘の連続である。クライマックスでのパニック。見どころ満載、見ごたえのある作品である。2018年/イギリス/105分/R15+監督:スコット。マン脚本:デビッド・T・リンチ、キース・リンチ・ジョナサン・フランク出演:デイブ・バウティスタ、ピアース・ブロスナン、レイ・スティーブンソン、アレクサンドラ・ディヌ、ララ・ピーク、アミット・シャー、ジュリアン・チョン、マーティン・フォード原題:Final Score(「最終得点」)お薦め度「ファイナル・スコア」★★★★(80%)
2020.09.20
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知り合いに紹介してもらう出会いってどうなの?男日照りの34歳こじらせ女子が、デート相手と取り違えられたのに、人違いだと言えず、ズルズルとデートを続けてしまう展開。一方的な早とちりの40歳離婚まじか男は、大人(?)だけあって、いろいろと計略していたことが、後で判明する。人違いがばれたあとの展開が面白い。フィーリングが合う合わないということが男女の仲としてはとても重要なんだなと思える。そこがかみ合っていないと分かれることにもなるのかも。2015年/イギリス・フランス/88分/監督:ベン・パルマー脚本:テス・モリス出演:レイク・ベル、ロリー・キニア、ケン・スコット、ハリエット・ウォルター、オリビア・ウィリアムズ、シャロン・ホーガン原題:Man Up(「しっかり立ち上がれ」)お薦め度「マン・アップ!60億分の1のサイテーな恋の始まり」★★★☆(70%)
2020.09.20
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シルベスター・スタローンのファンの私がこの作品を見逃していたなんてありえない。映画のあらすじ解説の総合メディア「MIHOシネマ」さんの【アクション映画のおすすめランキング21選(洋画)】の第11位にランキングされていた。思い当たる節もなく、もし、見ていたら気づくだろうとAMAZONプライムビデオにて見始めた。一向に見た記憶がない。作品はニュージャージとニューヨークをつなぐ海底トンネル内にて事故により積載していた爆発物が爆発、大惨事となる。トンネル内は炎と水漏れ、それと爆風、爆熱により多くの人がなくなった、奇跡的に生き残った者が十数名、彼らを助けるべく、スタローンが単身、トンネル内に乗り込む。爆発や水圧により崩壊が繰り返され、刻々と変化していく状況、決死の脱出はできるのか、手に汗握る展開が続く。これほどのスペクタクルをおぼえていないとは。その昔、日曜洋画劇場で淀川長治さんが一度見た作品もTVで紹介するときは見直すということが必然であることがわかった今である。私の鑑賞記録を紐解くと1996年12月3日に見ている。会社の同僚と4人で見に行っているので、それなりの記憶があっていいものだが…。何はともあれ、「デイライト」を見たという記憶は、忘れずにいたい。1996年/アメリカ/115分/監督:ロブ・コーエン脚本:レスリーボーエム出演:シルベスター・スタローン、エイミー・ブレネマン、スタン・ショウ、ビゴ・モーテンセン、クレア・ブルーム、コリン・フォックス、ジェイ・O・サンダース、カレン・ヤング原題:Daylight(「日の光」)お薦め度「デイライト」★★★☆(70%)
2020.09.20
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「異端者(ダイバージェント)」であれば、区別され除去(死亡)されなければならない。そして起こる、悲劇。国家をなす5つの派閥「勇敢」「無欲」「平和」「高潔」「博学」に受け入れられなければ、無派閥として流浪の民、無宿者になるしかないのか。たった一度の診断にて振り分けられ、本人の意志により派閥入りを希望できるも、派閥側から排除されることもあろうとは。危険極まりない思想と社会乗っ取りの陰謀と対峙するのは、多様性を持つ「異端者(ダイバージェント)」。ハラハラ、ドキドキの展開と理不尽な扱いに不満を覚えるも主人公を応援する気持ちで見ていた。アシュレイ・ジャッドやケイト・ウィンスレットの出演が嬉しくて見てしまった。(笑)2014年/アメリカ/139分/監督:ニール・バーガー原作:ベロニカ・ロス脚本:エバン・ドハーティ、ベロニカ・ロス出演:シャイリーン・ウッドリー、テオ・ジェームズ、ケイト・ウィンスレット、マギー・Q、ジェイ・コートニー、メキー・ファイファー、ゾーイ・クラビッツ、クリスチャン・マドセン、エイミー・ニューボールド、マイルズ・テラー、ベン・ロイド=ヒューズ、アシュレイ・ジャッド、トニー・ゴールドウィン、アンセル・エルゴート、レイ・スティーブンソン原題:Divergent(「異端者」)お薦め度「ダイバージェント」★★★(60%)
2020.09.20
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TwitterのDMにMIHOシネマ編集長さんから、映画のあらすじ解説の総合メディア「MIHOシネマ」をご紹介いただけないかと、連絡をいただいた。とても光栄に思い、本日書くことにした。改めて見直すと、今どきの映画が一覧となって表示されている。そして、目次があり、作品内容、動画配信一覧、登場人物、ネタバレ(あらすじ<起・承・転・結>)、感想とあり、時には関連作品のリンクもある。至れり、尽くせり、参考となること間違いなし。掲載は8000作品以上。検索方法が豊富。(下記、画像コピー)上記の中から検索できる。また更新頻度が高いので、最新作も参照できる。これから公開の作品にはネタバレはなく、関連情報がもりだくさん。その作品に興味を持てるかどうか吟味できる内容かと。さて、私はというと、予告や解説やあらすじで見る作品を決めることはなく、監督や出演者やジャンルで感覚的に選んでしまっている。最近は、Twitterでのおすすめで選ぶこともあるけれど。内容は知らないまま、登場人物と同じように初めての体験で驚いたり喜んだり悲しんだり。予期せぬ展開に一喜一憂。犯人は誰だ?相手は主人公を好きだろうか?などと思いながらドキドキ、ハラハラを味わっている。それゆえ、あまりに未知のものだとついていけなかったり、わからなかったりすることもあるけれど、長年の経験で大体のものは理解できると思っている。また、あらすじを知らなくても理解できるものが作品だと思うので見てわからないものはわからない作品として没にするしかない。というわけで、「MIHOシネマ」のあらすじを参考にすることはほぼない。ただ、(MIHOシネマ編集部)の感想・評価・レビューは参考になるし、映画シャンル別のおすすめランキング一覧も参考になる。国別おすすめ映画もおもしろい。「お正月に観たいおすすめ映画ランキング10選」に『お葬式』が入っていたり、「クリスマスに観たいおすすめ映画ランキング10選」に『ホワイト・クリスマス』などのクリスマス映画が入っていないのも興味深い。数多くの映画作品を紹介しているせいか、いわゆる王道と思える作品を避けて、王道でなくおすすめ作品をピックアップしているのも興味を惹いた。【俳優・女優の作品ベスト5】をこのブログで書こうと思いながら、いまだ書けずにいるけれど、「MIHOシネマ」は一部の俳優のベスト5を選んでいてレオナルド・ディカプリオでは『ギャング・オブ・ニューヨーク』『仮面の男』『ロミオ+ジュリエット』『ギルバート・グレイプ』『アビエイター』を選んでいて、『タイタニック』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』というヒット作やアカデミー主演男優賞を受賞した『レヴェナント:蘇りし者』を選んでいない。また、宮﨑あおいでは『舟を編む』『ソラニン』『ツレがうつになりまして』『少年メリケンサック』『オカンの嫁入り』を選んでいて、私がいいと思う『NANA』『初恋』『ただ、君を愛してる』は入っていない。ちなみに、『ソラニン』『ツレがうつになりまして』『オカンの嫁入り』は見ていないし、ディカプリオでは『ギルバート・グレイプ』を見ていない。好みの違いをわかったうえで他人がおすすめする作品は機会があれば(見る気になったら)、見ようと思う。最後に「時代劇映画のおすすめランキング10選」で『七人の侍』『赤ひげ』『用心棒』『椿三十郎(1962)』と三船敏郎出演作を選んでいる「MIHOシネマ」で『無法松の一生』を鑑賞して記事にしていてくださったのがなぜか嬉しかった。
2020.09.19
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内容は悪くない、奇想天外、予測できない展開にハラハラ感もある。しかし、ヒットしなかった。それは、ブルース・ウィルスの代わりにキャスティングされたマイケル・キートンのせいではないだろう。バットマンも演じたことのある彼は主役級で補佐する役柄としてはうってつけ。見ていて強面のベテラン鬼教官としても適役である。問題があるとすれば主演のディラン・オブライエンか。スパイとしてポテンシャルのある若者を演じるには遜色ないのかもしれないが、観客のハートをつかむにはイケメン度に欠けるというか、顔に甘さがないというか。たとえブサメンでも魅力があればよかったけれど、その意味では魅力に欠けたのではないだろうか。冒頭のビーチでのプロポーズシーンは恋愛映画さながらでとても素敵な絵であった。加えてフィアンセの彼女はとても愛らしく。そのお相手としてもこの時点で見劣りを感じたのは私だけだろうか。そして、無差別テロが起こり…。生きながらえた彼はCIAのテロ対策チームのスパイとして特訓を受け、現場に駆り出される。「アメリカン・アサシン」という題名も気になる。『アメリカの暗殺者』『アメリカ人の暗殺者』。対テロとは暗殺者の集団なのだろうか。映画はアクションについで、武闘シーンが盛りだくさん。死体だらけ。クライマックスの核兵器テロでは大海原の大シーン、スペクタクル。見せ場は十分である。これだけの作品がヒットしなかったのは、やはりキャスティングにつきるのか?2017年/アメリカ/112分/R15+監督:マイケル・クエスタ原作:ビンス・フリン脚本:スティーブン・シフ、マイケル・フィンチ、エドワード・ズウィック、マーシャル・ハースコビッツ出演:デイラン・オブライエン、マイケル・キートン、ティラー・キッチュ、サナ・レイサン、デビッド・スーシェ、シーバ・ネガー、ナビド・ネガーバン、スコット・アドキンス原題:American Assassin(「アメリカの暗殺者」)お薦め度「アメリカン・アサシン」★★★☆(70%)
2020.09.19
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新作かと思って見たらそうではなかった。話は込み入ってて、よくわからなかったといえるほど、あまりに多くの超能力者たちが、種類が多すぎる。それでいて、それぞれの能力に差があり、ところどころ能力を使えているのかいないのか、それもわからず。非常に理解困難な作品であろう。見終わっても何が言いたかったのか、何をしたかったのか、ドンパチをしたいだけだとしてももっとやりかたがあろうかと。未来というか異次元というか、現生を超越した何かを表現したかったのかなぁ、だとしても面白い作品とは思えない。どうにか最後まで鑑賞したというしだい。2009年/アメリカ/111分/監督:ポール・マクギガン脚本:デビッド・ポーラ出演:クリス・エバンス、ダコタ・ファニング、カミーラ・ベル、ジャイモン・フンスー、ミンナ・ウェン、ネイト・ムーニー、クリフ・カーティス、ニール・ジャクソン、リー・シャオルー、コリー。ストール、スコット・マイケル・キャンベル、マギー・シフ原題:Push(「押しやる」)お薦め度「光と闇の能力者」★★★(60%)
2020.09.13
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「男はつらいよ」第一作を見た。ようやく見た。見るかどうか悩んだが、見た。見てみるとても内容てんこ盛りの作品だ。寅さんの恋だけでなく、寅さんの帰郷と出奔、さくらと博の恋、そして結婚式。寅とさくらの生い立ち、博の生い立ちという、今となっては知りえないことを知れたいい機会になった。これだけの見どころがあれば大ヒットしたのだろうと容易に想像はつく。ゲンコウ(源吉(佐藤蛾次郎))があまりに若く、見知ったゲンコウとは思えないくらいの若さに驚く。寅さんのトレードマークのスーツもまだ決まっていなかったようで見慣れない上着だったのが終盤、定番となった上着にかわっていた。この変化は何を意味するのだろう?とにもかくにも第一作を見た。鑑賞記録にしかと記したい。1969年/日本/91分/G監督:山田洋次原作:山田洋次脚本:山田洋次、森崎東出演:渥美清、倍賞千恵子、前田吟、森川信、三崎千恵子、笠智衆、光本幸子、佐藤蛾次郎、津坂匡章、志村隆お薦め度「男はつらいよ」★★★★(80%)
2020.09.13
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映画館で見てから40年ぶりにNHK-BS放送を録画して見た。久々に見たレナード・ホワイティングとオリビア・ハッセーの若々しさも今の私には感じられず、長い年月を過ごした結果、柔らかい肌が年老いてゴツゴツの硬い皮膚になるように、柔らかかった頭も固くなってしまったのか。それとも、あまりにもたくさんの経験を積んできて、今さらながらこの二人の受難の事件に動じなくなってしまったのか、涙一つ流さなかったことに、号泣した40年前との自身の違いに驚いた。今回、この作品を見て強く感じたことはいかに男が直情的で感情に左右される生き物であるかということ。そしてあまりにも身勝手あるということ。若さゆえの思慮のなさも描かれている。これはシェイクスピアも描いているであろう、ロミオは恋を渇望していた若者であった。冒頭で失恋し、恋人のいない自分に自信を無くしていた。そして、仮面舞踏会で出会った美少女と恋に落ちる。直情的に彼女を求め口づけをする。対し、ジュリエットはロミオの視線、目力に射抜かれたように虜となりロミオに一途になる。恋に生きる彼女はすべてにおいて貪欲である。ひたすらロミオを求め続ける。二人が頼った司祭が良くなかった。怪しい薬を用い、他人を欺く計略をおこなうことは神のしもべがすることではない。モンタギューとキャピュレットの諍いを治めたいのであれば、もっと有益な方法をとるべきであった。<ネタバレ>この悲劇の原因はロミオそのものである。無理に見せかけの決闘を止めようとしたことが発端だし、それにより事故で親友マキューシオが死んでしまったとしても恋人ジュリエットがあるならば、そのいとこティボルトを殺める決闘をすべきではなかった。この点ではハムレットのような迷いや思慮深さはない。その場に反応するあまりに感情的であった。ロミオはその直情さゆえにラストで毒をあおって死んでしまう。ジュリエット亡き後、自分の生きるよすがはないものと。初めての恋を散らした若者らしい反応だ。これによりジュリエットも剣にて今一度命を落とすことになる。このクライマックスによりて純愛の悲劇として結実した。初見の時には14歳のジュリエット(16歳のオリビア・ハッセー)が胸をあらわに映し出されたことに驚愕した。今回しっかりと見てみると胸は映し出されるが乳首が映るのは一瞬である。それにしてもよくぞ演じきったといえるベッドシーンである。恋に夢中になる若者をオリビアは見事に演じきっている。また16歳だという若さがしわもしみも無い美しい肌を映しているのがまさに美しかった。彼女こそジュリエットである。また、レナード・ホワイティングもロミオであるべきロミオであったと思える。シェイクスピアの世界観を映像化した作品として見るべき作品である。ニーノ・ロータの音楽よ永遠に。1968年/イギリス・イタリア・アメリカ/138分/監督:フランコ・ゼッフィレッリ原作:ウィリアム・シェイクスピア脚本:フランコ・ゼッフィレッリ、フランコ・ブルサーティ、マソリーノ・ダミコ出演:オリビア・ハッセー、レナード・ホワイティング、マイケル・ヨーク、ジョン・マケナリー、パット・ヘイウッド、ロバート・スティーブンス、ポール・ハードウィック、アントニオ・ピエルフェデリチ、ロベルト・ビサッコ原題:Romeo ando Julietお薦め度「ロミオとジュリエット」★★★★(80%)
2020.09.13
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「VIVA!公務員」という題名、そして、この内容。なんとも痛快な映画だ。ジローラモのようにイタリア伊達男という容姿ではないにしろ、ある意味流行りの坊主頭。そして仕事しない(?)公務員大好きであるだけに退職勧告されて僻地に追いやられても断固として辞職しないことで巻き起こる喜劇(?)は笑える。北欧の社会福祉万全の国に住んで文化と発想の違いに俺は間違っていたのかと自問自答する様が言いえて妙(笑)!楽しめる作品で、大いにケッコウ!コケコッコー!で主役はケッコというおっさん。ぜひ見て、笑ってください。2015年/イタリア/86分/監督:ジェンナーロ・ヌンツィアンテ原案:ツカ・メディチ、ジェンナーロ・ヌンツィアンテ脚本:ツカ・メディチ、ジェンナーロ・ヌンツィアンテ出演:ケッコ・ザローネ、エレオノーラ・ジョバナルディ、ソニア・ベルガマスコ、マウリツィオ・ミケリ、ルドビカ・モドゥーニョ、ニンイ・ブルスケッタ、パオロ・ピエロボン、アッズッラ・マルティーノ、リノ・バンフィ原題:Quo vado?(「どうすればいいの?」)お薦め度「Viva!公務員」★★★★(80%)
2020.09.12
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映画を見始めた時に名作として挙がっていた作品。白黒イタリア映画。この度、NHK-BSにて放送されたのを録画して鑑賞。第二次世界知戦後のイタリアで電車の運転手をしている男とその家族の物語。クリスマスイブの日で始まり、翌年のクリスマスイブの日で終わる。当時のイタリアの家族を鉄道員を通して、映し出す。<ネタバレ>50代の夫婦に小学生の幼子、長女、長男はすでに成人のようだ。特急を運転できるほどのエリート運転手であったが、投身自殺者を轢き、続いてのあわやの電車事故の回避。ストライキ破り、などなど。職場仲間や飲み仲間との亀裂。家族も、身ごもった娘を結婚させたり、博打にはまり無職の長男、そして健康問題と問題山積状態で家族とろくに話も出来ず、一家離散状態となる。時が解決するのか、出戻ってみると仲間は受け入れてくれた。そして迎えたクリスマス・イブ・・・。血気盛んで陽気なイタリア人。剛腕で有無を言わせぬ男気は当時ではあたりまえか。名作といわれたものを見られた幸せ。1956年/イタリア/115分/監督:ピエトロ・ジェルミ脚本:ピエトロ・ジェルミ出演:ピエトロ・ジェルミ、エドアルド・ネボラ、ルイザ・デラ・ノーチェ、シルバ・コシナ、サロ・ウルツィ、カルロ・ジュフレ、レナート・スペツィアリ原題:Il Ferroviere(「鉄道員」)お薦め度「鉄道員」★★★★(80%)
2020.09.06
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レイチェル・マクアダムスが大好き。「きみに読み物語」を見て以来。2014年11月22日に新宿で鑑賞したが、とてもいい作品であったが、主人公がぱっとしない男性だったので、絶賛するほどではなかった。昨今始めたTwitterでこの「アバウト・タイム」が取り上げられるのを見て、そんなに良い作品だったのかなぁ、と思うのだが、内容を思い出せず、本日ようやく見てみた。Amazonプライムビデオで。当時、気づかなかったであろう点がいくつもあるような気がしてきた。それは、映画の中で主人公が初めての人生では失敗したり、対応できなかったことが、起こる出来事がわかっているので心構えして対応出来たるようになることと似ている、気がする。さて、映画館で見て以来、6年ぶりの鑑賞。レイチェル・マクアダムスしか知らず、マイナーな俳優ばかりのキャスティングと思っていたが、今を時めくマーゴット・ロビーは出演しているし、リンゼイ・ダンカンは著名舞台女優で映画でも活躍、ビル・ナイは「人生はシネマティック!」で認識したが、数々の映画に出演したベテラン俳優だし、トム・ホランダーは舞台から映画までこなす名優だし、主役のドーナル・グリーソンは抜擢された感じはあるが脇役で研鑽を積んだ二世俳優だ。イケメンでないところがキャスティングの条件のような気がしたが、わずかにイケメンだと思っていた自分だが、ひょっとするとドーナル・グリーソンよりもブサメンなのかもしれない。(と映画を見ていて思えた)リチャード・カーティス監督は「イエスタデイ」もとっているんですね。こちらもTwitterで評判なので見なきゃなりません。さてさて、作品ですが家系的に男性のみが過去へのタイムトラベルができるという能力を持つという不思議な物語。ダサクて女性にもてない君がその能力を駆使して恋を成就し、人生も幸せに暮らせる。といったところ。<ネタバレ>ネタバレと書いたが、それほど大したものでは…。この作品を見て、いや、見直してショックなことが。初見ではわからなかった、いや、感じえなかったことをいろいろと感じてショックだった。経験を積んで知ったともいえるが、それだけではないような気もする。一番ショックだったのは、主人公二人が、毎日毎日手に手を取って電車通勤する、その駅通路でのバンドの前での別れのシーンの繰り返し。毎日毎日、服装はかわり、時には乗り遅れ。微笑ましく、愛にあふれたシーン。それを見ながら自身を振り返り、恋人との楽しい交際の思い出なんてなかったので、その思い出が自分になないことでとてもとても悲しい気持ちになった。(恋人そのものがいなかった)見ている者の境遇によって作者が意図しない感じ方をしてしまう。それを実感した次第。ラスト。タイム・トラベルで過去に戻り、やり直すことよりも、未来から来たものとして今を生きることの方がよほど大切だと悟った主人公。平凡でもいい、今を精いっぱい生きる。それが人生、それが幸せ。2013年/イギリス/124分/G監督:リチャード・カーティス脚本:リチャード・カーティス出演:ドーナル・グリーソン、レイチェル・マクアダムス、ビル・ナイ、トム・ホランダー、マーゴット・ロビー、リディア・ウィルソン、リンゼイ・ダンカン、バネッサ・カービー、トム・ヒューズ、ジョシュア・マクガイア、ウィル・メリック原題:About Time(「時について」)お薦め度「アバウト・タイム 愛おしい時間について」★★★★(80%)
2020.09.06
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1982年2月1日、大阪の戎橋劇場という名画座で「アラビアのロレンス」を見ている。眼前に広がるスクリーンの中の砂漠の黄色い壮大さに感嘆した記憶がある。今回NHK-BSの4K放送を録画していたものを見た。ただし、テレビは4Kでないし大きさも40インチはない。それゆえ広大な砂漠を見たけれど体感するほどの印象はなかった。暗闇で見つめるスクリーンの大きさに思いをはせた。フィルムは70ミリの作品である。さて、この作品は長尺で227分、3時間47分の長さである。オペラのように序曲から始まり、延々と5分ほど演奏だけのイントロダクションがある。途中、インターミッションがあり、後半が始まるまで同様に演奏だけが行われる。襟を正して、正装でもして見なければならない格式のある感じである。庶民の娯楽である映画が重厚さを求めた時、このようなスタイルになり、一時期流行したのかもしれない。この作品はアラビア半島におけるオスマントルコの支配から第一次大戦のさなか脱却しようとしたアラブ民を中心に描いている。ロレンスの行動は常軌を逸しており、その反面奇跡と呼べる勝利をもたらして英雄となる。軍人としての苦しさ、政治に惑わされてしまったり、トルコ軍からの懲罰で人が変わったようなところも描かれている。一人の人間がなしえたこと、なしえなかったこと。映画が映画として物量質ともに世界の芸術として頂点であったころの傑作となった作品。38年ぶりに見直して見ると、気づかなかったことも多い気がした。<ネタバレ>オーニングがオートバイに乗るロレンス。快速で一本道を飛ばしていたところ不意に現れた自転車に乗っていた二人の少年を避けようとして事故にあう。彼の葬儀で新聞記者が弔問客にインタビューしていた。時はさかのぼり、イギリス陸軍に従軍していたロレンスはアラブ局に転属し、王子フェイサルに会うべくラクダに乗って砂漠を渡る。トルコ軍から敗走する王子に、要所である港湾都市アカバの攻略占拠を進言する。ロレンス自ら50人を率いての決死隊でネフド砂漠を渡る。アカバ近くの部族と遭遇。もてなしを受ける。この時の部族が迎える馬のひづめの足音がラクダにはないもので、その響きがアメリカインディアンの響きと似ていた。後日、アカバに向かう部族を見送る女たちの『ア、ワ、ワ、ワ、ワ』という大きく開けた口に手を当てて発生する声は、アメリカインディアンとそっくり同じものであった(と思う)。中東とアメリカ、数万キロも離れているのに似ているのは狩猟民族として通ずるものがあるのかもしれない。不思議だ。アカバは、手薄の内陸から攻める電撃攻撃にて陥落した。この成功によりロレンスは英雄となり、昇進した。ロレンスはこれまで、砂漠で命を助けたアラブ人を部族間争いのしきたりで暴動が起きないために射殺し、流砂でアラブ少年を亡くし、その後、爆薬の信管の事故でアラブ少年を殺害するという辛苦を味わった。また、トルコ軍内偵でとらえられ、背中にムチをあびるということもあった。アラブ人にアラブを与える大義のために戦うロレンスはダマスカスをトルコ軍から解放した。しかし、部族の寄せ集めに過ぎないアラブにまとまりはなく、統治できずに、アラブ部族は帰郷する。後から到着したイギリス軍とフランス人と王子らの政争の外に出されたロレンスにはなすすべもなかった。ロレンスがアラブ人にオレンスと呼ばれ、またエル・オレンスと親しまれたのは、なにゆえだろう。”ロ”の発音がしにくいのだろうか。ロレンスのアラブ時代が描かれた作品である。地平線があり、いや地平線しかない景色に影が揺らぎ始めだんだんと大きく、ついには人影となり、人として現れる。そのシーンはまわりに何もないだけに驚嘆に値する。ひきの映像での数多くの人員も、広大な砂漠でらくだが足跡をつけていくシーンも寂莫と壮大さを感じさせ、しびれた。ロレンスを演じたピーター・オトゥールは今はなく、フェイサル王子を演じたアレック・ギネスも、アンソニー・クインもオマー・シャリフも今はない。皆、名優となった人たちばかりだ。1962年/イギリス/227分/監督:デビッド・リーン原作:T・E・ロレンス脚本:ロバート・ボルト出演:ピーター・オトゥール、アレック・ギネス、アンソニー・クイン、オマー・シャリフ、ジャック・ホーキンス、ホセ・ファーラー、アンソニー・クエイル、アーサー・ケネディ、ドナルド・ウォルフィット、I・S・ジョハー原題:Lawrence of Arabiaお薦め度「アラビアのロレンス」★★★★★(100%)
2020.09.05
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